モーニング編集長・島田英二郎氏「新人にとっての週刊誌連載って、プロになって試合に出てチャンピオンになる前の「街場のケンカ」であるべき」

島田英二郎 @asashima1

漫画にはいろんな読ませ方があるし、いろんな楽しませかたがあると思います。一番わかりやすいのは連載で読ませるのと単行本で楽しませるの。格闘技にたとえると、単行本で読ませるのは「試合」だと思う。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

決まった時間に決まったリングで、ある一定のルールのもとに、すでに相手がわかったうえで闘う感じ。一方、週刊誌連載ってのは街中のケンカです。あるとき突然、見知らぬ相手と出会い頭にはじまるケンカ。もちろんルールはない。相手がどんなやつかもわからない。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

単行本ってのは、基本的にはその作品が読みたくて（ってことは興味があるし、多くの場合は好きでさえある）買うもの。雑誌に載ってる作品の読者は、必ずしもその作品のファンとは限らない。どういう趣味嗜好の相手がどういうシチュエーションで読むかは千差万別です。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

プロなんだから大事なのは試合で勝つことかもしれない。でも、ボクシングのチャンピオンってケンカも強そうだから魅力的なわけであって、そうじゃなかったら格闘技って魅力的じゃなくなると思う。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

ケンカに必要なのって洗練されたテクニックじゃなくて、もっと原始的な暴力性とか闘争心とか。新人にとっての週刊誌連載って、プロになって試合に出てチャンピオンになる前の「街場のケンカ」であるべきだと思う。#morningx2

島田英二郎 @asashima1

粗削りの新人に連載させることには賛否両論あるが、うちはまずケンカからプロを育てていくつもり。ルールやテクニックは後回しってことで。ケンカ上等な人、ご応募お待ちしてます。#morningx2