横山裕　２

りえこ @eighter_rieko83

横山裕　１ 玄関を開けると、彼女が勢いよく飛びついてきた。 □□「おかえりー、きみくん！」 横山「おま、来るなら一応 　　　連絡しろ言うたやろ。」 知っとったらもっと早よ帰ってくるし。 横山「今日飲んで帰るって… 　　　遅なるて教えとったやん。 　　　そやのに来たん？」

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横山裕　２ □□「今日はどうしても 　　　会いたかったの！！」 そう言って、腕を首に回してキスしてきた。 横山「お、おまっ、」 □□「ね、早くお風呂入って？」 なんやねん、今日のコイツ…。 なんか様子がおかしいぞ！ 妙に色っぽい目つきしとるし…。 と、とりあえず風呂…。

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横山裕　３ 彼女の言うこと聞くフリして、 自分を落ち着かせる為に逃げるように風呂に入った。 あんな積極的な感じ、初めて見たぞ？ もしかして、なんかあったか？ 髪乾かしてリビング行くと、彼女がソファーに座ったまま振り返った。 そして、自分の隣をポンポン叩いてニッコリ笑った。

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横山裕　４ 促されるように隣に座ると、テーブルの上の飲み物が目に入った。 横山「もしかして飲んでんの？」 □□「きみくんも飲んで 　　　来たんでしょー？」 そか、俺も飲んでるから、彼女の酒の匂い気づかんかったんか。 □□「きみくんも飲むぅ？」 横山「や、もうえぇわ。」

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横山裕　５ □□「じゃ、お水かなんか飲む？」 横山「おん…。」 持ってくるーって台所に行った彼女。 結構酔ってるんか？ そんな弱なかったはずやけど…。 もう、めっちゃ飲んでるんか？ 水を持って来た彼女の顔を覗き込む。 やっぱり、そんな酔ってる感じもせぇへんけどなぁ…。

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横山裕　６ 横山「どれぐらい飲んだん？」 □□「チューハイ２本目。」 やっぱ、そんな飲んでへんわ。 横山「なんかあったん？」 □□「え？なんかって？」 横山「なんか…、」 □□「ね、もうベッド行かない？」 横山「はぁ？眠いん？」 すぐ寝るんやったら、何の為…。

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横山裕　７ □□「全然眠くないよ？」 上目遣いな彼女。 眠くないけどベッド行こうって、もう…それしかないやん…。 横山「な、なんやねん、 　　　どないしてん！」 思わず慌ててしまう。 そんな俺にはお構いなしに、テレビをすぐ消して、「行こ」言うて俺の手を引っ張る。

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横山裕　８ 拒否る理由もないし、むしろ、ちょっと嬉しい俺は引かれるままついてく。 一緒にベッドの上に向かい合って座る。 □□「新しいの買ったんだ、見る？」 首もとが少し緩くなったＴシャツを引っ張って、ブラヒモをチラリと見せて、へへって笑う。 横山「…見る。」

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横山裕　９ Ｔシャツ脱がしたら、確かに初めて見るブラ。 横山「これ見せたかったん？」 □□「…見るだけじゃイヤ。」 横山「おま…ホンマどうしてん？」 □□「……発情期なの。」 横山「はぁ？なんやそれ。」 □□「女の子にはあるの！」 顔赤くして距離詰めてくる。

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横山裕　１０ □□「いや…？」 横山「イヤなわけないやろ。」 ただちょっと戸惑っとんねん。 横山「つか、今までこんなん 　　　なかったやん。」 □□「それは…我慢してたの…。」 横山「……そぉなん？」 思わぬ告白に再び動揺。 でも、やっぱり嬉しいわ。

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横山裕　１１ おかげでなんやスイッチ入ったし。 横山「これ、下もお揃いなん？」 そう言って短パンを脱がす。 恥ずかしそうにしながらも黙ってされるがままの彼女。 わざと舐めるように見て、羞恥心を煽る。 横山「ご希望通り見たけど？」 □□「…う、ん…。」

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横山裕　１２ 横山「次のご希望は？」 □□「え…。」 横山「ご希望通りに致しますよ？」 □□「…じゃ、…キスしたい…。」 返事はせんと、彼女の身体を引いてキスをした。 いったん離れてエロい顔の彼女を確認するように見て、もう一度、今度は舌を絡めてのキス。

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横山裕　１３ 彼女から声が漏れた。 「次は？」「触って？」 「次は？」「身体中にキスして？」 「次は？」「…好きなようにして？」 彼女の希望を叶えるようにしながら、自分の欲望をも埋める。 好きなだけ触れて、好きなだけキスをして、いつもより熱っぽくなった彼女に、俺も限界。

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横山裕　１４ 横山「そろそろ…最後のご希望 　　　聞きたいんやけど？」 □□「んっ…、き、きて…？」 なんか、もっとはっきり言うてほしかったけど…、もう待たれへんから、許したるわ。 一気にひとつになった。 激しく揺らして……最後、彼女は意識を飛ばした。

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横山裕　１５ 少しすると目を開けた彼女。 俺の顔を見て、顔を赤くして、それから顔が見えないように俺の胸に頭をくっつけた。 横山「ご希望には添えましたか？」 □□「…うん…びっくりした？」 横山「そりゃ、するわ。」 □□「イヤだった？」 横山「…イヤ、ちゃうわ。」

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横山裕　１６ □□「じゃ、好きだった？」 横山「なっ…！あほか！」 でも、ま、こんなんも、ええなぁ。 相手がお前なら、たぶん、なんでもえぇねん。 横山「来月は、どんなん 　　　やろうな…？」 □□「…ばか…。」 なんか新たな楽しみ増えたわ……………。