【感想】WitchRooR １st「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」

和泉彼方＠土曜：キ－26ａ：萌え尽きて。 @kanata0954

１）@WitchRooR の朗読劇「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」感想を、バレ回避しながら連ツイするよ。

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２）まず、原作の「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」 amazon.co.jp/%E3%83%96%E3%8… が圧倒的に素晴らしい。劇中に「美しくあれ」という台詞があるのだけど、まずもってこの原作が美しい。

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３）そして、その美しい物語を肉付ける配役。@chihirokwkm のまっすぐな演技は役柄の生き方そのものだったし、二役を演じた @hakokao の演じ分けと（自身の台詞でない部分も含めた）所作。これも素晴らしかった。

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４）特に、 @hakokao の所作に関しては、自身の役柄において選ばれしもののそれであり、相手の役柄に対しては理解者のそれであり、客席に対しては世界観をより印象づけるそれだった。舞台での経験が豊富だからこそのものだと思う。

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５）伸ばした指先の、その爪の先までをきちんと捉えられる、小さな会場ならではの満足感を、その所作が増幅させてくれていた。

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６）会場の話で言うと、天井が高く、せり出した２階部分にも人を配せる造りになっていたのだけど、これを非常に上手く利用していた。テーマ曲と音楽を担当した @tukineko_lute の二人が二階部分に居り、生演奏で舞台を盛り上げる。

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７）客席を覆うようにせり出した２階部分ゆえ、客からは非常に見づらい（あるいは見えない）のが勿体無くはあるものの、「音楽が降り注ぐ」状況は会場を作品の世界観に包む上で大きく作用していたと思う。

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８）また、天井の高さゆえに壁面の面積も非常に大きく、これが映像を映すスクリーンとして機能していた点も見逃せない。イラストレーターでもある @chihirokwkm のイラストを、グラフィックデザイナーでもある @hakokao が映像に落とし込んでいるのだけど、

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９）場面の転換や、心象風景の描写などにおいて、この映像が負っていた役割も多分にある（もちろん、客の印象を限定するような映像にはなっていない。あくまでも「感じる手助けのひとつ」たる映像である）

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10）更には、小物の使い方も上手かった。二役の演じ分けを見た目でもわかる効果を与えたり、舞台上にもうひとりの登場人物を上がらせたり（この、もうひとりである相沢まさきさんがまた上手くて。調べてみたら、やはり吹き替えでの活躍が多い方だった）していて、

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11）演技、音楽、映像、会場そのものの空間といった要素と共に、開演前に告げられた、朗読劇としては長い90分という上演時間を「長い」と感じさせないことに一役買っていた。

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12）これを演出した @kjkurasako は、本当に凄いと思う。

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13）特性上、どうやっても映像に収められない（＝より多くの人に観てもらうことが出来ない）のはとても惜しいのだけど、@WitchRooR の朗読劇「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」、本当に素晴らしかった。（終

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追加） @WitchRooR の「朗読劇「ブランコ乗りのサン=テグジュペリ」は、ただ「声優が創作ユニット組みました」ではなくて、声優である以外にも二人の武器であるところが存分に活かされているところが素晴らしくて、「○○にしか出来ない」というのはまさにこういうことだな、と思うのです