ライスのアニメ感想.Ex #13:ハピネスチャージプリキュア!備忘録

テリー・ライス @terry_rice88

裏を返せば、それだけ冒険的なことをしてたんだと思う。こういう物語を女児向けアニメでやること自体がかなり綱渡りであり、色々配慮すべきところを配慮したから、突き詰めが足りなくもなっているし、そこに東映のスタッフリソースの問題も絡むと相当に厳しかったんじゃないかなあと邪推してしまう。

テリー・ライス @terry_rice88

だからねえ、鏡に映ったラブリーと、鏡の前にいるめぐみは光と影であり、別の存在であるという矛盾が最後まで解消し切れなかった、というよりそこを多分放置というか変に重ね合わせなかったのが面白いところでもあり、問題点でもあるんだよなあ。作品自体はシンプルなんだけど構造はむっちゃ複雑。

テリー・ライス @terry_rice88

めぐみに感じられるある種のとっつきづらさは、キャラがぶれているという以上に変身前と変身後の姿が重なり合ってないのが非常に難点で、ラブリーの問題点がめぐみの問題点に重ならないから、そこで物語が積み重ならない事。

テリー・ライス @terry_rice88

しかし、最終回が初回の雰囲気から180度変わってるというのも面白い仕掛けだと思いますし、方向性が定まってなかっためぐみの生き方が一本筋が通る辺りとか、そういうところは非常に楽しかったし、めぐみに感化されて、成長するひめとかいおなとかは見てて楽しかったなあと。

テリー・ライス @terry_rice88

男性のペシミスティックな感覚を女性が抱擁するという感覚は同時多発的なものを感じるなあと。一組の男女を支えあうのは結局、「愛」であり、それは社会やコミュニティ、仲間や家族にも波及するものって言う描きはハピネスチャージプリキュアではずっと一貫してたことだと思う。

テリー・ライス @terry_rice88

何に愛を向けるかは人それぞれだけど、そこは素直に出していいんだよって言う。なかなか難しいけどね。自分はハピネスチャージプリキュア、物語上の不備や欠点はあるけど、やっぱり好きなシリーズだったなあと改めて思います。