すばる’s BD

すばる君の誕生日
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クラゲ @04kurage

#90 fromすばる ① “今日、来て” 1カ月ぶりの彼からのメール 呼び出されて 抱かれて 朝が来る前に帰る 私みたいな女は何人も居て 気まぐれに呼ばれてるんだろう でもよりによって今日 日付をまわったら彼の誕生日 そんな日に呼び出されたら期待してしまう…

2014-09-22 00:04:30
クラゲ @04kurage

#90 ② でももう終わりにしよう これ以上彼を知るのが怖い これ以上彼を好きになるのが怖い 今日彼が目覚めるまでに帰ったら終わり そう決めて彼の家に向かった ピンポーン チャイムを押すと迎えてくれた彼 「なんや雰囲気ちゃうやん」 『そう?』 当てたばかりのパーマは彼の為

2014-09-22 00:05:28
クラゲ @04kurage

#90 ③ 「そんなんして誰に見られたいねん」 すばるにだよ何て言えず 『さぁ誰でしょう』 可愛くない返事をする私 「まぁよう似合ってるけど」 また期待すること言う 「もう抱いていいか?」 もうこれっきり 最後の彼を味わいたくて 『抱いて?すばる。めちゃくちゃに』

2014-09-22 00:07:00
クラゲ @04kurage

#90 ④ キスをしながら寝室に行って 服を脱がされながらベッドに沈む 「ココやろ?」 『ん…ダメっ…』 「ええ顔してるで。イかすの勿体無いくらい」 『でもっ…もうっ…』 何人の子に同じようなセリフを言ったの? 昨日は誰だった? ねぇ…誰が一番? 教えてよ…

2014-09-22 00:08:31
クラゲ @04kurage

#90 ⑤ 彼を求めて 何度も何度も登りつめて でも2人とも足りずに 最後は意識を飛ばした ーーー 目を覚ますともうすぐ日付の変わる時間 すばるはよく眠っている 何て綺麗な寝顔なんだろう 33歳には見えないよ 『すばるありがとう』 そっと起き上がる

2014-09-22 00:09:12
クラゲ @04kurage

#90 ⑥ その時不意に掴まれた腕 そのままベッドに戻されて 気づいたら彼が上にいる 「ありがとうってなんやねん」 ギュッと抱きしめられる 『もう終わりにしよう…私の代わりは他にもいっぱいいるでしょ?』 泣かないって決めてたのに 溢れそうになる涙を抑える

2014-09-22 00:11:11
クラゲ @04kurage

#90 ⑦ 「はぁ?そんなんおらんけど?」 『嘘…』 「嘘ちゃうわ。お前だけやけど。キスするんも抱くんも」 『なんで…?』 「ふっ。なんでって言われてもなー。そんなん好きやでやろが」 驚いて言葉にならない私 「俺はお前が好きやで」 まっすぐ見つめなから言う彼

2014-09-22 00:11:58
クラゲ @04kurage

#90 ⑧ 「酔った勢いで確かにお前抱いたけど、俺はお前だけやから…」 止まらない涙を拭ってくれる彼 「ほな祝ってくれん?誕生日」 時計をみるとちょうど日付の変わる瞬間で 『すばる…おめでとう』 「ありがとう。貰ってええ?誕生日プレゼント」 そう言って繰り返されるキス

2014-09-22 00:13:19
クラゲ @04kurage

#90 ⑨ 彼のキスや触れる指から伝わる愛 こんなにも優しかったんだと思い知らされる 朝までゆったりと向き合って 時々キスをして 微笑み合って過ごす 『私は今日最後にしようと思ってた』 「知ってた。そんなんあかんし」 抱きしめる腕に力を入れる

2014-09-22 00:16:27
クラゲ @04kurage

#90 ①⓪ 「好きな時に来いよ」 そう言って仕事だからと翌朝帰る時に渡された合鍵 『すばるが誕生日なのに…』 「ええねん。お前が誕生日プレゼント」 照れながら言うからおかしくて 『リボン巻く?』 何て言ってみる 「ほんまに。帰したくないくらい」 何て腰に手を回してくる

2014-09-22 00:18:21
クラゲ @04kurage

#90 ①① それを制止して 『また仕事終わったら来るね?』 そう言って扉を開ける “お預けとか覚えとけよ” すぐに入ったメールにニヤける私 誕生日はこれから… ひとまず Happy Birthday すばる end…

2014-09-22 00:19:07
クラゲ @04kurage

#90-2 ① 一旦家に帰って着替えと泊まりの用意をして仕事に向かう 携帯を確認する 着信5件 メール3件 全部がすばるからで “やっぱあかん。仕事休んで来て” “なぁ、俺誕生日なんやけど” “会いたいんは俺だけか” 何てメール “定時で上がれる様にするね”

2014-09-22 19:04:04
クラゲ @04kurage

#90-2 ② そうメールをして仕事に取り掛かる けれどすぐに “そんなん待てん” “どうせ明日休みやん” とか5分置きくらいにくるメール すばるってこんなにもマメだったんだ何て思うと少し嬉しい それを必死に抑えて仕事をこなす 無視してるのを面白がってるのか続くメール攻撃

2014-09-22 19:08:51
クラゲ @04kurage

#90-2 ③ 絶対楽しんでる… 昼休みになった瞬間に電話をする 「もしもし。仕事終わったんか?」 『そんなわけないでしょ!もううるさくて集中できないから定時で上がれなくなる!』 「もう早退でええやん」 『大人はそんな事しないんです!これ以上邪魔したら行かないから』

2014-09-22 19:08:59
クラゲ @04kurage

#90-2 ④ それだけ言って電話を切ると 午後からはメールも電話もなくなった 今までにない集中力で仕事をこなして定時で席を立つ 同期からの飲み会の誘いを断って そそくさと会社を出る “終わったよ” って連絡をすると “後ろ” と送られてきたメール 振り返ると彼がいる

2014-09-22 19:09:07
クラゲ @04kurage

#90-2 ⑤ 『どうしたの⁉︎』 驚いて駆け寄ると 「そのまま帰られたらたまらんから迎えに来た」 そう言って手を引いて歩く 夕食の買い物をして彼の家に帰る ずっとくっついてくるから 流石に変わりすぎて変な感じ 『ねぇ、どうしたの?すばるってこんなだっけ?』

2014-09-22 19:09:18
クラゲ @04kurage

#90-2 ⑥ 「ずっと今まで我慢しとってん。埋めてや」 後ろから顎を肩に乗せて言うからむず痒いけど なんだか嬉しくて 「誕生日なんやし今日はお前拒否なしやで」 『えー何かズルい』 「ズルイてなんやねん。お前死後の間待ってたんやぞ」 『はいはい。えらいえらい』 って頭を撫でる

2014-09-22 19:13:06
クラゲ @04kurage

#90-2 ⑦ その手をガッと取って素早く腰に手を回す 「子供扱いしやがって。後で覚えとけよ?」 何て言われる 「あれ?どうしたん?急に大人しくなって」 『う、うるさいな!もうご飯だからあっち言ってて!』 急にドキドキして顔が赤くなったのを隠すので必死になった

2014-09-22 19:15:47
クラゲ @04kurage

#90-2 ⑧ ダイニングの椅子からニヤニヤしながら見てるし 「楽しみやなー。夜はこれからやもんなー」 何て言う彼 やられてばっかじゃないから 覚えててよ 私にだって作戦があるんだから 彼の誕生日はまだまだこれから…♡

2014-09-22 19:17:54
クラゲ @04kurage

#90-3 ① 『誕生日プレゼント今度買いに行こう?』 「あ、そんなんええわ」 『それはだめ』 「お前でええって言ったやん」 と腰に手を回してくる 「今夜ずっとくっついててええならそれでええんやけど」 何て上目遣いで言われる 『それはそれで他にもさ』

2014-09-22 22:09:39
クラゲ @04kurage

#90-3 ② 何て言ってる内にソファに押し倒される 『ちょっと待ってすばる!』 「なんやねん。もう待てん」 『あのさ、お風呂!お風呂入りたい!』 「却下」 『お願い…』 「お前…それ反則やろ!」 チュッとキスをして離れてくれた クレンジングやお風呂の用意を持って先に入る

2014-09-22 22:12:23
クラゲ @04kurage

#90-3 ③ 「俺も入って来るわ」 と入れ違いですばるが入る その間に私はベッドに ヤバいちょっと緊張してきた 「なんで先ベッド行ってんねん」 少し怒りながらベッドに入って来る 背を向けているからどんな表情なのかわからないけど後ろから抱きしめてくる 「ん?」

2014-09-22 22:16:30
クラゲ @04kurage

#90-3 ④ 異変を感じて布団をめくった 『ちょっと!』 「お前…」 『は、恥ずかしいから布団!』 「嫌やな。見して?」 必死に前を隠す私 友だちからいつかの為に貰ったプレゼントのセクシーな下着 ほとんど透けてて恥ずかしいし 「脱がんでも出来るとか…」 『変態!』

2014-09-22 22:19:26
クラゲ @04kurage

#90-3 ⑤ 「そのつもりで着たくせに」 前を隠す腕をあっさりと剥がされて 抵抗を防ぐ 「いただきます」 何て言ってキスから始める あまりにもゆっくりキスしていくから恥ずかしさが増す 「そんな煽んなって」 『煽ってなんかっ…』 「めっちゃゾクゾクする」 何て口角を上げる

2014-09-22 22:22:35
クラゲ @04kurage

#90-3 ⑥ 首筋から鎖骨、胸の谷間に一直線で舐める 『んっ…』 「これエロ」 薄いレース越しに触れる 『んっ…あっ…』 脱がさずに少しズラして先端を舐める 『あっ…楽しんでるのっ…?』 「当たり前やん。味わってんねん」 脇腹を伝って下に手を伸ばす

2014-09-22 22:32:31