【創作】うちの子をもだえ苦しませてみた【TRPG/BBT】
TLに空リプ投げた。
お返事来たよ!
興が乗り始めた。
@sousakuTL さっきの:のたうち回るのは『天ちゃん』こと須夜崎天吾。まだ本当の枯渇状態になったことがないため、割とそういうネタの妄想が楽しい。
2015-01-04 22:32:59妄想をぶちまけろ!
@sousakuTL 「……!?」地面から手が伸びて、頭をわしづかみにされた。天吾自身の感覚としては、そう表すのが一番適して当たっていた。力の抜ける四肢を何とか踏ん張るが、それでも膝が崩れ落ちる。地面に臥せるのだけは何とか回避した。
2015-01-04 22:40:07@sousakuTL 酷い目眩がする。似たような症状は、頼りになる相棒――ディスカスに会うまでに見舞われた事はある。けれどあの頃のものはここまで酷くなかった。代わりに頻度は高かった。(……ああ、そうか。『アレ』飲んでないからか) 朦朧とし始めた意識はあっさりと原因に到達する。
2015-01-04 22:46:03@sousakuTL 目眩の症状を抑える特効薬。それを今日は一切口にしていなかった。本当にたまたま、特効薬の入ったバッグを忘れてしまった。(酷くなってる、飲み始める前の何倍にも) 喉がひりつくような痛み。喉元を押さえる。脂汗が頬を伝い始める。
2015-01-04 22:55:10@sousakuTL 呼吸すら困難になり始める。酷い渇きを覚える。「……がっ、はっ」上半身を支えていた腕から力が抜ける。脱水症状にも似たような状態で、世界が回転する。仰向けに転がる。呼吸が浅くなる。肺まで空気が入らない。人目を気にする余裕すらない。場所が路地なのが幸いした。
2015-01-04 23:33:48@sousakuTL 友人たち――お互いに半魔だと知っている相手だ――が声をかけてくる。しかし天吾の側はその言葉の内容すら理解出来ない状態だった。「の、ど」荒い呼吸の間で声を絞り出す。「のど、かわい、た」心臓が一際強く打つ。「がっ…!」激しい痛みを覚えて、今度は胸元を掴む。
2015-01-05 00:48:11@sousakuTL 特効薬は日頃何を抑え込んでいるのか。天吾自身の認識と現状が噛み合わず、現在のパニック状態を生み出していた。ただ痛みと渇きに苛まれてのたうち回るその姿は、とにかく尋常ではなかった。「ぐっ、がっ、あっ」もはや言葉を紡ぐ事すら出来ない。
2015-01-05 00:54:55@sousakuTL 胸元を掴む指先の爪が伸びる。苦悶の形に歪む口許から覗く八重歯が鋭くなる。見開かれる瞳は真紅に染まる。天吾の姿に吸血鬼の特徴が強く表れ始める。――ここまで来てしまえば。少年を苦しめているのが『血の渇き』であることは、誰の目にも明らかだった。(しめる)
2015-01-05 01:00:27