テドカイ＋テドイアでオメガバース

大崎巧実 @mboxtw

とりあえず前提設定。 かさねーずはα、カイトとイアがΩ。そしてΩ性のみがα性を産める。 だから最下層のΩだけど、その点だけでいえば優遇される。 そしてそれを嫌がるのがカイトで、受け入れてるのがイア。

大崎巧実 @mboxtw

オメガは男女ともに妊娠が出きるってのがオメガバースの設定だから、この話のカイトは子供産めるわけなんだけど、アルファの子を産まされるってのが気に入らない。 身体は仕方ない。けど、産むかどうかは選びたい。 好きな人がいいって事。

大崎巧実 @mboxtw

イアはアルファを産めるのがオメガの自分だけ。だから凄いことだ、って信じてる。 支配層であるアルファに支え、彼らの子を産む。それがオメガ性を持って産まれた自分の役目だって。 だからカイトの憤りはイアにはわからない。

大崎巧実 @mboxtw

オメガは三ヶ月に一度、発情期に入る。 番のいないアルファを無差別に誘うその時期に、カイトは何度もアルファに犯されかけてるから凄いアルファが嫌い。 テッドさんもアルファだけど、彼は特別。何故ならテッドさんこそ番だと信じてるから。

大崎巧実 @mboxtw

オメガとアルファにはたった一人だけ番となる相手が存在する。 本能が決めるその相手を、カイトはテッドさんに感じた。 けど、実は同じものをイアも感じてたのです。 二人ともテッドさんを運命の番だと信じてる。 しかし、テッドさんは拒絶するけど。

大崎巧実 @mboxtw

オメガの発情期は、アルファと番になれば無差別に誘わなくなる。 だから二人はテッドさんに番になってほしいんだけど、テッドさんは嫌がるのです。 番を作るつもりはない、って番になって、ってお願いする二人を突っぱねる。

大崎巧実 @mboxtw

どこまで語ったか忘れたが……とりあえずカイトの話から。 カイトがアルファ性が大嫌いな理由は何度か犯された事があるから。 独り身のアルファを無差別に誘う、オメガの発情期。その時に物凄いトラウマ植え付けられた事があったのです。

大崎巧実 @mboxtw

オメガ性の発情期は１０代後半から。だから大体中学～高校でオメガの発情期が始まる訳なんだけど、カイトも発情期が始まって少ししたあたり。 まだ最初の頃だし身体も押さないから抑制剤も弱いのしか使えてなかったわけだ。 あと周期も検討付かなくて失敗することもあった。

大崎巧実 @mboxtw

大人になった今では発情期が来る前兆もわかるし、抑制剤も強い物飲んでるから発情期の時に手当たり次第誘うようなフェロモンはもう出さなくなってるけど、その頃は何度か失敗して襲われてた。 で。男のオメガはそもそもの身体の作りが違うから変な好奇心も誘われるわけだ。

大崎巧実 @mboxtw

『男性』の中で唯一オメガ性を持つ物だけが体内に子宮のような生殖器を持ってる。だから男のオメガだけは妊娠することが出来る訳なんだけど、その所為で犯すと凄い気持ちいいらしいって変な噂もあったりするわけだ。 そもそも最下層のオメガはかなり蔑まれてる存在で。

大崎巧実 @mboxtw

それを恐れてカイトもオメガ性である事はひた隠しにしてた。ずっとベータ性だと偽って生きてた。 男の子達が口さがなくする卑猥な噂。その中にオメガの事も含まれてたから、カイトは怖かったわけだ。自分がそのオメガだと知られたらどうしようって。

大崎巧実 @mboxtw

そもそもアルファと同じく絶対数の少ないオメガだから、身近にはいないだろうって思うからこそそうやって噂になる。 憶測とか妄想とか入り交じったそれらを平気で話せちゃう。 カイトはあまりそう言う話に混ざりたがらなかったけど、やっぱり男の子の中にいるからそう言うのは聞こえてくる。

大崎巧実 @mboxtw

で、カイトがオメガだとばれるのは発情期の性。 アルファを誘うフェロモンを過剰に出すこの時期はベータも誘われる時がある。 その所為で噂が本当なのか試してみようぜ、ってなっちゃったわけです。 当然犯されたくなくてカイトは逃げるけど、発情期中のオメガはろくな事が出来ない。

大崎巧実 @mboxtw

オメガの社会的地位が低いのは、発情期中の一週間は生殖行為以外が出来なくなるってのが一番の原因で、普段よりも身体が動かなくなるし苦しいしでカイトはろくな抵抗も出来ずに捕まっちゃうわけだ。 見下される存在のオメガだから、やっちまえって感じで抵抗もなく。

大崎巧実 @mboxtw

その時、何人かの男達に押さえ付けられた状態で、カイトは暴言を聞くんですね。オメガだから犯したって問題はない。だってこいつらはそれが仕事だろ、って。 オメガは『繁殖の為の性』と呼ばれ。蔑まれる。そしてカイトはその言葉が物凄く突き刺さって今でも忘れてない。

大崎巧実 @mboxtw

何故、『オメガ』が存在するのか。 本当に繁殖の為だというのなら、どうして心なんかあるのか。本当にただの動物であったなら良かったのに、って。 誰かに恋をしても、運命の番いと出会ってしまったら叶わない。すべてをアルファに縛られる。それがカイトにとって疑問だった。

大崎巧実 @mboxtw

番いを選べるのもアルファで、オメガを孕ませる事が出来るのもアルファで。 アルファの為だけに存在するオメガに疑問を持ち、そしてそれに反発する。 自分はアルファの為に生きてるんじゃない。自分の意思で好きな人を見付けたい、そう思ってる。

大崎巧実 @mboxtw

もう一つ。カイトがアルファを嫌う理由が家族の事。 実はカイトは家でしてテッドさんちに転がり込んでる。誰も探しに来ないのは話し合った末の家出だったから。 原因はミク。クリプトン兄弟のなかで、ミクだけがアルファ性だった。

大崎巧実 @mboxtw

５兄弟の中で、リンレンはベータ。そしてカイトがオメガでミクがアルファ。 ついでに言えばうちのミクはブラコンこじらせた果てにカイトが好き。 ミクの性別が女性のアルファだと知って、一番困ったのが年長組だった。 だってすでにオメガのカイトが居る。

大崎巧実 @mboxtw

このまま何事も無ければ、ってカイメイの二人は思ってたけど無事には済まなかった。 お兄ちゃんお兄ちゃんってくっついてくるミクの行動がどんどん可笑しくなっていくわけだ。 お兄ちゃんが好きって。ミクの番になってって言い始める。 それにカイトは拒絶した。

大崎巧実 @mboxtw

オメガのカイトには決定権がない。だからアルファのミクにとどめを刺されないようにひたすら逃げるしか出来なかった。 ミクは可愛い妹で、それ以上でもそれ以下でもない。だから番にはなりたくない、それがカイトの言い分。恋人にはなれないよ、って。 でもミクはあきらめてくれない。

大崎巧実 @mboxtw

一番困るのはカイトの発情期の時。当然アルファのミクは誘われる。 女性のアルファは男性のオメガとは全くの逆で、精巣を持ってる。だから下手すればカイトがミクの子供を孕まされるという自体に陥ってしまうわけで（笑） 流石にそれだけは勘弁したいカイトは必死に逃げるｗｗｗｗ

大崎巧実 @mboxtw

「駄目だよみーちゃん」って何度も何度も説得するんだけど、ミクは聞く耳を持ってくれない。「大丈夫、子供は私が産むから！」って明後日の方向。 そして狂っていく妹に、カイトは絶望していくわけです。 アルファであると言うだけで、こんな風になってしまうのか、って。

大崎巧実 @mboxtw

カイトは『アルファ性を持つ人』が嫌いなんじゃなくて、『アルファ性』そのものを嫌ってる。 だから普通の時のミクは可愛いし、テッドさんも好き。本能に振り回されるそれらを見て、カイトは物凄いショックを受け続けたわけなんですよ。 そうして、アルファそのものを嫌いになる。

大崎巧実 @mboxtw

で、これ以上一緒には暮らせない、ってめーちゃんと相談して家を出ようって思ったわけです。 ごめんね、ってめーちゃんに言うんだけど仕方ないって。出来れば兄弟５人でずっと暮らしたかった。でも、無理だったから。 けどそれにミクは納得しなかったけど。