- mocaco_skmt
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モブ雄「っかー!やっぱ左近さんつぇー!」 左近「へっへー、お前らまだ鍛練が足りないようだな!そんなんじゃ、三成様のお役になんて立てねぇって……あ」 モブ雄「ん?」 左近「せぇんぱーい!」 モブ雄「あ、後藤さん。…と、しまった。俺左近さんに密着中だった…」
2014-10-25 09:45:15モブ助「まったくあやつは何をしておるのだ!そうこうしている内に左近殿が又兵衞様の元へ…何やら言い合いをしているようだ、が、左近殿が笑っているから大丈夫だろう。 んっ!?又兵衞様の本を左近殿が…持って差し上げるというのか…!なんとお優しい!!」
2014-10-25 09:50:15モブ雄「そりゃあそうだろーなんたって惚れた相手なんだし?」 モブ助「…おぬし何をしておった」 モブ雄「ちょっと…手合わせ?」
2014-10-25 09:55:16左近「先輩、これ先輩の部屋でいいんスかー?」 又兵衞「いいですよぉ。あとはぁ、必要になったらまた書庫に行くんでぇ」 左近「了解!ね、先輩。これ運んだらちょっと休憩しない?俺こないだの出陣先で銘菓だっつー甘味買ってきたんスよ!」
2014-10-25 10:00:32モブ助「…左近殿は隙あらば又兵衞様を口説こうとなさるな」 モブ雄「左近さん後藤さんのこと大好きだからな…あの時選んでたの後藤さんに渡すためだったのか…」 モブ助「又兵衞様が揺らいでいる!」 モブ雄「好みもしっかり把握してんのか…」
2014-10-25 10:10:17モブ助「あぁ、又兵衞様があんなに嬉しそうに…(ほろり)」 モブ雄「(左近さんのあの笑み方…なんか企んでんだろうなぁ…)」
2014-10-25 10:15:14モブ助「現在又兵衛様の部屋の前にござる。先ほど左近殿が自ら甘味と茶を持って又兵衛様の部屋へ戻られた」 モブ雄「障子閉まってて中の様子がわかんねぇっすねー…」 モブ助「かすかに話し声は聞こえるが…もう少し近づいてみよう」
2014-10-25 10:35:15左近「どうっすかー?結構イケるっしょ?」 又兵衛「ん、オマエにしてはぁ良いんじゃないですかぁ?」 左近「へへへ~でっしょ!俺ちゃあんと先輩の好みそうなの選んで来たんスから!」 又兵衛「オレ様のことちょーっとはわかってるみたいだなぁ(もぐもぐ)」
2014-10-25 10:40:16モブ助「…左近殿ぬかりなし」 モブ雄「つーか…左近さん、なんか後藤さんに擦り寄ってねぇ?」 モブ助「さっ、左近殿っ、昼間からななななにを……!」 モブ雄「あ。ひっぱたかれた」 モブ助「あぁ…安定の又兵衛様…」
2014-10-25 10:45:16左近「せーんぱぁい!腹減りましたぁ!」 又兵衛「うるせぇ!又兵衛様の作った弁当が喰いたきゃ三遍回ってわんって鳴けよぉ!」 (ぐるぐるぐる) 左近「わんっ!」 モブ雄「左近さん……(頭抱え)」 モブ助「又兵衛様…容赦の無い…(溜息)」
2014-10-25 12:10:14左近「先輩、ほっぺにご飯ついてる」 又兵衛「んー?」 左近「こっちですよー(ちゅっ)」 又兵衛「!? てめ…っ」 左近「ごちそうさま♥︎」 モブ雄・モブ助「…………ッッ//////;(見てて恥ずかしい)」
2014-10-25 12:30:23又兵衛「ほらぁ、まだまだ半分ですよぉ。素振りは基本ですからぁ、同じ太刀筋保てるぐらいに型を崩さず振ってくださぁい。あと五百ぅ」 モブ助「又兵衛様ご自身はあの奇刃を使っておられるが修練の場では槍や刀もお使いになる。われらが戦場でどのようにも戦えるよう基礎には余念がありませぬ」
2014-10-25 13:20:16又兵衛「そこぉ、なぁにバテてるんですかぁ?そんなんで半兵衛さんのお役に立てると思ってるんですかぁ?いつどんな勅命を戴いても応えられるよう基礎体力は常に鍛えておけと言ってますよねぇ?ねぇ?」
2014-10-25 13:30:16モブ助「あぁあ…又兵衛様に目をつけられている…ああ見えて又兵衛様は持久戦にも強さを発揮出来ますゆえ、われらもついていくのに必死でござる」 又兵衛「…さこぉん!てめぇそんなとこで何してんだぁ?」 モブ助「!? さ、左近殿!?(きょろきょろ)」
2014-10-25 13:35:17左近「あ、バレましたぁ?」 モブ助「なんと!あんなところに…!さ、左近殿修練場の木の上から又兵衛様を見ておられたようで…」 モブ雄「左近さん、さっき三成様に今のところ貴様に任せる仕事はないって追い出されたんスよねぇ」 モブ助「…つまり暇なのか」 モブ雄「そういうこと」
2014-10-25 13:40:17左近「いやぁ、さすが先輩の部下っスねー一糸乱れぬ統率力とはこのこと!」 又兵衛「けっ、おだてたって何も出ませ~ん」 左近「基本に忠実っスね。俺んとここんな基礎ばっかやらせたらさっさと実技に移れって文句出ますよ」
2014-10-25 13:45:17又兵衛「……左近、オマエぇ…オレ様のやり方にケチつけんのかぁ?」 左近「まっさかぁ。ただ、先輩そうやって見てるだけじゃ身体鈍んないかなぁって思って」
2014-10-25 13:50:15モブ助「何やら左近殿が又兵衛様を煽り始めたぞ…」 モブ雄「左近さん後藤さんに構って欲しいんじゃねっスかね」 モブ助「喧嘩を売ってるようにしか見えぬが…」 モブ雄「うーん…」
2014-10-25 13:55:16又兵衛「てめぇ…おちょくってんのか」 左近「あれっ、先輩怒っちゃった?確かに手合わせだったらもしかして俺の方が強かったりして?とかちょっと思いましたけど」 モブ助「南無三」 モブ雄「あーあー;やべぇ後藤さんがキレる音が聞こえる;」
2014-10-25 14:00:46又兵衛「なめんなよぉおお!木偶がぁああ!!二度とそのクッソ生意気な口きけねぇようにしてやろうか!!」 左近「わー先輩こわぁい!ま、でも俺も暇なんでいっちょお手合わせ願いますよ、先輩♥︎」 又兵衛「…殺(バラ)す!!」
2014-10-25 14:05:14モブ助「まさかの手合わせ志願…」 モブ雄「後藤さんの部下どん引きしてんじゃん……」 モブ助「いや、だがまぁ、修練の一環として将の手本を見せるのも…」 モブ雄「おい、やべぇ。木刀じゃないぞ。真剣だ」 モブ助「」
2014-10-25 14:10:16又兵衛「オレ様が勝ったら地べたに這い蹲って二度と生意気言いません又兵衛様って言わせてやるからなぁ!」 左近「へへっ、じゃあ負けたら今晩俺の言うこときいてくださいね!」 モブ助「これは…」 モブ雄「左近さんめっちゃ楽しんでる…」
2014-10-25 14:15:15