短編【if…】

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【村上／起こされる②】 『それは嫌！』と起き上がると「お前、どんだけ食い意地張ってんねん！」と大声で笑われて「起きれたやん。せやけど、お前の好物あるなんて嘘。お前が嘘ついたからお返しや」と笑いながら部屋を出て行く信ちゃん。でも、不貞腐れながら見た食卓の上は私の好物がたくさん並ぶ。

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【丸山／起こされる①】 「おはよう。朝やで。起きとる？」とドア越しの丸ちゃんの声で目が覚める『おはよ。起こしに来てくれて、ありがとう』とドアを開けると寝癖で髪の毛が、ぼさぼさな私を見ながら、にっこりと笑う丸ちゃん「起こしに来る特権やなぁ。こんな姿、なかなか見ることできへんもん」→

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【丸山／起こされる②】 私の頭をなでるように、丸ちゃんの大きな手で髪の毛を整えられる。抱き寄せられて「こんな、無防備で、かわいらしい姿、他のやつに見られたないからな」って言われたい。

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【安田／起こされる①】 「おはよう。ほら、朝やで♡起きなあかんよ？今日も天気、えぇなぁ」といきなり、部屋のカーテンを章ちゃんに全開にされる『ん…章ちゃ…ん、おはよう、朝から元気がいいね』と言うと「朝の太陽の光って健康にいいんやで」と太陽の光に負けないくらいの眩しい笑顔で返される→

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【安田／起こされる②】 そんな素敵な笑顔が見せられたら、朝の太陽の光よりも、健康になれそうだなぁ…って思っていたら「太陽の光よりもな、いろんな意味で、俺はお前の笑顔を見れた方が健康になんねん」となんだかんだ言いつつ、同じようなこと考えてると思って朝から嬉しくなりたい。

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【亮ちゃん／起こされる①】 「起きとる？」とそーっと子犬のような顔をしながら部屋を覗き込むように部屋のドアを開ける亮ちゃん『うん、おはよう。今起きたとこ。亮ちゃんは…今帰り？』「お、おん、あのさ…今日休み？」『ううん…。これから仕事だよ』て言うと「ふーん」とさみしそうな顔をする→

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【亮ちゃん／起こされる②】 そんな顔するから、何かあったのかな？って思って『でも、仕事から帰ってきたら、何も予定ないよ』って言ったら「俺、夜は仕事で家に居らんからなぁ……」って言われて、いきなり抱き着かれて押し倒されたと思ったら、そのまま、私の上で寝息を立てて寝てしまう亮ちゃん。

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【大倉くん／起こされる①】 「…はよう」と眠そうに私を起こしに来る大倉くん『おはよ。たぁくんが起こしに来るの珍しいね』というと「信ちゃんに起こして来いって言われてん。まだ眠いのに。あの人、ホンマ人使い粗いねん」と言いながら大きなあくび『私もまだ眠たいよ…』って甘えた声を出したら→

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【大倉くん／起こされる②】 「ホンマにぃ？」と言いながらベッドの中に入ってくる。そしたら、私を抱きかかえるようにして「めっちゃ気持ちええ抱き枕あるし、もうちょっとだけ、一緒に寝よっか」と言われて、2人で仲良く遅刻ギリギリまで、二度寝して信ちゃんに『何してんねん！』って怒られたい。

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「まだ髪の毛、濡れてるやん。乾かしたるから、ドライヤー持ってここ座りぃ」とソファに座ってTVを見ていた彼が、太ももを叩いて私を呼んだ。ドライヤー持って、彼の座るソファーの前の床に三角座りをすると「床やなくてここって言うたやろ？」と不意に抱き上げられ、彼の太ももの上に座らされる→

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彼の大きな手とドライヤーで髪の毛を乾かされ、心地がいい。乾き終わると「はい、でーきた！」と満面の笑顔の彼「でも、髪の毛は乾いたけど…いっぱい、こっちはこれから、濡らさないとあかんなぁ」と妖笑を浮かべながら、耳元で囁いて、内腿に手を伸ばして行く丸山隆平

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「早よ、そこ、座れ！」お風呂上りに急かされるようにして、椅子に座らされる『え？ちょっと、どうしたの？』といきなりのことで驚きながら聞くと「いつもやってもらっとるからな。たまにはやったるよ」と私が首にかけていたタオルをいきなり取り、頭に載せ勢いよくわしゃ、わしゃ、と髪の毛を拭かれる

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『わ、ちょっと』と怒る口調とは裏腹に嬉しそうな表情をする私の様子を「気持ちええか？」と笑いながら、顔を覗き込むようにして聞いてくる『気持ちいいっていうより、そんなに思いっきり、拭かれたら痛いよ』と言うと「せやな。ごめんな」と言いながらクスクス笑いながら、また思いっきり髪の毛を拭く

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『全然、反省してないじゃん』って言ったら「反省してますぅ～」と冗談交じりに可愛らしく返されて、何も言えなくなる。彼にそういう風に言われると弱い私。大人しく髪の毛を拭かれていたら、いきなり、彼の髪の毛を拭く手が止まって、私の首筋に鼻を押し付けるようにして、くんくんと匂いを嗅いでくる

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「そういや、今日はお前のいつもの匂いとちゃうなぁ」『ボディクリーム変えたの』と言うと 「俺、前のよりも、こっちのが好きやな」と顔を見てニヤリと笑い「早ようお前の髪の毛、乾かして、全身で思いっきりお前の新しい匂い堪能しよ」と急いで、ドライヤーで彼女の髪の毛を乾かし始める渋谷すばる

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『ねぇ。ねぇ。髪の毛、乾かして』とお風呂上りにソファーで寝転んでTVを見ている彼に頼むと「…ったく、髪の毛くらい自分で乾かせや」と言いながら、ソファーから身体を起こして、座り直すと、ソファーとテーブルの間の床に座るタオルをかぶった私の頭の上そっと手をやって、髪の毛を拭いてくれる。

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言葉と裏腹に私と愛猫だけに甘いなと思いながら少し、彼にわからないように、にやける『そういえば、私、髪の毛、伸びたと思わない？』「せやなぁ…」『初めて会った頃に比べたら、かなりだと思うよ。その時、私は茶髪にショートカットだったし』「そうやった。そうやった」と思い出したように頷く彼。

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「それに、お前さぁ…俺と変わらんくらいの身長やし、言葉遣いも男っぽいし、ガサツやし。最初、お前のことを男やと思ったからな」と思いっきりガハハと笑う『それってさぁ、私に対して、凄く失礼じゃない？それに、ガサツなのはそっちも同じでしょ？』と肘で脇腹を小突いて、怒った素振りを見せると、

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また、思いっきり笑いながら「そんな、怒るなや」と言う『でも、あの時は、本当にこういう風になるなんて、想像できなかったなぁ』「俺、お前だけはないと思っとった。一歩後をついてきてくれるような女性と付き合うつもりで居ったし」『でも、私…そういう女になれるように、頑張ってると思わない？』

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「どうやろ？でも、俺の好みに合わせて、無理に女らしくしたり、外見とか変えんでもええと思うで。本当は、切りたいんやろ？髪の毛。お前が俺んこと好きなんは、伝わっとるから。安心せぇ」と軽く頭を叩かれる『中身ってなかなか変えられないから、外見だけでも、もっと好きになってほしいって思った』

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と言うと「ふっ、はははっ。なんや。いきなり、そんな可愛いこと言うん？俺が思ってる以上にお前に好かれてるとは思いもせんかったわ」とまた、笑う彼に『もういい』と照れ隠しで俯くと「多分、お前が思ってる以上に俺はお前んこと好きやで」と嬉しそうな顔をしながら彼女の額にキスを落とす村上信五

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お風呂上がりに向かいあって、髪の毛を拭き合う「前から聞きたかったんやけど」『なに？』「お前の髪の毛もくせ毛？」湿気を帯びた私の髪は緩くウェーブが掛かっている。地毛が天パでくせ毛を嫌がっていたのを知ってたから、思わず『違うよ』って言ってしまう「俺もくせ毛やから、嘘ついても無駄やで」

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「すぐわかるんやからな」『…嘘ついてゴメンね。私の髪の毛もくせ毛だよ。だって、前にくせ毛、嫌だって言ってたから』「嫌やけど好きな人と一緒やったら、嫌なもんでも、なんか嬉しいねん」と勢いよく大きな手で、ワザと頭をボサボサにして「くせ毛かどうかわからんなったな」と大笑いする大倉忠義。

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『髪の毛、乾かして』とドライヤーを持って彼におねだりに行ったら「今、忙しいねん」とあしらわれる『忙しいってゲームでしょ？』「ちゃうよ。たまにはゲーム以外で忙しいこともあるんやで！」と口を尖らせて言ってくる『髪の毛、乾かしてよ』としつこく言ったら「あぁ、もうわかったわ。こっち来い」

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と手を掴んで彼に洗面所へ連れて行かれる。髪の毛を乾かされながらドライヤーの音で聞こえないと思っていろいろと、言えないことを小声で言ってくれる彼。それを聞くのがとても楽しいひと時。その独り言、聞こえてる。なんて言ったら、二度と言ってくれなくなるから、いつも、気づいてない振りをしてる