ドボク鎮守府　消防空母飛龍　出動せよ！2

まも（C102お疲れさまでした） @Kojimamo

【艦娘雷撃処分】 巻雲「なんで…艦娘になってまで、また雷撃処分しなきゃならないんですか…」 巻雲の前には大破し体を水面に横たえる飛龍がいた。 飛龍「巻雲…はやく命令通りに撃ちなさい」 巻雲「でも…」 飛龍「撃ちなよ！臆病者ォ！」 #ドボク鎮守府

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巻雲は魚雷管を確認した。 残弾一本。ミッドウェー海戦の時も飛龍へ放ったのは一本だった。今回も一本…。 巻雲（史実通りに運命が輪廻するのなら私は…なんの為に産まれてきたんだろう） 巻雲「処分雷撃より、敵艦を討つことが本途…でもやります…」 #ドボク鎮守府

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巻雲は静かに脚部の魚雷管を構えた。 涙で飛龍が良く見えない。今度こそはきちんと沈めてあげるんだ…。 その時である。 #ドボク鎮守府

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巻雲「…え？どこか上位のコマンドが巻雲にオーバーライドして来たよ…。緊急航路啓開隊…？」 飛龍「早く撃ちなさい！敵…の艦載機　来るわよ…ﾊｧﾊｧ」 巻雲「＜消防空母到着まで50秒＞…　この表示は何ですか？」 #ドボク鎮守府

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巻雲「なっ何か勝手に何かカウントダウンしてますよこれ！？　…11、10、9…」 飛龍「どうしたのよ…一体？ﾊｧﾊｧ」 巻雲「…6,5,4…なんかくるですか、これって！！？？　」 HYUOOOONNN！！ その時、本土の方から飛翔体が突入してきた。 #ドボク鎮守府

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飛翔体は空中で分解し、中から銀色の弾道弾の先端の再突入体らしきカプセルが2つ飛び出した。パラシュートが開き、一つはなんと中から艦載機が飛び出してくるではないか。 しかしもう一つは…。 バシャン　バシャン　バシャシャシャシャシャ 派手に回転しながら水面で止まった。 #ドボク鎮守府

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海面に浮かぶ再突入カプセルから自動放送が流れる。 ＜＜緊急航路啓開隊が到着いたしました。これより救助活動に着手します＞＞ 巻雲は唖然として声が出なかった。 事情を飲み込むのにはまだ艦橋OSが混乱している。 巻雲「一体なんなんですかコレは…」 #ドボク鎮守府

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カプセルの扉がプシャッと上に開き、中から艦娘が出てきた。 「あああ！！んもう！いきなり実戦投入でICBMで現着とか無理でしょ！」 よろけながら水面に降り立ったのはおなじ飛龍タイプの艦娘。 巻雲「…よその飛龍…さん？」 #ドボク鎮守府

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ドボク飛龍「あ… 私『緊急航路啓開隊』の者です。消防空母飛龍と申します。 現場到着しました。要救助艦はどちらですか？」 巻雲「しょ、消防空母ぉ！？？」 #ドボク鎮守府

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消防型航空母艦、飛龍です ひりゆう型2代目じゃないかって？いいじゃん、んなこたァ それより、初期消火は大切にね マッチ一本は火の元！慢心はダメゼッタイ 消火も救助も水難救助も戦い抜くよ！ #ドボク鎮守府　消防空母飛龍　出動せよ！ - togetter.com/li/714900

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飛龍は海保の消防艇ひりゆう型消防船 (初代)の魂との契約を結んでいる、消防型航空母艦である。 ミッドウェーでの最期の時に炎上する自分… 炎上する私への重巡筑摩・利根と巻雲達による決死の放水消火… 空母の初期消火の大切さ… 消防艦を志す理由は山ほどあった。 #ドボク鎮守府

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巻雲「今、わたしの艦隊の飛龍さんの雷撃処分を行おうとしていた所なんです」 そういうと巻雲は同胞の飛龍を指差した。 ドボク飛龍「わかりました、これより救助作業に入ります。巻雲さん貴方は周囲警戒をお願いしたい。上空は我が隊の艦載機が守ります」 巻雲「わかりました」 #ドボク鎮守府