CCNAとLPICの問題と解説(@Ping_t)　http://ping-t.com/

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「line vty 0 4」のvはvirtualのvです。これから0～4までのバーチャル回線（TELNET回線）を設定する事を意味します。

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つまり5人まで同時にTELNETログインを可能にする事を意味します。

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バーチャル回線ですので、もっと増やす事もできます。line vty 5 10　と追加すれば、計11人が同時ログイン可能です。でも通常5人TELNETログインできれば十分なので、デフォルトの0 4と設定します。

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次の「password ccna」でTELNETパスワードを設定しています。TELNETパスワードが設定されていない機器は、TELNETログインを受け付けないようにデフォルトでなっています。

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次の「login」はTELNETパスワードを有効化するコマンドです。これはデフォルトで入っていますので、打たなくても良いです。

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先ほどの「TELNETパスワードが設定されていない機器は、TELNETログインを受け付けないようにデフォルトでなっています。」イコール「loginはデフォルトで入っている」という事です。

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例えば、試しにここで「no login」と打ち、loginコマンドを打ち消すと、TELNETパスワードが無効化され、その機器にはTELNETパスワード無しでログインできるようになります。でもこれはセキュリティ上危険ですので、デフォルトで有効になっています。

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まぁ「no login」と打つ事があるとすれば、検証機器でしょうか。いちいちTELNETパスワードを入力してTELNETするのが面倒なときはloginを打ち消しちゃいます。

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このようにvtyのloginはデフォルトで入っていますので、実機では不要ですが、試験のシミュレーション問題で出題されたら、一応打っておいた方が良いと思います。加算されるかも知れませんので。

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line vty 0 4 / password ccna / login / line console 0 / password ccnp / login

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vtyの方は解説しましたので、次はコンソールです。

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line console 0でコンソールポートを設定するモードに移行します。

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ここでお気づきかも知れませんが、一度VTYからexitでグローバルコンフィグレーションモードに戻る必要はありません。

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グローバルコンフィグレーションモードの更に次の設定モードをサブコンフィグレーションモードと呼んだすると、サブコンフィグレーションモード間では横移動が可能です。

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たとえば良く使うのが、「int fa0/0」でIP等を設定したあと、続けて「int fa0/3」と打てばfa0/3を設定するインターフェースモードに移行します。

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更に、インターフェースモードで(config-if)#router rip　と打てば、そこから直でルータコンフィグレーションモードへ移行できます。一度exitでグローバルへ抜ける必要はありません。

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ちょっと話がそれましたので戻ります。「line console 0」でコンソールポートへ移行しますが、ここの0は、0以外の数字は無いです。

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なぜ0なのかというと、通常ポート（インターフェース）は0から数えます。e0とかfa0/0とか。そしてコンソールポートは必ず一つしかないポートですので、必ず0になるのです。

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次に「password ccnp」と打ちます。これは単純にコンソールパスワードを設定しています。

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次に「login」と打ち、コンソールパスワードを有効化します。TELNETパスワードはデフォルトでloginが有効でしたが、コンソールのloginはデフォルトで無効です。この違いは大きいです。

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コンソールパスワードの設定でloginを打つのを忘れてしまうと、いくらコンソールパスワードを設定していても、パスワード無しでコンソールログインを許可してしまう事になります。コンソールの方のloginは必須です。忘れがちなので気をつけて下さい。

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ちなみに、コンソールパスワードとは、コンソール接続（コンソールケーブルをコンソールポートに差し込んでログイン）を行う際、初めに問われるパスワードです。これが設定されている場合、コンソールパスワードを知らない人は、ユーザモードにすらログインできません。

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なので正解は「line vty 0 4 / password ccna / login / line console 0 / password ccnp / login」となります。vtyのloginは省略可能なので、最短５コマンドとなります。

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ちなみに実際現場でも通常、特権パスワード（enable secret）だけではなく、vtyやコンソールパスワードもそれぞれ別に設定しておきます。セキュリティレベルを上げる為です。

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あ、サブインターフェースモード間の横移動は実機では可能ですが、試験のシミュでは分かりません。。。シミュで出来なければ一度exitしてから移行して下さい。