提案

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りえこ @eighter_rieko83

238 部屋の中が、8人から一気に2人だけになって、さっきまでの賑やかさが嘘のよう。 安田「やったー!なんか    2人になれたぁ♪あはは!」 彼が笑顔で言った。 みんなと一緒に帰るものだと思っていたので、これはかなり嬉しい展開。 友人がウチに来て、10日ほど。

2014-09-24 23:31:55
りえこ @eighter_rieko83

239 彼とせっかく気持ちを確かめ合えたのに、全然会ってなかった。 だから、彼がこんなふうにはしゃぐ気持ちはよく分かる。 私だって同じ。 本当は抱きついて甘えたいんだけど、まだ恥ずかしくって、素直にそうできない私。 隣に並んで座ってた彼がこっちを向いて、私の身体も自分へ向けた。

2014-09-24 23:32:13
りえこ @eighter_rieko83

240 向かい合う形になって、更に身体を引かれて大好きな顔が目の前に。 安田「しぶやんに感謝やな♪    今日はもうキスもできへんて    思ってたんやけど。」 至近距離で、ちょっと低い声で、見つめられてそう言われると、うまくしゃべることができない。 呼吸もうまくできない。

2014-09-24 23:32:41
りえこ @eighter_rieko83

241 私 「あの、ね、しょーちゃ、」 ある提案を告げる前に口を塞がれた。 頭と腰を、支えるというより、強く引っ張られたような感じ。 そのまま床に押し倒されてキスは続く。 初めから激しいキス。 ますます呼吸するのが難しい。 このまま……でも、今日は…。 △△も帰ってくるし…。

2014-09-24 23:33:00
りえこ @eighter_rieko83

242 でも、止めてっていうのも言えないくらい激しい…。 頭では無駄だと分かってるけど、手を彼の身体に強く押し当てて、小さな抵抗。 キスだけなのに…だんだん気持ちよくなって…頭がボーッと痺れてくる感じ。 もう身体に力が入らなくなって、抵抗する気も失せる。 彼の手が胸の膨らみへ。

2014-09-24 23:33:22
りえこ @eighter_rieko83

243 服の上から包まれたのが分かった。 そして、彼の唇が、私の唇から離れ首筋に触れた。 私 「ん…しょーちゃ、」 やっと声を出すことができた。 提案を話すなら、今しかないと思った。 私 「しょーちゃん?」 彼は何も言わず、今度は耳を刺激。 私 「しょーちゃん…!」

2014-09-24 23:33:53
りえこ @eighter_rieko83

244 安田「・・・何?」 やっと返事をしてくれたけど、彼の唇は耳や首筋を刺激し続ける。 私 「ねぇ、△△が    帰ってきちゃうよ…。」 安田「まだ来んって。」 私 「…でもっ、」 安田「ここじゃイヤ?ベッド行く?」 私 「ん…ダメ…。」 安田「ムリやって。」

2014-09-24 23:34:09
りえこ @eighter_rieko83

245 私 「ね…、今度…、近いうちに、    しょーちゃんのおうちに…、    泊まりに行ってもいい?」 言い終わるとほぼ同時に彼の動きが止まって、顔を上げて私の顔を見た。 安田「え、なんて…?」 私 「お泊まり…ダメ?」 安田「…来てくれるん?」 私 「ん…。」

2014-09-24 23:34:27
りえこ @eighter_rieko83

246 安田「え、ホンマに?」 私 「△△がそう言ってくれたの。    そうしたらって。私は大丈夫    だからって。」 安田「・・・・。」 黙ってしまった彼。 ふっと泣きそうな顔をして、痛いくらいに抱きしめられた。 安田「ごめん…。」 私 「えっ?」

2014-09-24 23:34:40
りえこ @eighter_rieko83

247 安田「…そんなん考えとって    くれてたんや…?」 私 「…うん…。」 安田「ごめんな…なんか    俺ばっかり…とか、そう…、」 私 「私だって、一緒にいたいって、    いつも会いたいって    思ってるよ?」 彼の背中に手を回して、私もギュッてした。

2014-09-24 23:34:52
りえこ @eighter_rieko83

248 安田「んーっ、ありがとぉ。」 私 「ふふ…。」 安田「ふは、もーぉ、○○~!」 私 「なぁにぃ?」 安田「スッキやでぇ~!」 さっきまでとは違って、すっかりかわいくなっちゃった彼…。 まるで別人だけど…、どちらの彼も好き。 1時間なんて、あっという間………。

2014-09-24 23:35:02