茂木健一郎氏 @kenichiromogi 第1396回【『21世紀の資本』をお守りにしよう】連続ツイート
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それぞれの時代に、これからの未来を感じさせる本というものがあり、今ならばトマ・ピケティの『21世紀の資本』(みずす書房 @misuzu_shobo)であろう。amazon.co.jp/21%E4%B8%96%E7… <すべての人>に、この本を手元に置くことをおすすめする!
2015-01-07 07:30:3521世紀の資本 トマ・ピケティ (著)
≪資本収益率が産出と所得の成長率を上回るとき、資本主義は自動的に、恣意的で持続不可能な格差を生み出す≫
格差は長期的にはどのように変化してきたのか? 資本の蓄積と分配は何によって決定づけられているのか? 所得格差と経済成長は、今後どうなるのか?
18世紀にまでさかのぼる詳細なデータと、明晰な理論によって、これらの重要問題を解き明かす。格差をめぐる議論に大変革をもたらしつつある、世界的ベストセラー。
amazon.co.jp内容紹介より抜粋
http://www.amazon.co.jp/dp/4622078767/ref=cm_sw_r_tw_dp_gyoRub1AMG71Q
『21世紀の資本』を買い求めたら、常に机の上に置いておこう。また、少々かさばるけれども、カバンの中に入れたり、自転車のカゴに入れたりして、とにかく常に持ち歩き、カフェや、彼女や彼がいるテーブルで、さりげなく取り出して、ぱらぱらと頁をめくるといい。
2015-01-07 07:32:22つまり、『21世紀の資本』を手に入れることが大切で、実際に読めばそれにこしたことがないが、もし全く読まなくても、あるいは完読できなくても、それはそれでいい。つまり、『21世紀の資本』のような本は、読むための本であると同時に、一つの「お守り」でもあるのだ。
2015-01-07 07:33:33本当にすぐれた本というものは、読めばそれにこしたことはないけれども、読まなくても、持っているだけで、御利益がある。『存在と時間』を持っているだけで、その人が素敵に見えるのと、同じことだ。それに、持っていると、つい、ペラペラと頁をめくってしまって、結局内容に触れることになる。
2015-01-07 07:34:43世間には誤解があって、本は買ったら読まなくてはならないと思っているが、別に「積ん読」でも、「お守り」でもいいのである。読まねばならないというのは機能主義的誤解であって、実際にはそこに存在しているだけでいい。『21世紀の資本』は、そのような本だと、私は思う。
2015-01-07 07:35:48