「翼を持つ男」 「盲人国」

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太刀川るい @R_Tachigawa

エドモンド・ハミルトンの「翼を持つ男」は面白かった。突然変異で翼を持つ男の子が生まれて、空が飛べる。で、その男の子が空を飛ぶ時の描写がすごい生き生きしてるんだ。飛ぶということが生きることの喜びそのものなんだってことがよく分かる。

2015-01-03 11:51:19
太刀川るい @R_Tachigawa

でも、ある日、地上の女の子と恋仲になって、結婚を考える。その時に「私は貴方を愛しているけれど、その翼が障害になると思うの。お医者さんに相談して取ってもらったらどうかしら」と言われる。

2015-01-03 11:52:30
太刀川るい @R_Tachigawa

「翼を切るだなんて!空を飛ぶことができなくなるなんて!」「私を愛してるなら、そうして。それで貴方は”まとも”になれるのよ」

2015-01-03 11:54:19
太刀川るい @R_Tachigawa

別に恋人が極悪人というわけではなく、ただ単純に恋人は「空を飛べない」だから「空を飛ぶということを奪うことがどういうことなのかが解らない」恋人は主人公を愛しているし、恋人の父親も主人公を認めて後継者にしようとしている。誰も悪意は持っていない。

2015-01-03 11:55:56
太刀川るい @R_Tachigawa

似たような話だとHGウェルズの「盲人国」とか。盲人国に迷い込んだ目の見える主人公が、目の見えるアドバンテージを活かして無双できるかとおもいきや、全てのインフラが盲人向けに作られている盲人国では人並み以下の行動しかできず、一方的に捕虜になってしまう。

2015-01-03 11:57:52