スポーティングソルト剣道編 狂言芝居説まとめ

スポーティングソルトの剣道編の自分なりの考察をまとめました
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タイツマン @TAICHUMAN

自分の中での今回のスポーツ塩を全て塩谷一味による狂言芝居とする解説を書いてみる。なお、妄想100%であり、無理やり辻褄合わせただけのものだということを断っておく #スポーティングソルト

2014-11-16 12:50:25
タイツマン @TAICHUMAN

まず、ことの発端は大字さんが男に勝つことへの異常なこだわりを持ってしまい、周囲との軋轢を生んでしまったことがそもそもの事件の始まり。これに関しては父親の教育の影響説が有力だが、幼いころに男による性的暴行等の可能性も考えられる #スポーティングソルト

2014-11-16 12:52:56
タイツマン @TAICHUMAN

ともかく男に勝つことにこだわる大字さんは剣道部においてやたらと男子に絡むようになる。当然面倒なので彼らは邪険にするか、わざと負ける等であしらおうとするがそういった行為はさらに彼女を男性への憎悪に走らせる負のスパイラルを生むこととなってしまった #スポーティングソルト

2014-11-16 12:55:12
タイツマン @TAICHUMAN

おそらく、「女子供は斬らない」はそういった面倒な状況における、解決への一つの努力だったのだろう。わざと負けるのではなく、かといって彼女を打ち負かすわけでも無い。一見いい手段に見えるが、これも大字さんにとっては女性蔑視に映り逆効果だったようだ #スポーティングソルト

2014-11-16 12:57:15
タイツマン @TAICHUMAN

このような状況下において八方塞がりに陥った男子剣道部は塩谷に彼女に男性に勝てるパワーを授けるよう依頼するが、これは物理的に不可能であった。そこで、塩谷一味による「スポーツ医学」に名を借りた狂言芝居が始まった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:00:26
タイツマン @TAICHUMAN

まず、塩谷は大字さんを保健室に誘い込むために一つの罠を貼る。それが「氷の女王工藤氷華」という嘘の噂を校内に流すことだった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:02:13
タイツマン @TAICHUMAN

女性が男性に勝利することにこだわる大字さんならば、この噂を聞けば男に勝つ方法を聞くため、あるいは弟子入りのために彼女に接近するに違いない。そして、そうなれば自然と逃げ込んだ風を装って氷華が保健室に行くことで、大字さんが自主的に保健室に近づく形にしたのだ #スポーティングソルト

2014-11-16 13:04:39
タイツマン @TAICHUMAN

そして、大字さんの悩みを聞き「男に勝てる力を与える」という嘘で彼女を適当な鍛錬を積ませる。これは、彼女に「自分の力で男に勝った」という認識を持たせるための必須作業である。これが無ければ、例え男に勝てても彼女自身が結果を疑うほどに説得力が無いからだ。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:07:46
タイツマン @TAICHUMAN

そして、頃合いを見計らい「男子剣道部との勝負」という名目で彼女を剣道場に誘う。ここで、第二の仕掛け内柴が登場する。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:08:54
タイツマン @TAICHUMAN

彼は大字さんが修行中に相手を挑発して金を巻き上げるチンピラとして振る舞い、その悪評を学園に広めていたのだ。さらに、その事実を大字さんが憧れる氷華が尾ひれをつけて話すことで、大字さんの中ではそれが事実として彼女に刷り込んでいたのである #スポーティングソルト

2014-11-16 13:11:15
タイツマン @TAICHUMAN

そのような「憎むべき男」としてのキャラクター性を確立した内柴が剣道場に現れ、剣道を挑発する行動をとった為に彼女は激昂。結果、塩谷の狙い通り「防具をつけない内柴と完全装備の大字さんが戦う」という状況を作ることに成功する。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:13:24
タイツマン @TAICHUMAN

なぜ防具をつけないのか?それは、彼女に演技の可能性を悟らせないためである。隙を見のがさない目を持つ大字さんは、剣道という競技上ではすさまじい観察眼を持ち、仮に負けの演技をすればそれは絶対に見破られてしまう。それはすなわち、彼女の怒りにつながるのだ。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:16:15
タイツマン @TAICHUMAN

だが、もしそれが相手が剣道以外の方法で戦えばどうだろう?彼女の隙を見ぬく目も効果は半減、まして竹刀で生身の人間を叩いた経験の無い彼女にとっては「相手の急所に一撃を加える」という行動が勝利となるため、内柴はそれを顔等に受ければ演技の必要も無く負けになるのだ #スポーティングソルト

2014-11-16 13:20:17
タイツマン @TAICHUMAN

だが、それは危険な行為でもある。竹刀といえども、防具なしでまともに受ければ打撲では済まないのだ。しかし、ここで内柴の持つ身体的特徴が生かされるのである。すなわち「純白筋」だ #スポーティングソルト

2014-11-16 13:21:56
タイツマン @TAICHUMAN

彼は全国4位のボクシング部部長のパンチをまともに受けても平然とするほどの肉体を持つ。3分過ぎれば途端に弱くなる制約はあるものの、それは裏を返せば3分間は最強ということ。生身VS剣道という危険な戦いにはうってつけの人材である #スポーティングソルト

2014-11-16 13:24:33
タイツマン @TAICHUMAN

とは言え、それを知っているのは一部の人間であり、内柴をただのチンピラと思っている大字さんは我に返り勝負を降りる可能性もある。(実際、彼女は試合終了後に内柴の身を案じていた)。そこで、そもそもの依頼者である剣道部がサクラとして場を盛り上げたのであった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:26:32
タイツマン @TAICHUMAN

「今の作戦はよかったぞ!」「ああ、危ない!」といったように終始大字さんにオーディエンスが呼びかけ、また内柴はタックルによる攻撃や本気の斬撃で大字さんに「やらねばやられる」という危機感を煽り、終始戦いの舞台に立たせ続けたのであった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:29:03
タイツマン @TAICHUMAN

しかし、こうまでしてもなお問題はあった。それは、「大字さんが男に勝つ」という現象に対する不可解さが残っている限り、大字さんや周囲の女子が狂言に気付く可能性が十分にあることである。そこで登場したのが狂言回し役、スポーツドクター塩谷である #スポーティングソルト

2014-11-16 13:31:16
タイツマン @TAICHUMAN

彼は「運動単位」という専門用語とぞうきんによる筋使用の最適化という詭弁を並べ、あたかも「女性でも場合によっては男に勝てる」という幻想をスポーツ医学という名の科学の化粧により取り繕い、事実として生み出したのであった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:34:29
タイツマン @TAICHUMAN

塩谷は興奮状態にあった大字さんに対し「オペはもう終わっているよ」という言葉をかけ、事前に説明していたその詭弁を思い出させた。しかし、これは内柴とギャラリーに対する、次なる演技を始めるように指示する暗号でもあったのだった #スポーティングソルト

2014-11-16 13:36:57
タイツマン @TAICHUMAN

内柴は彼女が塩谷の言葉により意識的に動き出したのに合わせ、わざと手を抜き劣勢を演じる。また、周囲はその戦局に対し「何だ急に動きがよくなったぞ!」というような適当な嘘で場を盛り上げたのであった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:39:39
タイツマン @TAICHUMAN

それらの芝居の結果、「内柴が手を抜いた為大字が優勢に」というつまらない現実は「科学的理論に基づき意識的に筋肉に使い方を工夫した為、本来は非力な彼女が内柴と戦える程の力を発揮しだした」という、実に劇的な物語に姿を変えたのである。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:42:06
タイツマン @TAICHUMAN

これにより、「女性に男に勝てる筋力を与える」という無理難題は達成され、内柴が顔面に面を喰らい退場することによって狂言芝居は幕を下ろし、後には妄執を解かれ剣道部男子へのわだかまりを無くした大字さんが残されたのだった。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:44:41
タイツマン @TAICHUMAN

しかし、これだけだと大字さんは自分が男子より強いと錯覚してしまう。そこで、最後の最後に塩谷と氷華により、内柴が手心を加えたという事実が明かされる。これは、今までなら大字さんの怒りを呼ぶ行為だったろう。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:47:06
タイツマン @TAICHUMAN

だが、彼女は怒らない。何故なら、彼女は「鍛錬の結果、勝利する」という武道の原点ともいえる行為により、自身が盲執に囚われる前の剣道への想い、父への憧れを思い出していたからである。 #スポーティングソルト

2014-11-16 13:49:19