朝日出版社 第二編集部 (す さんによる 編集者・赤井茂樹さんにかんするつぶやき(2014.10.03)

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朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

9月30日、第二編集部編集長の赤井茂樹さん(@yoshinokuzu)が退職しました。30年間の勤務でした。私が赤井さんの仕事を知ったのはワイドショーで、樋口可南子さん写真集『water fruit』です。『Santa Fe』が世に出た日の、中2の校庭の朝礼を覚えています。

2014-10-03 19:08:38
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

(私の勝手な)予定より10年早い卒業に反対反対!と訴えましたが願い届かず。寂しくて残念でなりません。 1週間くらい前、会社エレベーターで「赤井さんいなくなるの、寂しいね。駄目よ、暴れなきゃ」と優しく声をかけられ、「ああー…暴れてはいませんね…」と答えたのですが、暴れて変わるかー笑

2014-10-03 19:10:50
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

退職した上司に向けて、ふつうは、「○○部長には、様々なことをご指導いただき…云々云々…あのとき、部長にかけてもらった言葉が、私の心の支えに…」みたいなことを言うと思うのですが、 そういうのは(他の人からもらったのは全部、覚えていますが)赤井さんのは覚えていないのですね。

2014-10-03 19:11:55
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

(私の記憶力は、すごく良いのですが)つまりそういうことではないということです。

2014-10-03 19:12:09
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

私は2000年に第二編集部に入り、2001年末に他部署に移り、2003年春に第二編集部に戻ってから現在まで、14年弱になるでしょうか。赤井さんと、そのくらいの期間、一緒に働いたのは、私だけです。(よりによってなぜ私?と申し訳なくなります。もうちょっと本読みの部下だったらね…)

2014-10-03 19:13:44
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

赤井さんとは、数えきれない回数の喧嘩を、疲れ果てるほどたくさんして(私が20代・赤井さん40代の時はお互い体力あるから、壮絶で超大変!)たいてい引き分けで仲直りして、喧嘩をしても関係性は悪くならず、しかし別に仲良いわけでもない、でも好きなんですね。

2014-10-03 19:14:56
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

そんな、非常に不思議な、他の人とは決して築くことのないであろう、一人対一人の関係でありました。他の人とは面倒だから無理!父親の次に喧嘩をした人が赤井茂樹さんじゃないかと思います。(父親とのケンカは内容が全然無いから、また違いますね)

2014-10-03 19:16:52
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

20歳年齢の違う、信頼している人と、底の部分での意見交換ができて、良いと思ったら参考に、違うと思えば、違うほうを選ぶ。相違については何度も話し合う。

2014-10-03 19:17:54
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

本を刊行してから数年経っても、「あれはこうすべきだった」「いや私はそう思わない」「×××」「×××」×3→「忙しいからまた今度…」と、意見交換したり。私(鈴木久仁子)と赤井さんは、そういうやり取りをしています。あんまり他ではないんじゃないかなとも思います。

2014-10-03 19:18:51
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

赤井さんは、知ってる人は知ってますが、けっこう性格が難しく(笑)屈折というのか、でも、そういうのは私には全然どうでもいいことです。屈折対バカな直線という、もしかしたら困った者同士なのかもしれません。上司と部下の関係を超えているのか何なのか、あてはまる言葉が見つかりません。

2014-10-03 19:20:55
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

自分が重いテーマの本を制作するときは、赤井さんがいるだけで安心感が得られ、本当に助かりました。もうすぐ仕上げなければいけない伊勢崎賢治さんの本もそうです。(赤井さんの母校の福島高校で連続講義を行ったのですが、私のせいで非常に遅れておりますが)

2014-10-03 19:21:48
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

加藤陽子先生の『それでも、日本人は「戦争」を選んだ』も、末井昭さんの『自殺』も、「中央公論」の「私が書きたい「理想の教科書」」と、朝日新聞インタビューという、企画の種を赤井茂樹さんに教えてもらい、4ヵ月くらいぼんやり考えてから、お手紙出して、その数年後にかたちになるわけですが、

2014-10-03 19:23:06
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

企画の大事な種、核となるアドバイスをもらい、20歳年齢が異なる人ととことん率直に話し合い、書籍をつくっていけるということは、非常に特別で、得難い環境であります。最後に、赤井茂樹さんと、末井昭さんの『自殺』の講談社エッセイ賞授賞式に一緒に行けて、二次会にも来てくれて嬉しかった。

2014-10-03 19:24:23
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

だから数日前ではなく10年後に、別のかたちで送るということが、勝手な個人的目標でありました。その点において、私は何もできなかったということです。現在58歳の、約14年ともに働いた上司に対し、自分がよしとする送り方をできなかった、力不足でふがいない自分に対し怒りと悲しさがあります。

2014-10-03 19:25:34
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

先日「30年間お疲れ様でした!」と打ち、うーむと居心地の悪さを感じ、でもそのまま送ったのですが、居心地悪かったのは自分の行為とその言葉が合致していないからです。30年勤務した人を送り出すという事を自分はできていないと感じるので、今後それをどう解消していくか考え続けたいと思います。

2014-10-03 19:28:10
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

『知ろうとすること。』案内ページ(1101.com/shiroutosuruko…)で、「放射線に関する科学的な入門書としては、以下の本をおすすめ」の推薦4冊中、2冊が、赤井さんが担当し刊行した書籍でした。すごく嬉しかったです。(元上司ながらえらいぞ!)本当にありがとうございます。

2014-10-03 19:29:13
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

ななめ後ろから、顔の一部を覗き、本日の体調とか、なにか嫌なことあったかしらとか、勝手に類推する時間もなくなるわけで(←1分くらいのちっとも楽しくないここ数年の行動です。ちなみに、会社最後の日は、ここ最近で一番良い健康状態の見た目でした。よかった!)、

2014-10-03 19:30:30
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

私は、赤井さんと今後、これまでよりも良い関係を築いていくことを、これからの目標の一つとしたいと思います。それには仕事も頑張らなくてはですし、まあちょうど良いかなって。これからも色々教えて下さい。贈り物は(お)と現在制作中。遅いのですが、予想より10年早い卒業なんだからしかたない。

2014-10-03 19:32:04
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

それはさておき(これまでのことは、こちらの事情にすぎません)

2014-10-03 19:32:30
朝日出版社 第二編集部 @asahipress_2hen

赤井さんにとっては、これからのほうが、ずーっと楽しく面白いはずなので皆様、今後も赤井茂樹さんを、赤井さんが作られる本を、よろしくお願いします。編集部で主につぶやいてた赤井茂樹さん→(@yoshinokuzu) これまでのようなつぶやきは、ここで、どうぞよろしくお願い致します(す

2014-10-03 19:35:19
shigekiakai @yoshinokuzu

部下が(私ごときの退職に因んで)会社員にあるまじき内容のツイートを連投しているのを見た。しかし、もう指導・指揮・命令する関係にないので放置するしかない。鈴木さん(@asahipress_2hen)、ありがたく拝読。

2014-10-03 21:12:29