#空想の街　【灯りの樹】 ＃なごみ茶屋　＃明代と柚木　と　おじ会　の一部　まとめ

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

少年が手にした二つ、雪の結晶がくるくるまわり、何かのプロペラがぶるぶるまわるものと、南国の花が咲き乱れる様子と山に作られた段々畑。前者の方が少年向きな気もする。「どうぞもらっていってね。来年もどうぞ宜しくお願いします」@Haruki_Non #空想の街 #横峰写真館 #なごみ茶屋

春木のん🪄ふしぎなアンソロ @Haruki_Non

「あ、そうだ僕からも」 回っているプロペラに気を取られていたけれど、バッグからお土産を１つ。 「シリウスという国のクリスタルで置物です。犬の親子が仲良くくっついていて、その国では家内安全のお守りでした」 @_kumoyuki_ #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

「まあまあ！素敵なクリスタル！家内安全、嬉しいわ。お店に飾るわね」クリスタルを受け取ると奥から巌さんの声。抹茶ミルク、できたかしら？ @Haruki_Non #空想の街 #横峰写真館 #なごみ茶屋

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「お待たせしました」 奥から巌さんが戻ってきた。紙袋の中に、蓋付きの耐熱紙のコップが２つ。 「これ、お店用にもらいました！」と、灯の実を見せる。 「これは。どうもありがとうございます。横峰さん」 @_kumoyuki_ #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

雲行き＠空想の街 @_kumoyuki_

「いえいえ、来年もどうぞ宜しくお願いします。今度はミネさんとゆっくりしに来ますね。次は甘酒が飲みたいわ」紙袋を受け取り支払いを済ます。抹茶の良い香りがした。 @Haruki_Non #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

春木のん🪄ふしぎなアンソロ @Haruki_Non

「こちらこそ。ご主人に、よろしくお伝えください」 そう言って、穏やかに笑う巌さん。 なんか、見た目が怖いとか、接客が苦手とか思ってたけど…… 店の外までシズカさんを丁寧に見送る姿に、なんか違うと思った。 @_kumoyuki_ #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

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写真館のシズカさんの姿が見えなくなった後、巌さんは俺の手からもらった灯の実を、南国の花が付いた方を取り上げた。 「そっちでいいんですか」 「天真はプロペラ好き」 「まあ、そうっすけど」 「椿木は花好き」 @_kumoyuki_ #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

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店の奥で下駄を脱いだ巌さんは、たぶん奥さんの椿木さんのところへ真っ先に向かう。 その背中には彩り豊かに刺繍された普賢菩薩が、慈愛に満ちた笑みを浮かべていた。 人は見た目だけじゃないと、巌さんの背中が語っていた。 @_kumoyuki_ #横峰写真館 #なごみ茶屋 #空想の街

幽(悠(ゆう)/切撮屋・天椿 @ghostrangea8222

まだ少し空は不機嫌。早く機嫌直してくれたらいいな。遅くなる前に #なごみ茶屋 の天真くんに会いに行こう。お店は賑わってるみたい。邪魔にならないかな?「こ、こんにちはー」 @Haruki_Non #天真少年 #鋏職人 #空想の街 pic.twitter.com/OWGfjnpN8G

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「ふぇーくしょん！」 誰かが俺の噂をしている…… 「うわー今日もそのサンタコスなの天真」 明代ちゃんとお店に来た柚木さんに、俺は言い返す。 「サンタじゃないですよ！これはフェニックスです！」 #なごみ茶屋 #天真少年 #空想の街

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「ふぇにっくす？」 「そうだよ明代ちゃん。フェニックスは不死鳥。そう、俺は昨日、生まれ変わったんだ！」 「ちょっとなに言ってるかわからないけど。今日は店番も配達も、私と明代も手伝うから。よろしくね」 「よろしくね、お兄ちゃん☆」 #なごみ茶屋 #天真少年 #空想の街

【垢停止】 @pp26gmp

時間を潰そうと歩いていると、ひとつのお茶屋さんが見えてきた。折角だから、入ってみようかな。 #空想の街 #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 @Haruki_Non 「こんにちは〜」中へ入ると、ふわりと茶葉のいい香りがした。

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「いらっしゃいませー！」 午前中は暇っぽいなーと思っていたら、和服がよく似合う女の子がやってきた。 「ご注文は？何にしますか？」 お品書きを見ている、その横顔。 なんか、見覚えが……確かハンツピィあたりで…… @pp26gmp #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 #空想の街

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あの日の俺は、宴の後にズボンのお尻に大きな穴が開いているのに気付いて、朝早く仕立屋さんへ行った。彼女にはその途中で会って、転んだ時に穴を…… 記憶のひきだしをソッと閉めた。 「甘酒や抹茶ミルクがオススメですよ？」 @pp26gmp #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 #空想の街

【垢停止】 @pp26gmp

「あれ、もしかして何処かで会ったことがありますか…？」店に入って、店主の微妙な表情を見て不安になる。もしそうだとしたら、大変な失礼だ。どうにかして思い出そうとすると、「い、いえ！」と否定の言葉が入る。 @Haruki_Non #空想の街 #なごみ茶屋 #胡弓の歌唄い →

【垢停止】 @pp26gmp

少しほっとして、勧められるままに席についた。オススメは甘酒や抹茶ミルク、と聞いて、自然と顔が輝く。「抹茶ミルクって、私、飲んだことがないんです！あの、抹茶ミルク、一杯お願いします」 @Haruki_Non #空想の街 #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋

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「わかりました。抹茶ミルクお願いしまーす！」 注文を店の奥に伝える。 程なく、取っ手付きの湯呑みと、小さな角砂糖を積んだ小皿を、盆に乗せて巌さんが来た。 「どうぞ。お好みで、砂糖を」 @pp26gmp #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 #空想の街

【垢停止】 @pp26gmp

「わぁ、ありがとうございます！砂糖が付いてくるものなんですね」折角砂糖があるのだから、砂糖なしと砂糖ありと両方飲みたい。いただきます、と言って一口飲めば、抹茶のほろ苦さとミルクの少し控えめな甘さが広がる。 @Haruki_Non #空想の街 #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 →

【垢停止】 @pp26gmp

「美味しい…」ほう、と一つ息を吐く。抹茶とミルクの絶妙なバランスが美味しい。もう一口だけそのままで飲んでから、次は砂糖を入れた。一つの角砂糖で、どれくらい変わるのだろう。 @Haruki_Non #空想の街 #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋

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美味しそうに飲んでいる歌唄いさんを、巌さんは店の奥から静かに確認していた。 「あ、そうだ。いま僕、色んな人にお土産を配っていて」 バッグから出てきたのは。 「これは、ベガという国のオルゴール」 @pp26gmp #胡弓の歌唄い #なごみ茶屋 #空想の街