湾岸戦争秘話(ウソ)

自分用に。 続きが気になる。
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岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)1:1990年、多国籍軍がイラク周辺に兵力を集中させつつあるころ、イギリス軍は恐るべき情報を入手した。イラク軍は北部に巨大な化学兵器集積所を持っており、多国籍軍のクウェート奪還~イラク侵攻に際して、その化学兵器の使用準備を進めているというのだ。

2014-11-28 11:48:18
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)2:イラク軍の化学兵器が、イラク南部~クウェートに展開される前に、なんとしてもこれを無力化しなくてはならない。現地の反フセイン政権クルド人勢力からの情報では、この化学兵器集積所は、深い峡谷の奥の地下にあり、爆撃や巡航ミサイル攻撃での破壊はほぼ不可能だった。

2014-11-28 11:51:02
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)3:その地下の化学兵器集積所のトンネルの入り口は、巨大な岩のオーバーハングの下にあり、バンカーバスターで入り口を破壊することも不可能だった。しかし20世紀初期にイギリスが行った地質調査から、意外な弱点が発見された。オーバーハングの巨岩には、隠れた亀裂がある!

2014-11-28 11:53:18
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)4:その亀裂に、大きな衝撃を与えれば、巨岩が崩落し、化学兵器地下集積所のトンネルの入り口を塞いでしまうことができる!化学兵器の搬出や輸送を阻止すれば、多国籍軍への脅威は未然に除去できるのだ。亀裂に衝撃を与えるには、下側から爆弾を精密に命中させるしかない。

2014-11-28 11:58:44
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)5:深い峡谷に侵入し、超低空から急上昇しながら、巨岩の亀裂に精密に爆弾を命中させれらる・・・それが可能な爆撃機は、イギリス空軍のTSR2しかない!(「えー?F-16の方が運動性良くない?F-15Eじゃダメなの」とか、この際言わないこと!)。

2014-11-28 12:01:35
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)6:イギリス空軍は、亀裂爆撃のための特殊爆弾を急遽開発、TSR2部隊の精鋭を集め、アメリカのネバダ州で目標によく似た地形の峡谷で訓練を開始した。さらにSASとクルド人勢力による特殊部隊で、爆撃の直前に峡谷の対空火器を破壊、TSR2の侵攻を助けることとした。

2014-11-28 12:04:52
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)7:いよいよ作戦開始、TSR2部隊はキプロスを出撃する。一方、C-130から降下した、SASとクルド人勢力はイラク共和国親衛隊に捕捉されてしまう。生き延びたSAS隊員から作戦の失敗を知った、司令部はTSR2に「対空火器は健在。作戦中止も可なり」と通信する。

2014-11-28 12:15:19
岡部いさく @Mossie633

湾岸戦争秘話(ウソ)8:しかしTSR2部隊の隊長は、作戦続行を決意する。12機のTSR2は、多数の対空火器とMiG-29部隊によって厳重に守られた峡谷に、超低空で侵入していくのであった・・・! (以上「世界の傑作機BAC TSR2」刊行記念でありました)

2014-11-28 12:18:15