2010120405第47回日本小児アレルギー学会

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竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷続)症状がないこととは異なる、機序についてはいまだ不明な点が多い。今後安全にこの治療をどう拡げていくかが課題で、それ以前に"必要最小限の除去食"をしっかりと行う必要がある。 以上、学会終了。

2010-12-05 16:16:05
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷続)牛乳50ml以上でAn等のリスクは低い印象、ある程度の量まで上げる必要はある、rushSOTI具体的方法;1日5回20%増量、1日2回100%、1日4回20%等、急速期は間隔をあけず少しずつ増量、最後はQOLに合わせ個々の対応必要。今後;耐性獲得と

2010-12-05 16:11:47
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷続)飲むこともリスクになりうる、長期的には10%程度の無反応群あり、機序としてIL-17,TGF-β等の関与、年齢的には6歳頃はどうか、現段階ではマーカーはない◎rushSOTIの適応と治療目標;重症An型や不治例、解除が理想だがAn回避やQOL向上も

2010-12-05 15:56:29
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷治療中の呼吸器系症状と循環器系症状時にはアドレナリンを、呼吸器系症状にはアドレナリン吸入も有用、IgE高値と摂取量が少ないことはその後の症状誘発に対してリスクになる、治療後BA悪化等なし、維持療法期の反応の原因不明なものも20%ある、ストローで飲む

2010-12-05 15:44:51
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷続)1.2倍増量で短期の入院と外来での長期漸増(週に2〜3回)を行う◎EgidioBarbi,M.D;RCTでも証明されているmilkSOTI、治療無効10%、部分寛容というのも子供では重要、20gチーズは100mlのmilkに相当、

2010-12-05 15:31:16
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷続)は、有意に前者の方がIgEが高く有意差はないがIgG4も高い、(好塩基球)CD203c発現量は今後予測マーカーになりうるか◎slowSOTI、小麦は良好な経過を示している、牛乳は困難、牛乳rushSOTIでは一旦成功、stepwiseSOTI実施中

2010-12-05 15:10:52
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷牛乳ではbの方が上昇、SPTではa,bともに改善、HRTではあまり変化なし、CD203c発現量ではaで有意に数値の低下ありこれとIgE,IgG4との関連からIgG4値とヒスタミン遊離量に関連あるのでは、aに比してbではIgEが有意に高い、a+bとcとで

2010-12-05 14:56:44
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷緩徐法(1日1回)では小麦のみが有意差を持って有効でその他もコントロール群より改善率は高い、卵黄1個解除=ハンバーグ、ふりかけ、からあげ、ハム、ベーコン、食パンなど、必要最小限の除去で約1年後に50〜70%の耐性化が期待できる、急速法ではやはり牛乳難渋

2010-12-05 14:33:23
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷運動・体調不良・中断で維持療法中に問題を認める、slowSOTI;1/20〜1/2で1週間〜1か月毎に30〜50%増量、除去解除率平均51.2%◎少量で軽微な症状のでるものの7割が大量でアナフィラキシーを起こす☞緩徐法、少量でAn☞急速法、

2010-12-05 14:23:46
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷急速法で1年後でも80%以上で摂取量が維持できている、除去負荷試験実施すると2〜4割のみが真の耐性獲得が確認されている◎免疫療法作用機序について;a.耐性獲得群、b.免疫療法成功群、c.増量困難群の3群に分類、aでIgG,IgG4が卵では上がるが、

2010-12-05 14:50:13
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜FA免疫療法▷◎rushSOTI;1日5回、初回は閾値の10%程度から、毎回20〜50%増量、約2週間で目標達成、牛乳が難渋している、卵は8gまでは乾燥粉末で以降はスクランブルエッグ、軽微な副反応が17.6%、強い全身症状は0.6%、IgG4は治療後上昇、

2010-12-05 14:15:55
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜会長講演▷RushSOTI前後でピーナッツの場合IgEは一旦急速に上昇するが最終的に低下、治療後体調や運動負荷や一旦中止で誘発症状を認める例がある、経口免疫による免疫寛容と経皮感作による発症、加水分解小麦によるFA発症、これまでの薬物療法の進歩とこれからの免疫療法。

2010-12-05 13:51:25
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜会長講演▷小児科領域でのICS導入の歴史、ご子息のスギ花粉症に対する治療からの免疫療法の話、GRAZAX、2007.9に第一例目のrushSOTI、0.36gの閾値からの成功、卵21例全例成功、閾値の1/10からの開始、軽微な症状17.6%、薬剤必要1割、

2010-12-05 13:29:07
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜教育セミナーBA▷続)ACT20点以上や3か月無症状など、治療継続で間欠型に95%程度持ち込める、炎症ゼロを目指し比較的長期の治療も検討、アレルギーエデュケーター等コメディカルの育成を⇨http://bit.ly/f5oKsX

2010-12-05 12:45:00
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜教育セミナーBA▷期間(喘鳴等の)有症率小中学校で10〜15%、関西地方は全国的にみると少ない傾向、アナフィラキシー有病率0.1%、ISAACによる調査が世界的に拡がっている、過去12か月以内の有症者の中でEIA様症状の割合7割、いつまでICS?;PEAKstudy

2010-12-05 12:29:19
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷疫学調査より;黄ブ菌とADの関連⇨重症度と関連あり、1M児でも頬部の湿疹あり群では優位に多い、7Mでの腸内ブ菌もAD児で多くまたIL-10産生が出生時から低く菌に対する免疫応答が弱い☞プロバイオティクスが有用?、母体の便秘とAD発症に関連の可能性?

2010-12-05 10:35:58
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷続)だが少なくともADコントロールを、現段階では個々のコントロールが必要。スキンケア指導・アレルギーエデュケーターより;実効力のある・患者とのパートナーシップ・アドヒアランス向上を目指す、5歳頃になると本人への指導も、湿疹の再発時はアドヒアランスの確認必要

2010-12-05 10:16:36
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷積極的摂取⇨RASTpositiveだけで除去は不要PedDerVolNo1,1-6,2007、離乳食は無関係Ped2008;121,e44-52、少しずつ食べることで食べられる人は間違いなくいる、アナフィラキシー児は適切な時期に免疫療法の適応を検討すべき

2010-12-05 10:01:21
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷PUVA療法で神経繊維の増生に関する因子のバランスを改善させる効果あり。日光浴はPUVAの代わりになりうる? ADにおけるFA対処;ハイリスク児にはアレルゲン回避が望ましい⇨JACI2007,119:307-13、IndianJDerma2009:54(2)

2010-12-05 09:49:34
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷続)システムを介する痒み、表皮内神経の増生をどう制御するか;神経伸長因子(NGF,AR,Gelatinase),とSemaphorin3Aなど神経繊維退縮因子のバランスが悪くなることで神経繊維が増生、これに対し保湿剤が神経繊維増生抑制効果あり、外部起痒刺激防御

2010-12-05 09:40:25
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜AD▷有病率5.5%、アレルギー疾患学校生活管理表があんまり浸透していない地域がある、皮膚科小児科の連携が必要。ADは難治性の痒み、ヒスタミンH4受容体の関与やヒスタミン以外のメディエーターの関与や表皮内神経の増生による痒み閾値低下やオピオイドーオピオイド受容体

2010-12-05 09:28:03
竹村 豊 @ytktkmr

日本小児アレルギー学会 第2日目です。昨日はよく寝たので朝からスッキリです。 (@ パシフィコ横浜 (Pacifico Yokohama)) http://4sq.com/7ScdRx

2010-12-05 09:02:58
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜Tr1産生IL-10によるクラススイッチが発症に重要。PollyMatzingerによるデンジャーシグナルの概念、これにもTLRの関与、これからHMGB1が好酸球産生等に関与、抗原が抗原である理由はそこに細胞障害があることが問題。

2010-12-04 17:55:59
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜続)しかし、IgE上昇やその他のアレルギーは抑制できない、アレルギー家族歴のない母体の妊娠中ヨーグルト摂取は皮膚炎を予防するかも。ピーナッツオイルでの経皮感作や乳児期からピーナッツを食べるイスラエルでのアレルギー発症率の低さ。一旦経口寛容が成立後の経皮感作もある!

2010-12-04 17:45:00
竹村 豊 @ytktkmr

日小アレ学会〜呼吸器系アレルギー疾患の免疫治療◎ダニ単独感作に対する免疫療法でその他の感作の予防ができる◎スギ花粉症に対する舌下免疫療法、鼻症状はプラセボ効果が得られ易い、しかし根本治療になりうる

2010-12-04 16:35:32