PSYCHO-PASS2最終話を見て以降の感想

サイコパス2期に関する俺的考察纏め。シリーズを通しての主人公である、朱ちゃん考察が主。
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mib126 @345cm

サイコパス2、最終回でした。先行上映も無く、初放映の今日視聴者が2期で初めて一緒のラインで見る事が出来る訳で、自分もリアタイで視聴する事にした。10話まで見て、適当な駆け足になるんだろう…と思わざるを得なかった。その予想は完全に裏切られた。完璧な幕引き。俺の色相もクリアになった。

2014-12-19 03:09:26
mib126 @345cm

サイコパス2 TVアニメの最終回をこんなに気持ちよく見終える事が出来て、尚、胸に何かが残り続けているこの感覚、10話までの惨憺たる混沌を11話で全て浄化して纏め上げて、更に新たな神性まで産み出したってのは、自分の記憶には無い素晴らしさだったと思う。そして劇場版へ。

2014-12-19 03:25:27
mib126 @345cm

朱ちゃんは、朱さんから朱様へと成長に合わせた呼称変化ネタがあったが、最終話で、もはやその名を気軽に口にする事を許されない様な神性の扉が開かれた感があって、驚き感動。まぁ、何であっても結局朱ちゃん呼びが一番しっくりくるのだが、朱ちゃんは個人的に史上最高のヒロイン兼主人公。

2014-12-19 03:34:10
mib126 @345cm

群像劇の中にあった多くのキャラのそれぞれの心情が、じんわりと沁み込む様に伝わってくる、そんな最終回だった。余りにも無残な死に満ち溢れてしまった2期だったが、まさか、ラストでこれほど多くの「救い」が描かれて、色々な形をしたソレが彼等の情動を通して伝わってくるとは思って無かった。

2014-12-19 03:57:08
mib126 @345cm

設定を云々する難しい話として見る必要は無く、キャラクターの生きた心情が伝わってくるに任せて、感じる事の出来るラストだった。「救い」と言っても、その形は色々で、別に良い話って訳じゃないんだけど、何故か、不快には感じ無かった。それぞれのキャラが想いを胸に秘めている、それを感じる終幕。

2014-12-19 04:07:37
mib126 @345cm

キャラがちゃんと生きているのを感じながら見てるのが、このサイコパスって作品の一つの特徴なのかなと思う。

2014-12-19 04:08:51
mib126 @345cm

てか、「燻る面影」の朱ちゃんとタバコの慣れ染め。…あれ、相当エロくないっすか?何か凄く性的で、暗喩的な描写だと感じます。半裸状態で部屋を歩きまわる朱ちゃんには何ら性的な感じを見出せないのに、このエピソードは余りにもエロくて焦ります。

2014-12-19 04:18:05
mib126 @345cm

サイコパス2期11話の余韻が残っていて心地良い。ファンの感想の中に「優しさがあふれていた」ってのがあって、当にそれだと思った。この作品を見ていて、或いは2期の内容を見てきて、最後にそんな感情を得るとは思わなかった。このマイクオールドフィールドの曲想なんか似合うかもと、聴きながら。

2014-12-19 21:43:16
mib126 @345cm

サイコパス、1期から2期、小説版やスピンオフ小説、ドラマCD、ラジオにインタにファンの方々の感想や二次創作絵諸々を含めて見て来て、自分の中で纏めて来たモノが在っての2期ラストの第11話「WHAT COLOR?」は本当にヤバいと思った、感じた。未だに余韻が消えない。

2014-12-22 23:57:40
mib126 @345cm

暇があればサイコパスについて考えてる気がする。自分が考える場合、中心に居るのは朱ちゃんだろう。一番最初に生まれた強い関係性に拘ってしまう性格なのか、朱ちゃんと狡噛のラインが外せないモノとしてある。これの有る無しで全てがひっくり返りかねない危ない要素であるが、感情なので仕方無い。

2014-12-23 00:31:57
mib126 @345cm

2期11話を見ていて感じた事の一つに、鹿矛囲が朱ちゃんの存在感を表現してくれたという事。朱ちゃんの強さは1期から何なんだろうと誰でも思った事だと思うのだが、一先ず免罪体質では無いだろうと。なら、何なんだと。普通にメンタルが強いとか、信念が如何こうとかそれで済まない気がするんだ。

2014-12-23 00:34:57
mib126 @345cm

朱の強さは、普通にチートに見える。だけど、その人格を作品世界の現実感から乖離したものと捉えてしまっては、所謂御都合主義と言って、作品への没入感を阻害してしまう。自分は単純にキャラが好きとかそういうレベルから好きだと感じているので、御都合主義と捉えず、もうちょっとねばって考える。

2014-12-23 00:40:03
mib126 @345cm

シビュラによって真実を告げられる前の朱ちゃんなら、征陸さんが言った彼女の人格評価でオッケーな気がするんだが、あの邂逅を境にして、朱ちゃんは別モノになってしまったと思う。所謂、覚醒というやつ。シビュラとの邂逅の後、朱ちゃんが自動運転の車中で夢を見る。自分の一番好きなシーンの一つだ。

2014-12-23 00:43:32
mib126 @345cm

朱ちゃんは夢の中で、失われた人物達や、問い質さねばならない相手と対話を行う。この対話が凄く異様で気になった。唯の夢じゃない、朱ちゃんはこの夢の中の対話を通して、抱えている問いへの答えを見出して行く。そして、応答する人物達はまるで幻影では無く、生きているかのような振る舞いも見せる。

2014-12-23 00:51:33
mib126 @345cm

自分の中に、その生死を問わず、強力な印象を残した人物達の人格が、対話可能な他者存在としてそこに在る感じ。狡噛の追跡に関わるであろう事件現場に於いて、宜野座は、朱の上に狡噛の面影が重なって行く様を幻を見る様な驚きの目で見つめていた。朱は自己の中に幾つもの独立的な思考を共存させる。

2014-12-23 00:58:32
mib126 @345cm

2期の物語中で朱ちゃんは鉄面皮とも揶揄されそうな、状況の苛烈さに対して無感動なまでの平明な思考を展開する。血の海に座り込んで、淡々と推理を続ける姿は、それこそ思考を感情によって左右されない免罪体質者のそれではないかと。心悩まずブレず、事件解決への最短ルートを突き進む。…鉄面皮。

2014-12-23 01:07:12
mib126 @345cm

そんな朱ちゃんが、殆ど唯一的に感情剥き出しにして言葉をぶつける相手が居た。それはシビュラに対する時である。物凄くキツイ調子で話をするし、相手の話途中でも退室しようと背を向ける。一見突き放す様であるが、これは所謂煽りというやつであろう。相手からの反応を引きだす為のぶっ込みである。

2014-12-23 01:12:54
mib126 @345cm

2期朱ちゃんは1係面子とそういった感情的な関わり、ファンが喜びそうな真っ当なコミュニケーションをとっていない様に感じた。その代わり、適確に人の資質を見分けて仕事を割り振ってチームをスムーズに運用していく。考えるのは朱ちゃんの仕事だ。思考は朱ちゃんの中で完結され1係に提案される。

2014-12-23 01:16:04
mib126 @345cm

そんな感じで朱ちゃんが通常の対話をするのはシビュラに対してのみであったと言えそうな気がする。雑賀先生との対話に関しては、雑賀先生が言った様に、相手を鏡として、自己の思考を対象化し輪郭や細部を探る道具とするものであって、結局朱の中で自己完結しているものの整理でしか無いと感じる。

2014-12-23 01:21:04
mib126 @345cm

しかしながら、雑賀先生の部屋に行ってコーヒーを振る舞って貰って、まったりと過ごす時間は、朱にとって貴重なセラピーの時間だったのではないかと思う。朱は間接的ではあるが、雑賀先生に対して無意識に狡噛の意識を感じていたのではないか。狡噛の思考法は雑賀先生のものでもあったから。(狡朱脳

2014-12-23 01:24:55
mib126 @345cm

局長の義体に入っている状態のシビュラ脳は果たしてシビュラとイコールなんだろうか。確か、1期の朱にシビュラの真相を知らせる提案が出た時、局長はシビュラの判断が理解出来ず戸惑っていたよね。シビュラと局長は連絡的な意味で繋がってはいるが、一個体の脳以上のものではない。 #PP_俺解釈

2014-12-23 20:06:09
mib126 @345cm

システムを構成する為に必要な、感情に流されない冷徹な判断力、システムの進化を促す独創的な思考法、そういうものが免罪体質者の資質とされる様だが、ただ脳の多体連結を行い思考を拡張するだけなら常人の脳でも問題無いのだろう。鹿矛囲の存在がそれを証明している。#PP_俺解釈

2014-12-23 20:33:53
mib126 @345cm

朱ちゃんの戦闘力に関して。東金さんを身体一つでねじ伏せた力量は驚愕モノだが、配属初日に狡噛の脊椎にパラをブチ込み、寝てるだけ主人公を演出し、狡噛を圧倒した槙島の後頭部にヘルメットの一撃を叩きこんで不様にも昏倒させるというストーキング力とヘルメを必殺の武器に変える応用力の持ち主。

2014-12-23 22:35:05
mib126 @345cm

朱ちゃんは、初仕事でエリミによる殺傷を目撃し、狡噛をパラった経験が「洗礼」となって、彼女の中の何かを変えたらしい。小説版第三章に洗礼後の朱ちゃんが、暴漢に冷静に対処鎮圧する様子が描かれている。おそらく、その様にして、危難を経る各に、朱ちゃんの中の戦闘ギアが上がって行ったのだろう。

2014-12-23 22:45:05
mib126 @345cm

2期一話の華麗なるデコポンの一撃もその成果であって、決して主人公補正の過剰演出ではない!勿論、その後も御覧の様に朱ちゃんは体力作りを欠かさず、しかも、2期朱ちゃんの脳内にはあの狡噛さんが出入りしている訳で、軍事施設擾乱事件に於いても、あの対処力。東金さん、ドンマイとしか言えない。

2014-12-23 22:51:29
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