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ヤンデル先生、過去を語る
ヤンデルさん @Dr_yandel
小学生時代、友人との距離感がわからなかった 学校のグラウンド内で自転車に乗った同級生3人にぐるぐる取り囲まれて爆竹を投げつけられた夜、母親に相談して「あいつらころしてやりたい」と言ったら母は特に答えも出さず、出せず、「困ったねえ……」と言った
ヤンデルさん @Dr_yandel
その時俺は「困っても必ずしも解決はない」ということを学んだ
ヤンデルさん @Dr_yandel
小学校、中学校、高校と進んでいってもなかなか友達が増えなかった 「他の奴らは友達とする人間の閾値が低いのだろう 俺はこれくらいだと友達とは呼ばないし、友達だったらこれくらいはしてくれるはずだ」とか思っていた 典型的なコミュ障発想だった
ヤンデルさん @Dr_yandel
大学時代になっても小学校から続けていた剣道のおかげで「剣道部の同僚」はできたし楽しい思い出もできた一方、いまいち「友人」というものがわからず、ありがちなことだが「腐れ縁」みたいな言葉にあこがれた
ヤンデルさん @Dr_yandel
飲み屋で隣に座ったおっさんが何かしゃべっているだけで「昨日ヨォー隣のおっさんがなんか話しかけてきたんだよ!」みたいな武勇伝を部員に吹聴したりした その一方で、部活動と関係のない「遊び」にはちっとも誘われず、あるいは誘われようとしなかったためいつまでたっても「友人」は増えなかった
ヤンデルさん @Dr_yandel
大学院に入って上下関係も左右の関係も非常に狭小化し、まるで安っぽいシェアハウスのような連帯感が「自分にとっての最前線である職場」に生まれたことで、俺はようやく「居場所」などの言葉に対するトラウマを払拭したが人と友人のように話すのは苦手であり続けた
ヤンデルさん @Dr_yandel
これに対し、「仕事」や「友人以外の関係性がはっきりしている場」では問題なく会話することができたので、病院実習で患者さんと話すのも苦にはならなかったし、知り合いの子供(幼稚園児)のおもりをしたりするのも得意だったが、大学院を出るまでとうとう「友人らしい友人」はほとんど増えなかった
変化のきっかけとなったものと、方法
ヤンデルさん @Dr_yandel
大学院を出て国立がん研究センターにて病理診断の研修をやりなおすことになった時、今の病院のボス(送り出してくれた人)は「なるべく周りの臨床医や病理医とコミュニケーションをとってきなさい 半年で勉強できる病理学なんてたかが知れているが、コネを作っておくくらいなら半年でできる」と言った
ヤンデルさん @Dr_yandel
俺はここで奮起した……といえば聞こえはいいが、実際には「自分が参考にできる、コミュニケーション上手な人を真似する」ことで、短期間に「コミュ障」から「社交的な人」に変貌を遂げようと無理をした 具体的には……
ヤンデルさん @Dr_yandel
「テレビでお笑いの司会をやっているタイプの芸人の話し方をYouTubeなどで見て、そのキャラになりきって初対面の人と恥ずかしさを忘れて会話する」ことをやった 自分で言ってるから多少盛っているんだろうと思われがちだが、ガチでやった
その結果、ヤンデル先生は
ヤンデルさん @Dr_yandel
今でも国立がん研究センターの時に知り合った人達には「せんせいは大阪生まれの人だと思ったわ」とか「大泉洋の劣化コピーかと思ったわ」とか「四角い市原がまぁるくおさめまっせ」とかいろいろなことを言われるが、これは「真似した芸人がそれだけ多かったから」である
ヤンデルさん @Dr_yandel
国立がん研究センターから帰ってきた俺は各所で講演などを頼まれる機会も増え、そのたびに人前でマシンガントークでがんがんしゃべる 今のツイート量をみればわかると思うが「とにかく叩き込む」スタイルまでしかたどり着かなかったので、「短文で人の心をうつ」ことは今でも全くできない
ヤンデルさん @Dr_yandel
そのときの名残だろうか、呼ばれた講演会の打ち上げなどで会を主催したスタッフなどが失礼な(といっても社会的には無礼講で許容されるであろう)ことをするたびに「その研究会には二度とでない、この学会にはもう手を貸さない」と思って実際その通りにしてきた 隠れコミュ障は治っていない
医者に必要なもの
ヤンデルさん @Dr_yandel
治っていないし治す気も実はもうない 昔から言っていることなのだが、「医者はコミュニケーション能力が必要だ!」とか言ってるやつは何もわかっていないのだ 医者に本当に必要なのはすぐれた事務処理能力と鋼の精神力である コミュニケーションが苦手でも医学があればたどたどしく患者の役に立てる
ヤンデルさん @Dr_yandel
前もつぶやいたことがあるが、「コミュ障ははたらけない世界」などという言葉自体が、「コミュニケーションが苦手な人達をその世界から排除しようとするdiscommunicationそのもの」なのである コミュニケーション能力だけではじかれる「医学」などあってはならない
ヤンデルさん @Dr_yandel
この世界に本当に必要なのは、「対人恐怖があっても、人間は理論と信念さえあれば ”必要な意思表示と、意思疎通を理論的にこなすまではいける”」という悟りなのだ 新しい友達をぼんぼん作ってウェイウェイ飲み会で盛り上がる能力など、患者との会話においては害こそあれ役には立たない
ヤンデルさん @Dr_yandel
俺はそう思っているから、「病理医ってやっぱり患者との会話が苦手な人がやるべきだと思う」みたいなわけわかんねぇことを言うクソ野郎をツイッター上でもリアルの世界でも徹底的に嫌ってきた 「所詮、コミュニケーション上手でも相手の職業適性をはかるなど不可能」ということばかりが身にしみる
ヤンデルさん @Dr_yandel
俺がツイキャスで対談をしたり宴会をしたりする度に「せんせい、無理していないですか?」と気遣ってくれた方もいたが、俺は無理をしているのではなく、「理論で自分を作り替え、レベルアップして獲得した交渉力をMPを消費して使用している」のに過ぎない 一晩寝ればMPなど元に戻る
ヤンデルさん @Dr_yandel
こういう俺だから、「クソ汚い場末の居酒屋で、(大将と話したいからではなく相手の顔を見なくて済むから)カウンターに座って灰皿に山盛りのタバコをぶち込みながら4時間くらいどうでもいい話をする飲み会」が一番好きである 今日の話は以上 つかれたのでリプライはまたのちほどにします
一連のツイートに対するやりとり(一部です)
すぴかあのすぴはスピリチュアルではない @supika_24
@Dr_yandel お疲れ様です。一連のツィート興味深く拝見しました。昔からですが、最近特に、コミュニケーション能力が高いとはなんだろう?と考えるようになりました。社会的にはうまくまわしてるような人ほど身近な人の気持ちには無頓着だったり、むしろコミュ障を自認する人の方が→
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コメント

さとひ(渡辺裕子) @satohi11 2014年10月14日
ヤンデル先生のツイートを読んで泣く日が来るとは思ってなかった
廃棄物イシクモ隔絶中 @MtMikasa 2014年10月14日
自分に友人がいるかいないかとか、考えたことないな…
赤峰 翔@三重 @showark 2014年10月14日
大泉洋の劣化コピーて…ヤンデル先生(´;ω;`)ブワッ
luckdragon2009(rt多) @rt_luckdragon 2014年10月14日
沢山、医者にも研究者にも法曹にも会いますが、みなさん、(話すキャラは、)千差万別ですよ。 でも、仕事の会話は普通にこなしますね。なんでだろ。 (多分、みんなプライベートの会話が苦手なんじゃないのかな、多分。)
赤峰 翔@三重 @showark 2014年10月15日
ヤンデル先生の上司がフリップとサイコロを持って転属先を決める光景か目に浮かんだ…まあ私も色々滑りやすい人間ですゆえ…(何を言ってるか自分でもわからなく
undo(どんまい酒場に行きたい) @tolucky774 2014年10月15日
これよくわかる。仕事だと相手からどういう情報がほしいのか聞き出すスキルを身につければコミュ障でもどうにかなるもの
しりー @moccyan15 2014年10月15日
コミュ力なんて向き不向きってのはあって、人によっては一生解決しないかもしれないが、他で補うことだって可能だと思ってます…むしろそれで気に病み過ぎないようにとも
柵田思量【φ(..)メモメモ】 @sakutashiryou 2015年11月13日
読めて良かった。こういう時に八百万の神がようやくネットに宿ったんだと思う※個人の感想です※
きゃきらん @kyakirun 2016年11月26日
ぼっち指向の高い人間がコミュニケーションに疲れる理由、は、台本のない演技しているからですよね
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