とある倉庫の中に、一体のディスカスが住んでいました。ディスカスはボーダーたちとも仲良くしたいと考えて、自分のハンガーの前に「性能のいいBRパーツです。どなたでもお使いください。堅い装甲がございます。挙動の軽さもございます」と書いた立て札を立てました。
2010-12-08 09:02:05けれどもボーダーは疑って、誰一人使おうとしませんでした。ディスカスは悲しみ、信用してもらえない事を悔しがり、おしまいには腹を立てて立て札を引き抜いてしまいました。そこへ、友達のツェーブラが訪ねてきました。ツェーブラはわけを聞いて、ディスカスの為に次のような事を考えてやりました。
2010-12-08 09:02:45高性能極まりないツェーブラがウーハイへ出かけて大暴れをする。そこへディスカスが出てきてツェーブラをこらしめる。そうすれば、ボーダーたちにもディスカスが優れたBRだということがわかるだろう、というのでした。
2010-12-08 09:03:15計画は全く上手くいきませんでしたが、ボーダーたちは徐々にディスカスのパーツを使うようになりました。毎日毎日、採掘島やD51へ1人、3人とアセンに組み込んで出撃してゆきました。
2010-12-08 09:10:54こうしてディスカスには固定客がつきました。ディスカスはとても喜びました。しかし日が経つにつれて気になってくる事がありました。それは、あの日から(というかもっと前から)戦場で姿を見なくなったツェーブラのことでした。
2010-12-08 09:11:29ある日、ディスカスはツェーブラの倉庫を訪ねてみました。ツェーブラの倉庫は、戸が固く閉まっていました。ふと気が付くと、戸の脇には張り紙がしてありました。そしてそれに何か、字が書かれていました。
2010-12-08 09:20:03「ディスカスくん、ボーダー達と仲良くして、楽しく暮らして下さい。もしぼくがこのまま君とキメラっていると、君も産廃だと思われるかもしれません。それで、ぼくは旅に出るけども、いつまでも君を忘れません。さようなら、セットボーナスを大事にしてください。どこまでも君の友達、ツェーブラ」
2010-12-08 09:13:28ディスカスは黙ってそれを読みました。射撃補正の高さを活かして二度も三度も読みました。戸に手をかけて顔を押し付け、しくしくと、涙を流して泣きました(;V;)
2010-12-08 09:15:38