純文学、大衆文学、小説による「サーヴィス」

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ぎんこ @ginko_books

@hori_shigeki 海外文学が好きな人が面白い本ももちろん嬉しいのですが、「悪童日記」は普段海外文学読まない方にもとても好評でした。またこのような本もご紹介していただけると嬉しいなと思います。大変だと思いますが、一読者として期待しております。

2010-11-28 23:58:14
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

きょう、「純文学作家は読者サーヴィスがない」という読者は、落し物して交番に行かずアップルストアで店員に「なんで遺失届出書ないの?」と怒ってるようなもの、と書いたら「純文学はサーヴィス無しかよ」て怒られた。交番とアップルじゃ提供するサーヴィスが違うって話なのに。

2010-11-29 00:06:26
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

同意します。RT @smith576 @chinoboshka さんと@ginko_books さんとの純文学論議が面白い。ニコ動見てて思うけど、文学のカテゴライズってタグ付けぐらいで考えていいんじゃないかな。

2010-11-29 00:07:31
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

(承前)私だって東野圭吾さんや重松清さんの小説を読めば、「これがいわゆる痒いところに手が届くサーヴィスか」とそのプロ仕事に感心します。同時に、自分の体に痒いところがもともと1箇所もなかったことにも気づくのです。 @hori_shigeki

2010-11-29 00:12:53
堀 茂樹 @hori_shigeki

お求めの満足感は、美味なる料理を食べたときの満足感とどう違うのですか?同じですか?RT @ginko_books作家はそれでいいと思います。ただ読者はわがままなんで、いろいろ求めてしまいますけどね。私も正直、本を買って読んだら感動とか満足感ほしいです。海外文学、お高いですしね。

2010-11-29 02:44:43
堀 茂樹 @hori_shigeki

でも、翻訳が日本語として生きていさえすれば、海外文学と日本文学に洋画と日本画のような区別はありません。RT @ginko_books @hori_shigeki 海外文学が好きな人が面白い本ももちろん嬉しいのですが、「悪童日記」は普段海外文学読まない方にもとても好評でした。またこ

2010-11-29 03:00:59
堀 茂樹 @hori_shigeki

もしや誤解では?私はサービスなど求めていません。RT @chinoboshka 私だって東野圭吾さんや重松清さんの小説を読めば、「これがいわゆる痒いところに手が届くサーヴィスか」とそのプロ仕事に感心します。同時に、自分の体に痒いところがもともと1箇所もなかったことにも気づくのです

2010-11-29 03:06:48
ぎんこ @ginko_books

@hori_shigeki おはようございます。難しい質問でうまく答えられるかわかりませんが、本によってそれぞれ違うと思います。例えば「悪童日記」であれば、自分が経験することのない世界に読んでいる間いたような感覚や、物語の衝撃性や完成度、読んだ後の余韻…などに満足しました。

2010-11-29 09:02:34
ぎんこ @ginko_books

@hori_shigeki 私は翻訳本中心に読んでいるので翻訳本に抵抗はないのですが、翻訳本というだけで抵抗がある方はたくさんいらっしゃいます。文章だけでなく、地名や人名が覚えにくいのかもしれません。「悪童日記」はそういう方にも受け入れられたのは素晴らしいと思います。

2010-11-29 09:08:55
堀 茂樹 @hori_shigeki

ええ、むろん一致しています。「サービス」というのは、してもらっても読者として嬉しくないので。RT @chinoboshka @hori_shigeki さんも私も、本の「おもしろさ」はサーヴィスという言葉では言い現せないと考えている点で一致していると思って書きました。

2010-11-29 09:48:04
堀 茂樹 @hori_shigeki

いや、それは勿論了解しとります。お手数おかけして相済みません。RT @chinoboshka 「自分の体に痒いところがもともと1箇所もなかったことに気づく」とは、自分が本(娯楽としてのものを含む)にもともとサーヴィスを求めていなかったことに改めて気づくということを書いたつもりでし

2010-11-29 09:51:50
堀 茂樹 @hori_shigeki

美味しい料理を堪能してもせいぜい快感と思い出が残る程度ですが、凄い本に魂揺さぶられると人間変わりますよね。文学や思想の本は単なる消費財ではないと思うのです。RT @ginko_books @hori_shigeki 本によってそれぞれ違うと思います。例えば「悪童日記」であれば、/

2010-11-29 10:07:54
堀 茂樹 @hori_shigeki

有難うございます。ま、あの小説は固有名詞皆無ですからね(笑)RT @ginko_books (…)翻訳本というだけで抵抗がある方はたくさんいらっしゃいます。文章だけでなく、地名や人名が覚えにくいのかもしれません。「悪童日記」はそういう方にも受け入れられたのは素晴らしいと思います。

2010-11-29 10:11:08
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

膝を打つ。RT @hori_shigeki 感動を与えるのは結果では?いい作家は広い意味で何かを伝えようとするだけでしょう。RT @ginko_books「サービス」という言葉を使いましたが、「読者に感動を与える作品をつくること」こそ作者のサービスではないか?

2010-11-30 06:24:33
千野 帽子 翻訳「小説列伝」準備中 @chinoboshka

(承前)感動クレクレ状態の読者は、ほんとうのおもしろさを見逃すからなあ。

2010-11-30 06:25:46
ぎんこ @ginko_books

朝、私は本に何を求めているんだろう…って考えてみた。で、やっぱり私は本に「感動」を求めていると思う。「感動」っていう言葉は「愛」みたいに多用されたので、薄っぺらい言葉になってしまっているのかなあ。よくわからないけど、自分の中では感動とは、心動かされるコーフンする体験という意味

2010-11-30 10:06:12
ぎんこ @ginko_books

たとえば、最近読んだフランク・オコナー短篇集も、すごく面白かったし感動した。ちょっと古い作家なんだけど、短編の中に今と変わらぬ人間の業があると思ったし、読者を楽しませてくれる仕掛けもあったり。佐渡裕さんの本もとっても感動した。文章よりも音楽への愛が心打たれた。読んでよかったなと。

2010-11-30 10:10:11
ぎんこ @ginko_books

自分の中では、たぶんフランク・オコナーも佐渡裕もサイモンシンの科学の本も、美術の本もなんでも、読書による体験ですごい!って思いたい。その時、この本ってすごいんだよ!と誰かに言いたいwそれがまあblogであったり、ついったーだったり友達との会話だったりする。

2010-11-30 10:13:24
ぎんこ @ginko_books

本を書いてくれた作者がどのようにこの作品を書いたのか、というのも考えるけど、それは二次的なもので、私は自分がこの本を読んでどう思ったのか?どのように自分の中で消化するか?の方を優先しているように思う。あとから作者の考えや作品解説読んで、なるほど〜と思ったりするけど。

2010-11-30 10:15:30
ぎんこ @ginko_books

ジュンク堂書店に行って、こんなに本があるのに読めるのはほんのちょっとだなあ…って思った。でもその中で自分は選んで読まないと物理的に無理なので何かの基準で選んでいく。食べ物に例えるなら今日は知らない味を試してみようか…とか、いつもの店のアレで、とか、たまにはジャンクもいいな、とか。

2010-11-30 10:20:17