「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」を読んで

大変面白かったので、感想と、自分の過去の話をまとめてます。
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juNear@Path of Exile @juNearkingdom

増田俊也著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」帰省中に読了。いやーおもろかった!コレ早くも今年ナンバーワンかもしれんwwwあとで感想書きたい!

2015-01-02 19:15:36
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

せっかく近いんで木村政彦の墓行ってみたい。

2015-01-02 19:17:15
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

増田俊也:著「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」面白くて帰省中にあっという間に読了。史上最強の柔道王と謳われた木村政彦が、昭和29年にプロレスのリングで、力道山と戦うクライマックスはもちろんだが、私にとっては「第一回アルティメット前史」として大変興味深かったのである。

2015-01-03 11:20:48
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

小学校、中学校時代、初代タイガーマスクはスーパースターだったし、その後プロレスを離脱し佐山サトル、UWF、Uインター、リングス、パンクラス、藤原組、を全く情報のないクソ田舎から、あこがれて見ていた。また中学一年で「キマイラ」から夢枕獏に出会い、「餓狼伝」も夢中で読んでいた。

2015-01-03 11:26:45
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

私に限らず、そんなふうに同時代を生きた人たちにとって、93年コロラドで第一回アルティメット開催が決まった時、ワクワクしつつも、のしかかっての凄惨な殴りつけでの決着を予想し、果たして格闘技として成り立つのか?と思う方が多数派だったように思う。

2015-01-03 11:31:23
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

当時大学生だった私は、唯一の情報元である雑誌媒体の発売日、アルティメットの結果詳細(スポーツ新聞で結果は知っていたが)を知るため小平駅前の書店に走った。そしてここはみなさんほぼ全く同じだと思うが、その衝撃に触れることになる。

2015-01-03 11:36:30
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

グレイシー柔術なる聞いたことない流派。格闘技選手排出国として決して主流ではなかったブラジル出身の「ホイス・グレイシー」なる選手。彗星のごとく現れたこういう人が、この大会で優勝して世界中の格闘技の中心になるなんて、少年ジャンプの世界である。だが、これは間違いなく現実であった。

2015-01-03 11:40:16
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

そして言うまでもなく柔道関係者には悪夢以外の何者でもなかった。この作品「キムリキ」を読むとわかるが、グレイシー柔術とは「柔道(正確には講道館柔道)が捨てたもの、切り捨てたもの」からの「時間と、空間を超えたカウンターパンチ」だったのだ。まつろわぬ者からの復讐とさえ私は感じる。

2015-01-03 11:44:33
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

このへん興味深いと思う方は私がここに書くよりぜひ、「キムリキ」をご覧ください。ほんとにおもしろいので。この作品は柔道経験者である著者が、プロレスのリングで力道山のだまし討ちにあい、運命を狂わされた、柔道王木村政彦の名誉回復をめざしているが、客観的な筆致が保たれていると思う。

2015-01-03 11:48:55
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

またこの作品そのものが、「生活ができず、札束で顔をはたかれてプロレスの養分にされたアマチュア格闘家たちの怒り」をエネルギーにした「プロレスが切り捨て、踏みつけてきたもの」からの強烈なカウンターパンチになっている。2000年代以降のプロレス凋落と格闘技の隆盛と再転落の今であるが。

2015-01-03 11:55:59
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

私について言うと、90年代以降のK-1の隆盛は私にとって幻滅だった。寝技なしで格闘技は語れないし、これではグレイシーと戦いようがない。また参入してくる選手に打撃素人が多く、グラップラーに打撃をやらせて成立するわけないわ、という考えでK-1から、2005,6年には格闘技も離れた。

2015-01-03 12:02:17
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

そんな私に、プロレスから離れ、ボクシングや柔道のように、きちんとスポーツとして認められる格闘技の誕生、を夢見たあのころを思い出させてくれる作品が「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」(キムリキ)であった。本当にUWFは遠くになりにけり。

2015-01-03 12:06:00
juNear@Path of Exile @juNearkingdom

蛇足だが、大山倍達、力道山の半島勢2人のクズっぷりはもうひどくて、息するようにウソをつくとはまさにこのことであるwwやっぱりDNAからなおさんとアカンちゅうこっちゃwww特に周りの全ての人間から「人間的にいいところが一つもなかった」て言われる力道山ってwww

2015-01-03 12:09:31