俺と白州の365日 【腐向け】

涼ノ木 @suzunokinoki

コンビニでの一件から倉持との会話が増えた。まさに元ヤンというような風貌のせいで第一印象こそあまり良いものではなかったが、日頃の真面目な練習風景や数度の会話からでも悪い奴ではないということはわかる。距離感を掴むのが上手いのだろう。倉持と過ごす時間は案外心地良い #俺と白州の365日

ゆか @yukatan801

① 「白州のバカっ大嫌い！」 そう言い捨てて駆けて行く倉持の背中を呆然と見ていた。好きとは言われ慣れてているけど、嫌いと言われたのは初めてだな…。何が悪かった？話かけてくるのに適当に相づちを打ったからか？まとわりつくあいつを軽くあしらったからか？何にしても、結構堪えるものだな。

ゆか @yukatan801

② 俺はあいつに甘えすぎていたのか…。好きだと言ってもらうのは当然なんかじゃないんだ。お互いを大切にする、当たり前の事を疎かにすれば倉持だって愛想を尽かしてしまうかもしれない。そんなことを失念していた。いや、あいつの想いにに胡座をかいていたんだ。 倉持を失うのは、イヤだな…。

ゆか @yukatan801

③ だったら、動け。逃げてしまった倉持をしっかり捕まえて謝って。俺もちゃんと好きなんだと目を見て伝えて赦しを乞おう。あいつが赦してくれたなら今度こそ間違わずに大切にする。俺は決意して寮を飛びだした。 扉の外に踞り涙を溢す倉持を掻き抱いたのはそのすぐ後だった。 #俺と白州の365日

ひーさん @rn_aofd

①コンコンっとノックをするも部屋の明かりがついているのに反応がない。割とよくあることなので気にせずドアを開ける。そこには予想通りベットの上で音楽を聴きながら雑誌を読んでいる白州がいた。気付かれないようそっと近づき驚かせようと思い忍び寄っていく。 #俺と白州の365日

ひーさん @rn_aofd

② もう少しという所で急に振り向き腕を引かれ胸に倒れこむ。「うわっ!!なんだよ、気付いてたのかよ。」白州の顔を見上げる。「あぁ、お前の匂いがしたからな」そういって頭を撫でてくる。「ひゃはっ！なんだよ匂いってそんなに俺匂うのか？」 #俺と白州の365日

ひーさん @rn_aofd

③自分で匂いを嗅いでみるがよくわからない。 「恋人の匂いだからな。すぐ気付くんだよ」「っ!!そ、そうかよっ」そんなことを言って見つめてくるもんだから、恥ずかしくなって白州の胸に顔を埋める。 #俺と白州の365日

ひーさん @rn_aofd

④くんっと匂いを嗅いでみると、嗅ぎなれた白州の匂いに包まれる。あぁ、この匂い落ち着くんだよなぁっと思いながらそっと目を閉じ、白州の同じように思ってくれてたらいいなと思う。 #俺と白州の365日

レイコ🦀まと @loony_tunes_r

台風が近づいてるせいで、今日明日の練習はなくなった。突然のオフにやることをなくした俺は、授業の復習を始める。すると、「よー白州！ゲームしようぜ！」倉持は外の風の音に負けない位大きい声で部屋へ入ってきた。「…今日くらい大人しくしてろ」「は？意味わかんねえ」 ＃俺と白州の365日

涼ノ木 @suzunokinoki

白州から借りたCDを返して、ついでにそのままコンビニへ。適当なお菓子を購入し、レジ前の誘惑に負けた俺たちはそれぞれあんまんと肉まんを手に帰路に就く。その後は部屋でのんびり。最後に、俺が白州に漫画を貸して次の返却日。なんとなく、そんなサイクルが出来上がった。 #俺と白州の365日

涼ノ木 @suzunokinoki

倉持はプチシリーズが好きらしい。特にチョコクッキー。安くて美味しい安定のプチだそうだ。それで、肉まんより餡まん派。たまにピザまん。苺好きと聞いた時には予想外すぎて吹き出した。変な習慣のおかげで好みに詳しくなったが、彼の誕生日プレゼントには悩まなくて良さそうだ #俺と白州の365日

ゆか @yukatan801

① 「白州っ、ちょっとコレかけて？」どこから持ってきたのか倉持が俺にメガネをかけた。途端にくらりと回る視界。「倉持、何なんだ？」「あ、これな御幸のメガネ」奪ってきちゃった～ひゃはは、なんて笑ってる。成る程、御幸の物か通りで度が強い。「それで何がしたいんだ？」「んー？実験。白州…」

涼ノ木 @suzunokinoki

「しらす、すっげぇ、さむい」(体育前) #俺と白州の365日 pic.twitter.com/UkCnDlRs9J

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涼ノ木 @suzunokinoki

もふもふもふ 「……」 もふもふもふもふ 「………楽しいか？」 「なんか犬っぽい」 もふもふもふ 「…そうか」 「おう」 もふもふももふもふもふ 「なぁ、あいつらホントなにやっとるん？」 「ほっとけゾノ、じゃれてんだよ」 #俺と白州の365日

ゆか @yukatan801

風呂上がりに白州に捕まった。足の間に座らされドライヤーで髪を乾かされる。何でと思いながらも身を任せていれば、温風が止んだ後に頭に押し付けられたのは白州の頬。「お前だって猫っ毛じゃないか…」俺が、白州の頭って柴犬みたいにもふもふって言った事、根に持ってたのか。 #俺と白州の365日

ゆか @yukatan801

② 倉持は俺の首にするりと腕を回すと、ちゅっとリップ音をたて唇を重ねてきた。「何なんだ、突然…」「キスの時さ、メガネって邪魔になんないのかなって思って」だから実験してみた。「ひゃは、首を傾ければ大丈夫だったな」「まったく、お前は…」可愛い過ぎて、本当に困る。 #俺と白州の365日