スポーティングソルト剣道編 狂言芝居説まとめ

スポーティングソルトの剣道編の自分なりの考察をまとめました
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タイツマン @TAICHUMAN

それまでの彼女にとって剣道は「男に勝つ為の手段」に過ぎず、それは単なるスポーツであった。そして、男とは「憎むべき存在」であり、プラスの感情は持ちえなかったのである(これは彼女が同性愛的嗜好に傾いていたことからも伺える) #スポーティングソルト

2014-11-16 13:50:59
タイツマン @TAICHUMAN

しかし、内柴との戦いの最中に剣道は「自己実現の為の武道」「自分が好きで、打ち込んでいたもの」に、男は「父性」「憧れの対象」という、幼いころの感情が蘇り、結果彼女を縛っていた妄執は解けたのである。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:53:45
タイツマン @TAICHUMAN

そのような認識に立てば、誤っていたのはそれまでのマイナスな感情に嵌っていた彼女であり、内柴は自分の為にそれを気づかせてくれた恩人であると、聡明な彼女は気づくだろう。この狂言芝居はそもそも彼女から憑き物を落とす儀式だったのである #スポーティングソルト

2014-11-16 13:56:09
タイツマン @TAICHUMAN

さて、こうして部活内での孤立から抜け出し、男性憎悪とレズビアン的性向に傾いていた彼女は本来の快活な剣道娘に戻った(別に同性愛を否定しているわけではない。マイナスな感情に囚われその人本来の性質から歪んでしまうのがいけないのだ) #スポーティングソルト

2014-11-16 13:58:31
タイツマン @TAICHUMAN

そして、本編の最後。これらの一連の芝居の背後で糸を引いていた人物は、仕掛けの成功と内柴という新たなメンバーの登場に喜び、彼を自分の組織に引き入れようとしていた。何を隠そう、生徒会長の話である #スポーティングソルト

2014-11-16 14:00:28
タイツマン @TAICHUMAN

生徒会長という役職につく彼女は、心に病を抱えた生徒を救うために秘密裏にそういった狂言芝居を行う一味を用意し、鮮やかな狂言芝居で心の闇が生む八方塞がりの無理難題、を解決する私設組織「塩谷一味」を用意していたのだ。 #スポーティングソルト

2014-11-16 14:04:40
タイツマン @TAICHUMAN

「塩谷一味」は既に工藤氷華の親との確執、内柴の周辺からの迫害といった問題をスポーツ医学による治療のふりをして解決していた。だが、優秀な人材はできれば欲しいものである。そこで彼女はそこに新たに氷華を勧誘し、今また内柴を加えようとしたのだ #スポーティングソルト

2014-11-16 14:07:23
タイツマン @TAICHUMAN

だが、ツンデレの内柴君はそれを拒否。一方生徒会長はそういった無礼に対し自身がご褒美と考える女子高生のビンタで説得を図った、といのが今週の話のおおまかな流れだったのだ #スポーティングソルト

2014-11-16 14:09:03
タイツマン @TAICHUMAN

今回の話を総括すると、大字さんの抱えるコンプレックスをスポーツでは無く武道である剣道の精神性により解決するという、実に剣道に敬意を表した物語だっと言えよう。彼女から憑き物が落ち、晴れやかな顔で剣道の所作である「礼」をするシーンは、非常に美しいシーンだ #スポーティングソルト

2014-11-16 14:12:23
タイツマン @TAICHUMAN

なお、これは最初に言った通り100%私に妄想で、辻褄があっている部分があっても偶然の可能性が高いと考えらます。しかし、何を感じるかは読み手次第。実際、自分はこの考察に辿り着いてから実に晴れやかな気分で日々を過ごせています #スポーティングソルト

2014-11-16 14:14:39
タイツマン @TAICHUMAN

なお、今回の考察に当たってはちょうど私が読んでいた「巷説百物語シリーズ」の影響もあるかもしれませんが、それはまあ些細なことでしょう。決して診療奉為とか言いたかった訳ではありません。あくまで合理的に考えたらこうなったのです。以上 #スポーティングソルト

2014-11-16 14:18:05