「私?私が使い魔であるはずがないじゃない。私はね、ただの猫よ。ただ。え、その割には魔物とか言われてるじゃないかって?そうね。そんなつもりはないのよ。ただ私のことをご主人様が好き過ぎるだけ。まあ私を見た人間は、みんなそうなるんだけど」#猫愛猫祭 #twremix @23novel
2014-12-11 23:47:44
#twnovel 眠りの国の羊さんがちっとも言うことを聞いてくれないので、眠りの国の犬さんを頼ることにしました。これで授業中に連れ去られることも、バスの中でもふもふされることもなくなるはず。そう思ったのは間違いでした。牧羊犬でもなく、警察犬でもなく、彼はただの愛玩犬だったのです。
2014-12-12 23:23:43眠りの国から羊さんではなく犬が派遣されてきた。犬に安眠効果はあるのか?そう思っていたら犬が散歩を強請ってくる。仕方なく近所を散歩する。が、犬は1時間歩いても2時間歩いても満足しない。結局5時間歩いて、ぼくはくたくたになって安眠できましたとさ。 @23novel #twremix
2014-12-12 23:27:58@23novel #twremix 牧羊犬―羊の誘導や見張りなどを人間の指示で行う犬。眠りの国の羊さんが勝手にこっちに来ないように牧羊犬を雇った。が、雇ったその日に羊さんがこちらにやって来た(僕が連れ去られた)。「……牧羊犬は?」「ん?既に私たちの国にご招待いたしましたが何か?」
2014-12-12 23:32:53恐怖小説家として飯を食っているというのに最近少しも悪夢を見ない。頭で考えただけの恐怖と言うのはどこか空々しい。訳もなくただ怖い悪夢を見たいのにどうやら獏がみんな食べているらしい。そこでベッドのそばに犬を飼うことにした。牧獏犬として訓練されている。@23novel #twremix
2014-12-12 23:49:24眠りの国の羊さんがちっとも言うことを聞いてくれないので、眠りの国の犬さんを頼ることにしました。これで授業中に連れ去られることも、バスの中でもふもふされることもなくなるはず。そう思ったのは正解だったのですが。「寝れない……」羊さん、カムバック……@23novel #twremix
2014-12-12 23:52:30#twnovel 眠りの国の羊さんに囲まれて、子犬がプルプル震えています。成長すれば立派な牧羊犬になりそうですが、残念ながら子犬は子犬。羊さんの大群に勝てるはずもありません。すやすや眠った子犬を前に、羊さんたちは満足そうですが、残念ながら、寝る子は育つという言葉を知らないのです。
2014-12-12 23:44:41子犬が眠りの国の羊さんに向かって吠えている。だけど羊さんたちはそんなものものともせずに草をはむ。まだ子犬じゃ無理だろうな。羊さんたちの神経は図太いのだ。生半可な吠え方では見向きもされない。でもこれも子犬の試練の一つだ。ぼくはそっと見守るのみ。 @23novel #twremix
2014-12-12 23:47:28#twremix @23novel 眠りの国の羊さんに囲まれて、寝る子は育つという言葉の通り子犬はすくすくと育っていきました。今では羊ならいくらでも誘導できるほど大きく強い成犬となり、羊さんに囲まれてずっと眠っています。
2014-12-12 23:54:46器に山盛りのごちそうがある。でもそれを食べることが出来ない。ご主人様の「待て」は絶対だ。今日はいつもより「待て」の時間が長い。そのうちご主人様はどこかへ行ってしまった。よだれがとめどなく落ちる。「何それ?」「犬の見ている悪夢」「美味しくなさそう」@23novel #twremix
2014-12-12 23:57:51