お題「時計の針が」
「時計の針が」から始まる140字以内のSS企画ヽ(・∀・)ノ♪ 止まってもいいし動き出しても逆回転してもなんでもいいので、皆さんのいろんな針が読みたいです!期限はありませんので、お気に召しましたら、お暇なときにでもどうぞ(*´∀`)
2015-01-13 23:26:35自給自足
時計の針が止まった。電池蓋を外してくるくると回転させる。秒針が僅かに震えるが、すぐに動かなくなる。電池は何処にあったかな、買い置きしてた筈だけど。引き出しを手当たり次第に開けていっても見つからない。 ねえ電池、と言おうとしてはたと気づく。もう君が隣に居ないことを。#書き出し
2015-01-13 20:56:41企画に乗ってくれた神々と、身悶えする下賤の民(企画主)
時計の針が六時ちょうどを指している。男はニヤリ、と小さく笑った。 「ああ、お茶会の時間だね。」 紅茶にお菓子、それからお茶会仲間を集めて…いや、もう全てここにあるではないか。お茶会はもう始まっている。 「では諸君、何でもない今日に乾杯だ。」 時計の針は、六時ちょうどを指していた。
2015-01-13 21:34:37#時計の針が 時計の針が動こうとしている。 でも私はその針を直した 「今何時?」 真っ新な香りを纏った貴方。 「時間が経つのが遅いな」 当たり前じゃない。私の気持ちも知らないで、貴方はフワッとベッドに座る 「おいで」 濡れた体に飛びつく ごめんね、まだ返すつもりはないから
2015-01-13 21:46:53時計の針が止まった。時計の針が止まったた。時時計の針が止まったた。時時計の針がが止まったた。時計計の針が止止まった。時計の針が止まった。 時が止まった瞬間から、時計の針が止まった。という事実しか繰り返さないのだ。時計の針が止まったという事実しか繰り返さないのだ 針だけは動き続ける
2015-01-13 22:32:51時計の針が遅すぎる。君といたときは、時が経つのが早くて。「また明日ね」がやってくるのが早くて。なのに、今は。君が好きだと言った淡いオレンジ色のカーテンを閉め切った、明るい部屋のソファの上。またわたしの耳元で、ただの時計になったちいさな機械が、何度か小さく震え、そして漸く止まった。
2015-01-13 23:25:58時計の針が止まった。「捨てないの?」傷だらけの生けすかない同居人は言う。ベットサイドに置かれた金の時計。確か、あいつの話ではブランド物だとか。「……さあね」いつか捨てるんじゃないの、そういって月を見た。綺麗な三日月だった。……時計の針は止まったまま、役にもたたず、ただ在り続ける。
2015-01-13 23:27:13時計の針が止まった。巻き戻す。電池を抜いた。今度は止まらなくなった。きっといけない事をしたのだろう。神のような力を手に入れた者は、未来までを変えてしまう。さて、ここに時計の針だけがある。貴方はどの時計盤に時計の針をセットするのだろう?
2015-01-13 23:34:48#時計の針が 時計の針が午後三時を指そうとしていた。アリスが漕ぐのは宇宙のブランコ、銀の鎖が揺れている。銀河の光が小川のようにアリスの足下流れいく。水面のように揺れるは昴、アンドロメダの大星雲。お茶の香りと呼ぶ声に、アリスはブランコを降りた。星の飛沫をあげながらアリスは消えた。
2015-01-13 23:45:07#時計の針が 午前0時を差そうとしている。 「ハッピーバースデー、トゥミー。」 ハハッ、結構虚しいなーこれ。生まれてこのかた、ハッピーだなんて思ったことほとんどないっての。あぁ、誰か僕を××してくれないかなぁ。 ピーンポーン は?こんな時間に誰? ドアを開けるとそこには、
2015-01-14 00:19:55時計の針がもう一周だけ回ったら、君に気持ちを伝えよう。目の前にあるのは壊れて今にも止まりそうな時計。カチコチと不規則に音を立てながら進んだり戻ったりを繰り返している。それでもじわりじわりと進んでいく秒針が、頂上に辿り着くのが先か、止まるのが先か。私はどちらを望んでいるのだろう。
2015-01-14 00:24:29#時計の針が 何度巡ったか、その事を私はもう覚えていない。ただ、彼の為に。彼と再び会うために。無為に過ぎる時は嫌いではないが、静寂に響く針の音は心を脅迫する。早く早くと急かしては、何故まだ、と問いかける。短針が次の時へと渡った時、彼の人の姿はそこにはなく針の音が落ちるばかりだった
2015-01-14 00:45:43#時計の針が 時計の針が使われなく成って久しい。世界的にデジタル時計が普及された時代。けれど、人々は時を視覚的にイメージする時に、いつも皿の上を針がくるくると回る様を思い描く。時は進むのではなく回るものなのだという事だろう。使われなく成っても時計の針は止まっていない。止まらない。
2015-01-14 01:16:44時計の針がいつか止まるように、私の心臓の音も止まるのでしょう。もう諦めたい。おとぎ話に夢見るのも。王子様を待つのも。学校に行くのも。お祭りで遊ぶのも。もう嫌だ。私はもう何もかもを諦めたいのに諦められない。まだ死にたくない。どうして私の人生はこんなにも苦しくて辛くて悲しいの?
2015-01-14 01:24:37時計の針が止まった。正確に言うのならば、時計と共に彼の心臓も動きを止めた。しかしそれも必然の事だったのかもしれない。彼は"限りなく完璧に近い"ハンターでは在ったが、"完璧な"ハンターではなかったのだから。 #時計の針が ファンタジー?風。
2015-01-14 01:51:23