時代性の再現と当時のカラーフィルム

まとめました。
カメラ
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ぼろ太 @futaba_AFB
コダクロームの写真を探してたらあー...っていう気分になりました... pic.twitter.com/9MKtSL3cbS
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ぼろ太 @futaba_AFB
コダクロームのシャドウがドスンと落ちた色合いってある意味ではファンタジーなんですけども、50-60s年代の雰囲気を出すある意味一番リアルな色合いってこの色ですよねぇ pic.twitter.com/PA6uiqnxob
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ぼろ太 @futaba_AFB
コダクローム今はもうないのが悔やまれます。
JagdChiha〄C98火曜西ち06b @Jagdchiha
いい色だなあ WW2戦中戦後の色だなあ
日野カツヒコ @hino_katuhiko
@futaba_AFB @Jagdchiha コダクローム64もこの写真に通じるシャドウの重さ、鉛色になる渋めな発色などまるでモノクロフィルムのような質感のフィルムでした。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
@Jagdchiha 終戦のエンペラーは特に厚木にマッカーサーが降り立つシーンは当時のコダクロームの色調を再現していて必見ですぞ!
JagdChiha〄C98火曜西ち06b @Jagdchiha
@hino_katuhiko 今こんな色を出すフィルムって無いんですか…
日野カツヒコ @hino_katuhiko
@Jagdchiha スライドそのままでコダクロームみたいなリバーサルはちょっと無いと思います。あと当時のコダクロームは退色も含めて青みが強いようですね。
JagdChiha〄C98火曜西ち06b @Jagdchiha
@hino_katuhiko フィルム文化がなくなるって割と切実な問題ですねえ…
日野カツヒコ @hino_katuhiko
カラーフィルムについての知見は素人も同然ですが映画において時代性を再現するため実際の色調でなくフィルムに残された、補完された記憶の色調を再現することで記憶の中のリアリティを意図したと思える作品があります。 続・三丁目の夕日と終戦のエンペラーはどちらもあるフィルムを再現しています
日野カツヒコ @hino_katuhiko
両作での色調の違いとは国産カラーフィルムとコダクロームの差と言えます。 三丁目の夕日では黄色系、終戦のエンペラーでは青系とどちらもフィルムの退色も含めて当時の写真の色を参考に色調の設計を行っている事が読み取れます。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
両作品ではその色調設計ともいえるカラーバランスのコントロールを特に時代性を示す印象的なシーンで効果的に用いられます。三丁目では上野駅などの失われた東京の光景。終戦のエンペラーではマッカーサーが厚木に降り立つシーンでそれに当たります。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
三丁目では黄色系の暖色のある色調を再現しています。これは1950年代後半にフジフィルムとコニカで市販が開始されたカラーネガフィルムの色調を再現している可能性があります。一般販売された国産カラーフィルムの先鞭は1941年の小西六(コニカ)のさくら天然色フィルムが最初になります。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
最初のさくら天然色フィルムは米・コダック社のコダクロームの外式リバーサルを参考に開発されました。一方の富士写真フィルムが1948年に販売を開始したフジカラーフィルムも外式リバーサルフィルムでした。 国産最初期のスチル用カラーフィルはこの外式リバーサルフィルムで始まったと言えます。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
戦後、映画の分野ではカラー撮影のフィルムにはカラーネガ方式に利点があり、スチルカメラ用フィルムに先行する形でカラーネガの国産化が進んで行きました。三丁目の時点でリバーサルとネガ、どちらが普及していたのかは分かりません。いずれであれ、国産カラー写真の多くは暖色系が多いようです。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
さて、終戦のエンペラーの青色の冷色系の再現はコダクロームの色調の再現と言えます。1935年に発売された外式リバーサルのコダクローム、1936年に独アグファ社より内式リバーサルのアグファカラー・ノイを登場させました。両フィルムは二次大戦で双方のカラーフィルムとして重宝されました。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
そのため1945年、日本へやってきた米軍の官民合わせた大量の報道班員たちはコダクロームで敗戦日本の光景をカラーで収めてゆきます。その写真集をなどから写真の多くは青みの強い傾向があります。フィルムの退色によるものかのかオリジナルの発色なのかを比較できる資料を持っておりません。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
少なくとも、現存する写真の多くは青みの強い、戦前から戦後のコダクロームの特徴ともいえる色調を示しています。終戦のエンペラーの厚木に降り立つマッカーサーのシーンはまさに当時のコダクロームの色調を再現しているのです。
日野カツヒコ @hino_katuhiko
余談ですが、かつゆー氏のクラカメ少女で私が担当したコンタックスⅡのイラストは当時のコダカラーの色調を再現したつもりです。 気が付かれた人はえらい!? shop.comiczin.jp/products/detai…
榛名 @Haruna
アグファのカラーは赤が強いって聞くけどあれはネガだけですかね
日野カツヒコ @hino_katuhiko
@Haruna エンド・オブ・カンプという敗戦直前のドイツ軍の写真集で45年春にた撤退するドイツ軍の縦列を映したカラー写真が収録されております。これが非常に保存状態の良いフィルムだったようで偏りの少ない鮮明な色調から、おそらくアグファカラー・ノイのリバーサルと推測しております。

コメント

nekosencho @Neko_Sencho 2014年10月8日
デジタルになったらまるっきり退色しないわけで、時代の雰囲気とかが写ってる物でしか感じられなくなるんだろうか。それとも撮像素子の進歩その他で、ああこれは21世紀半ばのCMOSの絵だなあとかって話になるんだろうか
未知神明(みちがみ・あきら) @ontheroadx 2014年10月8日
昔のものはどうしても経年劣化あるんで、当時の人が見ていたように見るのは難しいですな。
セバスチャン小林(裏) @Dongpo_Jushi_x 2014年10月8日
イメージセンサーはCCDとCMOSで絵が違う…なんてことはよく言われますね。APSCはCMOS機、中版デジバックはCCD機を使ってますが、違い…ねえ…ぶっちゃけ…よくわからんです。
はみばさん@しらす丼喰いたい @hummingbirdtako 2014年10月9日
実はコダクローム64が一本だけ冷蔵庫に眠ってたり
Tsuyoshi CHO @tsuyoshi_cho 2014年10月13日
たしかにまあ、退色のしかたでどの年代のフィルムか、から年代感ってのはあるけど、それは撮影時に取得できる最大限の情報をどんどん劣化させながら、だから(今はまだいいけど)メリットよりはデメリットが大きいと思うんだよねぇ。あと200,300年後の人にとっては19x0年代、なんてのも感傷を持って見るものでもないだろうし。(否定的な文になりますが、この雰囲気自体は好きですよ)
SY1698 @SY1698 2014年10月13日
PKR64もAGFA Precisa100も遠い思い出に
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