倉田箕面市長 VS トンデン　～　都構想の是非

倉田哲郎 @KurataTetsuro

自民党大阪府連が提案した「大阪会議（大阪戦略調整会議）」について、うーん…って思ったので感想をまとめて。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

大阪の府市あわせ（不幸せ）問題は、巨大で対等な行政組織（府＆政令市）が併存してバラバラ動く（二重行政）ことと、政治の場（首長＋議会）も複数併存してて広域施策の一貫性が保てない（二元行政）ことの両方が問題。「行政組織の整除」「政治の整除」の両方が必要で、大阪都構想はその整除プラン。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）大阪府・大阪市の自民党が提案した「大阪会議（大阪戦略調整会議）」は、「政治の整除」へのアプローチではあるけれど、肝心の前者（行政組織の整除）へのアプローチがゼロなので、大阪都構想の対案と呼ぶレベルの話ではない。同じレベルの案であるかのように並べて論じるのは誤り。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）それと、大阪会議は「政治の整除」へのアプローチではあるけど、条例を読むと、あくまで「協議」する場にすぎない。つまり、大阪会議の決定事項について府と政令市と各議会への拘束力もなく（これは法律変わらないと無理ですけどね）、従来でもできたはずの任意の話し合いの場と実効性は同じ。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）船頭集めて会議やるだけで問題解決できるなら、そもそも府市あわせ（不幸せ）なんて起こってない。だから大阪会議が問題解決に実効性のあるプランとは思えない。顔合わせは大事だし、弊害はないから大阪会議もやったらいいけれど、自民党が大阪都構想の対案って呼ぶなら別次元のプランが必要。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）ニュース報道を見ていると「大阪市を解体せずに二重行政を解消できる」というのが大阪会議の売りみたいだけど、なぜ大阪市役所という行政組織を変えないことが第一メリットとして語られるのかが理解できない。あと、府市の組織が別々のままなので、この会議では二重行政リスクは解消されない。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）省庁再編を経験した身からすると、行政組織を再編しても特段の問題は起こらないって実感が強い。縄張り（役割分担の境界線）がズレるので、役人はいろいろ思うことはあるが、総体として行政活動に支障はない。だから余計に、大阪市役所を変えないのが金科玉条になってることが僕には理解不能。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）ちなみに、大阪会議があれば二重行政＆二元行政の問題がすべて解決できるっていうなら、大阪府の市長会と市議会議長会が合同会議でも開いたら、大阪府全域の問題がたくさん解決するはずなんだけど・・・あんまりそうなる雰囲気は実感として想像できないなぁ。ひたすら会議は踊りそう。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

（続き）相変わらず僕は大阪都構想に賛同ですが、もちろん議論は尽くしたほうがいい。大阪が過去からひきずってきた二重・二元行政を抜本解決する同レベルの案があるなら歓迎。自民党大阪府連は、大阪会議なんかで中途半端にお茶を濁してないで、都構想が嫌なら、別の対案を正面から考えるべきと思う。

シャクトリムシ @tonden2

都構想の効果額が年155億円しかなく、しかもその殆どが特別区制度と関係がないもので、さらにあり得ない職員数減で、無理矢理上記数値を演出していることについてはどう思われますか？ @KurataTetsuro: 相変わらず僕は大阪都構想に賛同

倉田哲郎 @KurataTetsuro

@tonden2 都構想の目的は、政治・行政体制の再編だから、意味があるのは中長期です（効果は例えば「似た高層ビルが２つ建たない」とかも）。過去の大阪の体制に比べたら、政治・行政の不揃いの解消は絶対的メリット。その視点を脇に置いて、短期の副次効果だけでの是非の議論は意味ないです。

シャクトリムシ @tonden2

@KurataTetsuro しかし、確実に赤字を積み重ね、財政が破綻してしまうのでは意味が無いでしょう。そもそも都構想により、広域事業が一本化できるとしても、それにより正しい広域事業における判断が出来るという保証などなにもありません。

シャクトリムシ @tonden2

@KurataTetsuro 大阪府特別区協議会では何も意思決定が出来ず、政治の停滞を招くだけです。府と市の広域事業の一本化が出来ても、今度は新たな不具合が生じてしまいます。

シャクトリムシ @tonden2

@KurataTetsuro また、広域事業の一本化というのは、要するに大阪市が広域事業に何も関与出来なくなってしまうことに他なりません。そういうことだいいのでしょうか？

倉田哲郎 @KurataTetsuro

@tonden2 都構想だから赤字が積みあがる、現状だったら赤字が積みあがらない、ってのはまったく理解できません。赤字の解消は、その時点の行政体制を前提にして、それぞれの時代の政治・行政の責務ですよ。箕面市も数年前は赤字でしたから。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

@tonden2 それと、「正しい広域事業における判断が出来るという保証などなにもありません」とまで言い切ってしまうなら、それは現在も同じでまったく保証などありません。それは、住民が民主主義（政治・行政）をどう機能させるかの問題であって、システム（行政機構）の問題ではありません。

シャクトリムシ @tonden2

@KurataTetsuro 特別区制度とは無関係の効果を都構想の効果だというのは詭弁に他なりません。そういう効果は都構想を導入しないで続けるべきです。現状維持の上で、改革を続ければいいのです。

シャクトリムシ @tonden2

そうですね。それでは都構想のメリットとは何なのですか？ @KurataTetsuro: それと、「正しい広域事業における判断が出来るという保証などなにもありません」とまで言い切ってしまうなら、それは現在も同じでまったく保証などありません。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

@tonden2 従来の大阪の政治に停滞がなかったという認識のように感じますが、僕はそう思いません。広域行政の政治・行政の停滞は、大阪の圧倒的な不利益だったと思ってますから、その改善が大切です。特別区の局地的な不具合があったとしても、大阪全体が不具合の現状よりマシという判断です。

シャクトリムシ @tonden2

都構想は一つの大阪市を5つのミニ大阪市に分割する構想だから、スケールメリットが失われ、財政的にマイナスになる構想なのは明らかです。 @KurataTetsuro: 都構想だから赤字が積みあがる、現状だったら赤字が積みあがらない、ってのはまったく理解できません。

シャクトリムシ @tonden2

それは私も同感です。 でもだからと言って都構想がいい改善策かというと、そういうわけでも無いでしょう。 @KurataTetsuro: 従来の大阪の政治に停滞がなかったという認識のように感じますが、僕はそう思いません。

シャクトリムシ @tonden2

@KurataTetsuro 広域事業の一本化とは、大阪市を完全に広域事業に関与出来なくさせてしまうことです。私はそれは極端な政策であり、大阪市民を著しく不利な状況に貶めるものだと思います。

倉田哲郎 @KurataTetsuro

@tonden2 大阪市とは、住民？市役所職員？市議会議員？のどの意味でしょう。住民は投票（そして知事・議会）を通じて都（広域事業）に意見しますし、市役所の職員も一部は都へ移るでしょう。いずれの意味にせよ「大阪市が広域事業に何も関与出来なくなる」ってことは考えられませんが。

シャクトリムシ @tonden2

その全てです。そして、特別区になれば、特別区、特別区民、特別区議会、特別区長何れもが広域事業に関与出来なくなります。 @KurataTetsuro: 大阪市とは、住民？市役所職員？市議会議員？のどの意味でしょう。

シャクトリムシ @tonden2

そんなことを言うのなら、地方自治を全部廃止して、中央集権化しても、国政選挙に投票出来るのだから構わない、というのと同じでしょう。 @KurataTetsuro: 住民は投票（そして知事・議会）を通じて都（広域事業）に意見しますし