忍殺二次創作与太話【チープ・コメディ・オン・ニンジャ・アノヨ】

鹿奈しかな a.k.a SS @RiverInWestern

＼ #4215tk エンタテイメント！ ／

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ドーモ、ヘッズの皆さん。シカナです。今年は一年お世話になりました。ぜひ来年もよろしくお願い申しあげます。 #4215tk

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さてタグ付けをしたとはどういうことか？ これからニンジャスレイヤーの二次……うーん……二次……与太話をやる。これは昨夜の深夜テンションとニンジャアトモスフィアがなんかケミストリを起こして生まれたものだ。右ではなく、左の作品だ。#4215tk

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うるさいと思った方は #4215tk をミュート重点。ツッコミを入れてくださる方も同じタグを使ってくれると嬉しい。なおニンジャスレイヤー与太話だがニンジャスレイヤーは出ない。どうかイルカチャンを許してあげてほしい。

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【チープ・コメディ・オン・ニンジャ・アノヨ】 #4215tk

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チャーチャーチャラッチャーチャ、チャーチャーチャラッチャーチャ。どこからともなく流れる軽快な音楽。抜けるような青空の下、ネオサイタマでは見ることのできない美しい草原にて、二人のニンジャが対峙していた。鉄球を手の内で転がす者と、バットを持つ者だ。1 #4215tk

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鉄球ニンジャ…ショットプッターは、鉄球を弄ぶのをやめ、腕を背後に伸ばし投球の構えを取る。対するニンジャ、スラッガーも、目を細めてバットを構えた。軽快な音楽が流れる中、緊迫したアトモスフィアが両者の間に流れる。2 #4215tk

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ショットプッターが目を見開く！「イヤーッ！」スラッガー目掛け投球！鉄球は凄まじい回転により不規則な軌道を描きながらスラッガーへ殺到する！「イヤーッ！」注意深く鉄球の軌道を読んでいたスラッガーがスイング開始！ガキィン！命中！ナイスバッティング！3 #4215tk

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打ち返された打球はまっすぐショットプッターへ！「ウワーッ！」ショットプッターは間一髪ブリッジ回避！ちょうど彼の鼻先をかすめ、鉄球はどこか遠くへと消えていった。流れていた音楽が止まる。「アー……」スラッガーが気まずそうに頭をかく。4 #4215tk

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「アーッ！モーッ！」ガバリ！とショットプッターが身を起こす！「いい加減にしろ、スラッガー＝サン！何故いちいちピッチャー返しなんだ！？これで何度目だと思ってる！」「わ、悪いなショットプッター＝サン。そのう…職業病で」「そんなけったいな職業病があってたまるか！」5 #4215tk

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ずかずかとスラッガーに詰め寄ったショットプッターは、彼の鼻先に指を突きつけた。これにはスラッガーも苦笑い。「ほら、俺は元暗殺野球ニンジャだからな」「本当にあるんだろうなそんな職業！？ここに来て初めて聞いたぞ俺は！」「一般にバレちゃ意味ねえだろう…」6 #4215tk

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「ヘイヘイ、ピッチャービビッテルー」「ダマラッシェー！」スラッガーの後方から飛んできた野次に、ショットプッターが激昂！ニンジャスラングを返された都市用ギリー装束ニンジャは、のっそりと肩を竦めた。「怒ルト、オタッシャ重点」「もう死んでるっつうんだよ！」7 #4215tk

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もう死んでるとはどういうことか？僭越ながら説明させていただこう。このショットプッターとスラッガー、そして都市用ギリーニンジャ装束のデリーションは、一度爆発四散した身なのだ。どういうわけか、気づいた時には揃ってこの地に立っていた。8 #4215tk

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初めて顔を合わせた時はイクサになったものだ。が、どういうわけか爆発四散してもまたこの地に立っている。それを何度か繰り返した結果、もはや彼らはイクサに価値を見出せなくなっていた。わざわざ痛い目にあう趣味は彼らにない。なのでこうして時間潰しをしている。9 #4215tk

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「しかしボールどうする」スラッガーが言った。「あれ、特製なんだろ？」「そうだ！作るのにどれだけ手間がかかると思ってる！それを貴様ポンポンポンポン景気良く！」「野球はカッ飛ばしてナンボだろっがッコラー！？」「ダマラッシェー！」ナムサン！何たる稚気じみたケンカか！10 #4215tk

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「アア、ソノ事ダガ」インタラプトしたのはデリーション。「問題ナイ。ジキ戻ル」言って遥か遠くを指差す。口喧嘩していた二人は揃ってそちらを振り向いた。そして、紺色装束のニンジャがこちらに走ってくるのを見出す。その手には鉄球！「貴様らーッ！」怒声！11 #4215tk

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三人の元にたどり着いた紺色ニンジャは、ショットプッター目掛け鉄球を投げつけた。ショットプッターは事も無げにそれをキャッチ。「ドーモ、プラナリア＝サン。いつも悪いな」「ハァーッ、ハァーッ…本当に悪いと思うのならいい加減やめてもらえるか」12 #4215tk

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荒い息を整えたプラナリアの目には、すでに諦観の色が濃い。もう何度も同じような目に遭っているのだ。「私がブンシン・ジツの使い手でなかったら、また爆発四散してるところだったぞ」「あれスゴイよな。何人まで増やせるんだ？」スラッガーが呑気に問う。13 #4215tk

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やや剣呑な視線を向け、プラナリアが答える。「さぁな。どうもこちらに来てから、ブンシン・ジツのワザマエは上がった気がするがね」「コトホギ、ダナ」「…これだから皮肉を解さん連中は！ところで、また新たな連中がこちらに来そうだぞ」14 #4215tk

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プラナリアの一言に、三人の視線が集まった。ショットプッターが問いかける。「またUNIXからの観測か」「ああ。今回は三人来そうだ」「賑やかになるなァ、ここも」スラッガーがどこか嬉しげに呟いた。デリーションが何かを聞きつけたのか、あらぬ方向を見やる。15 #4215tk

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「…アヤツラデハ？」ショットプッターたちがデリーションの視線を追う。見ると、こちらに駆けて…いや、逃げてくる二人のニンジャあり。「「ウワーッ！」」「…なんだありゃ。随分情けねえニンジャもいたもんだな、おい」ショットプッターが嘲笑う。その時だ！16 #4215tk

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「フンフンッ！フンフンッ！」二人のニンジャを追うように白い鎧ニンジャがエントリー！凄まじい速度でカラテ・ジョギングしこちらへ接近！凍りつくショットプッター！「おいおい、なんだありゃ」スラッガーがぼやく。プラナリアが答えた。「あれはおそらくオラトリア＝サンだ」17 #4215tk

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「知ッテイルノカ、プラナリア＝サン」「UNIXで見た。なかなか個性的な奴だ」会話するニンジャたちの横を、それぞれ紫色と深緑色のニンジャたちが通り過ぎていく。「ちなみに今のがコーラルイーター＝サンとシーウィード＝サンだ」プラナリアの解説が光る！18 #4215tk

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「そ、そんな呑気に話してる場合じゃなさそうだぞ！」震える声でショットプッターが叫ぶ！ALAS！オラトリアが接近！「どうするんだ、オイ！」ショットプッターを除く三人は目を見合わせた。そして頷き合い、互いにバラバラの方向へ走行開始！19 #4215tk

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「エッ」ショットプッターは思わず声を上げた。「フンフンッ！フンフンッ！」背後に迫るオラトリア！「……ア、アイエエエエエ！」ここに来てようやくショットプッターは逃走開始！「フンフンッ！フンフンッ！」オラトリアはそれを追跡！「く、来るな！来るなーッ！」響く悲鳴！20 #4215tk