初音ミク文化論 〜AFTER STORY〜

初音ミク文化論「身体性なきボーカロイドの跳躍」を読んだ人々の反応や、そこから新たに発生した議論を追いかけてまとめました。 先の初音ミク文化論は、ビュー数が5000を超え、予想以上の反響があったわけですが、ボカロシーン内部の人も外部の人も色々考えているということですね。。 SFの大家、ウィリアム・ギブスンも初音ミクについて勉強するとか。 続きを読む
ボーカロイド 初音ミク 考察 VOCALOID
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佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
今朝放ったボカロ考察のトゥギャッタ、予想以上の反響で、ワナワナしてるなう。そしてズシリとした責任感をも感じる…。
小嶋裕一@「原発の教科書」発売中 @mutevox
なんだかものすごい事になってますねw RT @jsato_fleet: @mutevox おつかれさまです。先日のボカロトークと、そこから派生した考察をトゥギャって RT Togetter 初音ミク文化論「身体性なきボーカロイドの跳躍」 togetter.com/li/70435
toku✡GARNiDELiA🤖 @toku_grnd
@jsato_FLEET どもー トゥギャった盛り上がりましたねw
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@btc_toku いやーびっくりです笑。でもちゃんと伝わってくれて嬉しいですね。もし批評系雑誌に寄稿したとしても、2000人以上も読んでくれることはなかなかないでしょうから。。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
@jsato_FLEET 疲れ様です。すごい展開になっていますね。面白いので、思いついたことをぼちぼち補足してみます。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
読んで真っ先に思ったのはいま目の前にある現実だけから判断しても、ボーカロイド現象は大抵それを裏切るよね」ということ。ミクライブも3月9日のあの姿だけが解じゃない。 Togetter - 「初音ミク文化論「身体性なきボーカロイドの跳躍」」 http://t.co/w2ZHv2q
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
昨年8月22日の「アニメロサマーライブ」は見ていないのだけれど、9日後のミクFESのライブは会場にいた。アクリル板にDIVAのミクが投影され、バックバンドに合わせて歌うのは翌年3月9日のミクライブと同じだけど、違うのはPが主体のミニコンサートの集成の形になっていたこと。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
ミクFESではフロントにミクが登場することで、観客の焦点がミクの上に結ばれた。同時にバックをPが取り仕切ることで、観客とのやりとりも生まれた。ものすごい雨で、OSTER Projectさんが「足がびしょびしょ」と語ったら、客席からすかさず「水もしたたるいい女!」と声が飛んだ。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
デPのパートに至ってはミクは登場せず、むちむちビキニの白人女性2人と、パンツ一丁のデPがやりたい放題。トリのsupercellはストリングスつきの堂々たる編成。主役は間違いなくバンマスのryoさんで、ミクは演奏が始まると登場する「助っ人」。この方がライブとしてむしろ自然に近い。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
なので、「ミクの身体性」という議論は、Pが前面に出ることであっというまに焦点が別の方向にずれてしまう。比喩的に言うと、初音ミクはこちらの思い込みをいつもそんな風にさらりと身を翻してしまうので、裏切られることを予期しながら、それを楽しむのがいつの間にか習い性になってくる。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
初音ミク現象をミクを出発点に解こうとすると、幻惑されて迷宮に囚われます。ミクには主体がないから。鍵は他の社会現象と同様、それに関わる人々の中にあります。人・作品・技術の織りなす複雑な関係がどれもミクの顔をしていて、人は自分が見た現象こそがミクだと思ってしまう。それがミクの魔術。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
ああそうだ。私がさっき散文的に書いた内容を、野尻先生(尻P) @nojiri_h は次のように実に美しく表現しています。『ミクは無数のスレッドを持つアイコンであって、その実体はほぼ100%「こちら側」にある』 http://j.mp/134qls
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
私はいつもナントカの一つ覚えのように書いていますが、幾千もの実在する人々が、自分自身のかけがえのない表現の依り代として初音ミクを選んだことが、このバーチャルな歌姫をきわめてリアルなものにしているのですね。だから彼女のリアリティはステージの上にではなく、客席にこそあるのです。
丹治吉順 a.k.a. 朝P @tanji_y
ステージではなく客席にリアリティの源があるという主張は、あまりにも人工的に見えます。でもそれは私たちが旧世代だからかも。DCEXPOでiVOCALOIDを操っていたボカロネイティブたちにとっては、客席にリアルの根拠があることがデフォルトかも知れない。何とゾクゾクする想像だろうw
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@Tristan_Tristan お疲れ様です!予想以上の反響でワナワナしております苦笑。でも、人々にちゃんと届いてくれたことが嬉しいです。補足ありがとうございます!
ハヤシヒデキ @mech_hayashi
さて一夜明けて、@jsato_FLEET氏を初音ミクエヴァンジェリストと呼びたい気分でいる。ただ自分自身はそのフィールドのプレイヤーには今のところなりそうにないので、せいぜいこすっからく、なるべくロマン主義・心理主義を排した地味な記述を続けていくことにしよう。
ハヤシヒデキ @mech_hayashi
個人的には、初音ミクの身体性の有り無しより、そういう擬似的身体を受容する土壌を生んだ、人々の「身体性の変容」にこそ興味があるんだけど。
ハヤシヒデキ @mech_hayashi
@jsato_FLEET いえ、今日は以上です。。(ネタがなくなっちゃう苦笑)
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@mech_hayashi そういえば、これからのぼくの発言は今までの議論を一先ず横に置いて聞いて頂きたいのですが、こうして初音ミクについて一生懸命なにかを語っていて、ある気持ちを思い出しました。
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@mech_hayashi それは、ぼくが小学校高学年〜中学校くらいのときに、テレビゲームの良さについて必死で周りに説いてまわっていたときの気持ちです。今や、文化、産業として完全に定着したテレビゲームですが、当時は世間的には、まだまだ低俗でくだらない子供の遊びと見られていました。
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@mech_hayashi で、子供の頃のぼくは、そんなことはない、ゲームには大きな感動があるし、これは大きな可能性を秘めた素晴らしい文化なのだと、何か知らないけど必死で説いて回ってたんですね。
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@mech_hayashi まず親を説得し、学校の先生にも機会があればゲームの良さを語り、クラスの女子とかあまりゲームに縁の無い友達にも説いて回り、新聞委員長とかだったんで学校新聞でもよくゲームを取り上げ、夏休みの自由研究や、作文とかのテーマもゲームについてだったときがあります。
佐藤純一 Junichi Sato[fhána] @jsato_FLEET
@mech_hayashi 友達の家でゲームをしてたり、親戚の集まりとかで子供たちでゲームをしてるところに、友達の親や親戚のおばさんとかが、そろそろゲームやめなさいと声をかけに来たら、彼らに議論をふっかけたり。
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コメント

佐藤純一fhána 劇場版SHIROBAKO主題歌 2/26発売 @jsato_FLEET 2010年11月26日
ちなみに明日11/27土夜7時頃から、Ustで、ボカロP合同サークル「s10rw」の皆さんを招いて僕らバンド畑のミュージシャンと座談会的な放送をします。宜しければぜひ。西早稲田TRANSIT会議「緊急座談会!!ボカロシーンとバンドシーンの間にあるもの」http://bit.ly/eEALJZ
ざ_な_く&890P@VOCALOID&VTuber @z_n_c_890_P 2010年11月27日
TLを見ていると、小学生クラスでも普通にボカロの曲を聞いている人がいるようですね。ボーマスにも来ているようですし。この年齢の子供達はボカロの事をどう思っているのだろう。調べて方いませんか?
ざ_な_く&890P@VOCALOID&VTuber @z_n_c_890_P 2010年11月27日
個人的にはボカロボードがチップクラスになって幼児・赤ちゃん向けのおもちゃに実装された時どうなるかに興味があります。家族以外・・・場合によっては生まれてはじめて聞いた歌がボカロが歌う歌になるかもしれない。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月27日
作り手側の都合を考えると、コミュニケーション・コストが最大限に軽減されたってことが大きいかな。女の子に自分の曲を歌わせる労力、それを公の場所に発表するための労力、且つ、発表したら聞いてくれるクラスタが存在するわけで、その波に乗らない手はないでしょ、みたいな。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月27日
ミク以前に色々音楽をやってきた人達が介入してるから面白いってことは無視はできないと思う。ボカロシーンが面白いのは分かったけど、実際クリエイティビティの一次性はどこにあるのか?ってことはもっと真面目に議論しないとダメなんじゃないかな。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月27日
シンプルに言うと、ミクだけを聴いてきた世代が面白い音楽を作れるかと言うと、NOだと思う。これはpixivとかでも同じことだと思う。 怪しい神性みたいなことを語るより、もっと内から外に飛躍できるような装置をどうやって作るかということを考えた方がいいでしょ。
佐藤純一fhána 劇場版SHIROBAKO主題歌 2/26発売 @jsato_FLEET 2010年11月29日
「ミクだけを聴いてきた世代は面白い音楽を作れない」これは「オリコンヒット曲だけを聴いてきた世代は面白い音楽を作れない」とかと同じで、面白い音楽を作るようになる人なら、ボカロ音楽を入り口に過去現在未来の沢山の音楽を聴くようになると思います。
佐藤純一fhána 劇場版SHIROBAKO主題歌 2/26発売 @jsato_FLEET 2010年11月29日
そして、テレビやラジオや音楽雑誌が衰退して、オリコンチャートに乗る音楽も良質なものが少なくなっている現在、ニコ動は、さっき書いた入り口としては最適な装置になっていると思います。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月29日
1>オリコンヒット曲しか聴かない状況と違うのは、ネットでは自分で音楽選んで聴くことができる点。しかも時代や国を選ばずに。例えばビートルズから続くロックシーンを追うことも容易にできる。現在、その回路があまり用意されてないから、何も知らない若い人はミクから音楽に入ることになる。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月29日
2>こういう状況だからこそ、インディーズ音楽がネットを中心としたシーンになってもいいと思うのですが、ボカロシーンばかりが大きくなっていることに違和感を感じているわけです。海外はネット(Facebook等)からメジャーになったアーティストは結構いますよね。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月29日
確かにシーンにはなってるけど、そこから特に新しいものは生まれていないって印象ですかね。例えば初音ミクの派生キャラとして「ソワカちゃん」を褒める人がいるわけですけど、実際あれは初音ミクである必要はなくて、初音ミクがなければ、あの作者は違うところからでてきたんだと思うんです。 ボーカロイドのキャラクター性は、確かに文化を繋ぐ重要なハブになってると思いますけど、逆にそれを媒介にしないと注目されない不自由さも感じてしまいます。
佐藤純一fhána 劇場版SHIROBAKO主題歌 2/26発売 @jsato_FLEET 2010年11月29日
個人的にはミクから音楽に入ろうが、ビートルズから入ろうが、B'zから入ろうが、YMOから入ろうが何でも良いと思います。
佐藤純一fhána 劇場版SHIROBAKO主題歌 2/26発売 @jsato_FLEET 2010年11月29日
しかし仰る通り、昨日のUstでも、ボカロシーンが急激に拡大した理由の1つに「初音ミク」というキャラの力が大きかったが、シーンがある程度成長してさらに外側に向かおうとしたときに、逆にそのキャラが足枷せにもなっている、みたいな話も出てきました。
yousukekondoh @mowmo 2010年11月29日
そもそも内部でやってる人たちの意識を外側に向かわせる必要があるのかという問題があって、じゃあ仮にその必要があるとしても、「呪術性」などを語ることは一体誰に向けて、何の為に行われているのかが分からないし、むしろ当事者たちの内向性を強化するようにしか思えないのです。 そういったパッションも必要なのは分かるのですが、どうも日本のネット文化は内側に向かっているからこそ成り立っているものが多いように感じられて、この先もそれが課題になっていくように感じます。 水を差すような意見ですいません。
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