ソ連空母と蒸気カタパルト

高町柴亜さんにご教示賜りました。
軍事 ソ連 空母
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この少し前に「空母アドミラル・クズネツォフに蒸気カタパルトが装備されていないのはソ連の技術力が低かったから」というお話がありました。
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@NSXgt6 @gunkanbot おかしいなあ・・・2人とも、一体どうしちゃったのかな? ソ連は1980年代初頭に蒸気カタパルト「マヤーク」を開発していたんだよ。 ちゃんとさ、調べてから書こうよ・・・ 少し、頭、冷やそうか・・・ pic.twitter.com/8d0cEZxe2A
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名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@NSXgt6 ソ連は蒸気カタパルトを開発していたけど、政治的な理由により空母には装備されず、実際に建造されたクズネツォフには、代わりにスキージャンプ装備された。 これの何処が「技術力の低さを物語っている」というのかな?
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi クズネツォフにカタパルトが装備されなかった「政治的な理由」とは何だったのでしょうか? 自分としてはコスト問題のため(大したソース無しの聞きかじりですが…)と思っていたのですが初耳でして
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio 極論すれば、1人の人間の反対により挫折したと言えます。 その人はドミトリー・ウスチーノフ。 1970年代半ばからソ連国防相を務めました。 この人は「カタパルトを装備した全通甲板空母」というものを非常に嫌悪しておりまして、そのような艦の建造を認めなかった。
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi 国外との政治的理由かと予想しましたが国内理由でしたか、ありがとうございます!
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio コスト問題と言うのは、要するに、「蒸気カタパルトを装備した原子力空母」(実際にソ連海軍は1970年代に計画していた)は莫大な金が掛かるので、その分海軍に予算を多く取られてしまい、陸軍など他の軍への予算割り当てが減らされるかもしれない、という事です。
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi ザックリと「コスト問題」としか思っていませんでしたが他軍との予算の兼ね合いの可能性ですか、勉強になります
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio ソ連国防省も参謀本部も陸軍出身者が主流を占めておりましたからね。 ただ、1960年代後半-1970年代前半に国防相を務めたアンドレイ・グレチコ連邦元帥(陸軍出身)だけが例外的というか突然変異的に「蒸気カタパルト装備原子力空母」の建造に積極的でした。
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
グレチコ国防相は、本格的空母の建造に消極的な部下を前にして 「諸君は何を躊躇しているのかね?アメリカのような空母を造るのだよ。 我々にも、カタパルトと格納庫を持った空母が必要なのだ!」と檄を飛ばし、彼が望む空母の絵(アメリカのニミッツ級のような艦)を描いて部下に見せました。
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi 陸軍出身で原子力空母建造に積極的なのは興味深いですね、この後にウスチーノフ氏の代でこの空母建造が中止されてしまうのですね
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio ドミトリー・ウスチーノフ氏は、あのスターリンを崇拝しておりましたが、そのスターリン氏は、正規空母を「帝国主義者の兵器であり、我が国には不要」と言っておりました。 ウスチーノフ氏も、それを信じていたようです。
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi スターリン氏の影響力を考えればロシアが正規空母を建造するにあたっての障壁の高さは相当なものがありそうです
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio ソ連が「蒸気カタパルトを装備した原子力空母」の建造計画を実行に移したのは、ウスチーノフ氏が死去した後でしたからね。 pic.twitter.com/4iXpoiGDhP
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うすしお @type_ususio
@xia_takamachi そしてソ連崩壊と共に完成前に解体されてしまうのですね…ウリヤノフスクでしたか
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio 更に補足いたしますと、ドミトリー・ウスチーノフ氏も、艦隊航空戦力が全く不要と考えていたわけではありません。 ウスチーノフ氏は、キエフ級のような航空巡洋艦に、Yak-141のような超音速VSTOL戦闘機で充分だと考えていたのです。
うすしお @type_ususio
@xia_takamachi アメリカが高価な原子力空母からVSTOL空母への移行を検討し、それならばソ連もキエフ級とYak-141等でいいという流れでよろしかったですか?
名誉ロシア人・スーパー高町さま@ロシア海軍情報管理複合体 @xia_takamachi
@type_ususio そうですね。アメリカ海軍がVSTOL空母と超音速VSTOL戦闘機XFV-12の組み合わせを考えていたように。 pic.twitter.com/VOQO2luhuH
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高町柴亜さんの旧ブログより「クズネツォフ建造までの経緯~1970年代のソ連海軍の空母建造計画~」 http://blogs.yahoo.co.jp/rybachii/1774196.html 今回のお話も含めた多くの情報が記載されています。

コメント

オブジェクト@図書館はいいぞ @oixi_soredeiino 2015年1月13日
ソ連が蒸気カタパルト空母を計画していたこと、技術的に可能であったことを知った。ところで、この蒸気カタパルト関連技術は今どうなってるのか疑問になった。
89siki @89sikin 2016年1月2日
寧ろグレチコ師が何故空母にここまで理解があったのか、そっちの方が気になった
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