年上の彼女

pe-ko @Peko8_m

Pekoは、文中に『幼い』を入れて【不安】をイメージした140文字作文を書いて下さい。shindanmaker.com/210384

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亮のお兄ちゃんと同級生の私は亮が幼い頃から知っていて。弟のような存在だった。数年後まさか東京で再会するなんて思いもしなくて。それからは時々、会うようになった。会う度に可愛かった彼はカッコよくなって、私の気持ちをかき乱す。そのうち、私のことなんて相手にしてくれなくなるんだろうな……

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【亮ちゃんと彼女①-1】 大阪から東京へ出てきて数年が経ったある日、意外な人物と再会をした。それは、兄貴の同級生でよく家に遊びに来てた姉ちゃん。俺はそのお姉ちゃんに、めっちゃ可愛がってもらっとったし、姉ちゃんのことが大好きやった。そもそも、小っちゃい頃の俺めっちゃ可愛かったしな→

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【亮ちゃんと彼女①-２】 あれは、確かオフで代官山で買い物し終わって、車に乗ろうとしたときやってん『あの…もしかして』と後ろから声を掛けられた。ファンとかそんな類の奴やろって思って「なに？俺、急いでるんやけど？」って怪訝な顔して振り返ったら、姉ちゃんが立ってて、めっちゃ焦ってん→

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【亮ちゃんと彼女①-3】 10年以上振りに会ったんやけど、すぐわかった。姉ちゃんは、バツの悪そうな顔をしながら『久しぶりやね。ごめんな。急いでたんやろ？』とこっち見る「いや、急いどらんよって、え？どうしておるん？大阪に居ったんやないの？」それが、俺と幼馴染の姉ちゃんの再会だった。

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【亮ちゃんと彼女②-1】 仕事で東京に出て来たばかりの頃は特に知り合いも居らんかった。しいて言うなら、幼馴染の弟が時々、TVに出てるくらいで。連絡先も特に知らんかったと言うより、聞かなかった。さすがに3年も居れば、友達や知り合いも出来た。絶対に東京には染まらん！って思ってたけど→

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【亮ちゃんと彼女②-2】 今ではすっかり、関西弁も抜けて行って、大阪の友達には思いっきり、東京に染まってるやん！って笑われるようになっていた。そんな友達も1人、また1人と結婚をしていって…すっかり、最近は大阪の友達とは疎遠になりつつあった。私もそれなりに忙しい日常を過ごしていて→

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【亮ちゃんと彼女②-3】 久々に何も予定がない休みに出かけた代官山の本屋さんの帰り道。女の子数名がもしかしてって話ながら、キャイキャイやって…芸能人でも居るのかな？と思いながら、そのまま脇を過ぎようとしたら、そこには見覚えのある顔がそこにあって思わず、私はその人に声を掛けていた→

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【亮ちゃんと彼女②-4】 声を掛けた私の方へ振り返った彼は怪訝そうな顔をしていて、まずかったかな…と思っていたら、いきなり、焦ったように「大阪に居ったんやないの？」って聞いてきた『仕事でこっちに出てきて…』「こっちに居るなら、連絡くれればよかったのに」『いや…でも…さすがにね』→

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【亮ちゃんと彼女②-5】 私と彼の様子をやたらと、さっきのファン？子が見ながら携帯をいじってて、それに気づいた彼は「時間ある？あるんやったら、乗って」と彼に車に乗るように促され、私は車に乗り込んだ。車を運転しながら彼は「またTwitterとかに目撃情報とかであげられるんやろな」→

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【亮ちゃんと彼女②-6】 とブツブツ文句を言いながら、車の運転をしている亮ちゃんの方を見る「もしかしたら、迷惑かけるかもしれへんけど…」と申し訳なさそうな顔をしている亮ちゃんをとりあえず、見ることしかできなかった。あぁ…やっぱり、芸能人なんやな「まさか、あんなところで会うとか」→

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【亮ちゃんと彼女②-7】 『私も思わんかったよ。こんなにカッコよくなっとるし、芸能人やし。私のことなんて、忘れてると思っとったから』「姉ちゃんのことは忘れるわけあらへんよ」『ホンマに？』「ホンマ。ホンマ」と笑いながら亮ちゃんの方を見ると、一瞬…目が合ったが、すぐに目を逸らされた→

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【亮ちゃんと彼女②-8】 この後、用事があるという亮ちゃんに駅の近くで車から降ろしてもらうと、別れ際に「姉ちゃん、コレ俺の連絡先。今度、ゆっくり会ってくれへん？」と連絡先を急いで書いて渡された…それから、時々連絡をするようになり今に至るわけで…この子、私の気持ち気づいてるのかな…

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【亮ちゃんと彼女③-1】 突然の再会から、何度か姉ちゃんと食事をしたり、会ったりするようになった。その間、俺は何度もモデルやら女優やらと写真に撮られ、週刊誌を賑わしとった。せやけど、姉ちゃんとは会っても一切、週刊誌に書かれることはあらへんかったから、普通に気が向いたときに会うて→

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【亮ちゃんと彼女③-2】 飯を食いながら、バカ話をしょっちゅうしとった。恐らく、姉ちゃんと俺のどういう人物で俺とどういう関係なのか、調べはついていて、ネタにならないから、書かれていないのか、一般人だからなのか、その辺はようわからんけど、仕事以外で気軽に話ができる唯一の女性やった→

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【亮ちゃんと彼女③-3】 コンサートのときとかも、関係者として、時々、兄ちゃんたちなんかと一緒に、楽屋とかに遊びに来ることもあって、メンバーともそこそこ顔見知り程度にはなっとった→

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【亮ちゃんと彼女③-4】 「そういえば、丸…」『何？亮ちゃん』「あんな、姉ちゃんがさ、最近引っ越しをしたらしいんやけど、もしかしたら、丸の住んでるあたりかもしれへんよ。どこかで会うかもな…」『ホンマにぃ？会ったらよろしくしとくわ』「おん」って会話をした数日後のことやった…

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【亮ちゃんと彼女④-1】 職場の最寄駅から8駅行ったところに私が住むアパートがある。最近、引っ越しをしたばかりだ。今日は仕事で帰りが遅くなってしまったから、夕飯はコンビニのお弁当で済まそうと、駅前のコンビニに寄って、買い物をしていると、「すみません、もしかして」と声を掛けられた→

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【亮ちゃんと彼女④-2】 声がする方向を振り向くと「あ、やっぱり、亮ちゃんのお姉さんや」と笑顔の丸山さんが立っていた『えっ？ま、丸山さん？』「ご無沙汰しとります。亮ちゃんから、家近いかもとは聞いてたんやけど、ホンマに会うとは思ってなかったゎ。これから夕飯なんですか？」→

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【亮ちゃんと彼女④-3】 丸山さんは籠の中に入っているお弁当を見ながら言ってくる『えぇ…まぁ…今日少し、帰り遅くて…』「俺もこれから夕飯食べようと思ってたんやけど、迷惑やなかったら、一緒に飯でも食わん？おごるし」『悪いですよ』「一人で食べるより楽しいと思うで。遠慮せんと。な？」→

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【亮ちゃんと彼女④-4】 と半ば強引に誘われて、『じゃあ、折角やから、お言葉に甘えて…』甘えたのがそもそもの間違いやったことに、その時はまだ気づいてなかった。

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【亮ちゃんと彼女⑤-1】 亮ちゃんが、姉ちゃんと呼ぶ亮ちゃんの幼馴染のお姉さん。何度か顔を合わせたこともあるし、話もしたことがあるけど、実は名前も知らない。でも、初めて見たときから、結構、気になっててん。特にきれいって言うわけでもなく…。どこにでもいるような普通の人なんやけどな。

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【亮ちゃんと彼女⑤-2】 こういう業界で仕事をしとんのが長いから、普通のOLさんっぽい人が新鮮やったんかもしれん。やから、亮ちゃんに近くに越してきたって話を聞いてから、遭遇せえへんかな？と心の片隅で思っとった。会ったら、2人だけで話をしてみたいなとか。そんなことを思いながおった。

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【亮ちゃんと彼女⑤-3】 いつも行くコンビニで仕事終わりの彼女に会った。夕飯を選んでる様子やったから、食事に誘ってん。『悪いですよ』ってやっぱり、断られたんやけど、俺としては珍しく強引に行ったんやで？シゲちゃん。結構、頑張ったやろ？そしたら『お言葉に甘えて…』って言ってくれはった

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【亮ちゃんと彼女⑤-4】 こんなチャンスなかなかないなって思って、舞い上がって、何の話しをしたかとか、覚えとらん。せやけど、いっぱい、話をして、笑ったのは覚えてる。名前を教えてもらったし、連絡先も交換してもろたし。その日は、普通に夕飯を食べて、彼女の家の近くまで送り届けて別れた。