- KINOSHITAkabuki
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さてさて、旅も後半戦。いよいよ福島に向かいます。夜行バスなう、であります。しかしながら、去年の脊椎圧迫骨折以来の初の夜行バスでごんす。たかだか、4時間半だからきっと大丈夫!なんだか、感慨無量。一時は下半身の自由が利かなくなることも覚悟したことを思えば、なんとありがたいことか。
2014-12-19 23:57:41【福島紀行】まだ夜明け前4:30に夜行バスを降りて、福島駅。見事にどこのお店も閉まっていて、ひたすら寒空の駅前を一時間さまよう。やっと見つけた饂飩屋で寒さを凌いでいたら、酔っ払いが暴れはじめて、警察出動沙汰に。おちおち店にもおられず、またさまよう。そして、今はやっとファミレスに。
2014-12-20 06:32:09【福島紀行】出迎えの人とてなく孤独な駅前。古関裕爾先生が迎えてくださいました。そうか先生の生誕の地なのね。「とんがり帽子」「イヨマンテの夜」「長崎の鐘」「君の名は」・・・どれも名曲。時間があれば、記念館にも行ってみたいわ。 pic.twitter.com/YuMp0ohU4l
2014-12-20 06:40:59【福島紀行】個人的には、いつか見たNHKの終戦ドラマ(久世光彦演出、井上ひさし原作)で、宮沢りえが台所仕事をしながら口ずさんでいた『愛国の花』が忘れがたい。これも古関先生作曲。あれは名シーンでした。歌の内容(と歴史)のものものしさと重さと、軽やかな宮沢りえの演技との対比。見事。
2014-12-20 06:46:18【福島紀行】ファミレスで近くに座っているバイト仲間らしきご一行が、ずっと同じバイト仲間の「キノシタさん」について話している。どんな人なんだろう福島のキノシタさん。他人事ながら、同姓ゆえ、他人とは思えず。
2014-12-20 07:09:35【福島紀行】しかしながら、眠い。仕事をしなきゃなのだけど、バスが何気に4時間半という、熟睡するには短すぎ、仮眠には長すぎる中途半端な時間だったから、眠い。でも、稲垣助手を待ちながら、原稿書きます、これから。
2014-12-20 07:11:55【福島紀行】稲垣助手と合流。手に持っている本は、山川出版社刊の『福島県の歴史散歩』!このシリーズ、木ノ下好きなんだぁ。昨日、ジュンク堂で買い求めました。二日間の旅、この本だけが頼りです!いわば、我々の「強力(ごうりき)」です。 pic.twitter.com/oZcqxMon7b
2014-12-20 08:56:06【福島紀行】本日より、主宰・木ノ下と助手・稲垣が『黒塚』取材のため福島県に来ております。福島のみなさま、よろしくお願いいたします! pic.twitter.com/gTiSHKlUvt
2014-12-20 08:56:18【福島紀行】これから、郡山へ!黒塚伝説の民話を伝承しておられる語り部のおばあちゃんのお話を聴きに行きます~!楽しみすぎて!前菜もスープもなく、いきなりメイン料理を食べる、みたいな今回の旅のスケジュール! pic.twitter.com/ltRRn7Qp48
2014-12-20 09:39:27【福島紀行】東北本線なう。五百川駅を通過。車窓から見える西側の景色の素晴らしさよ。写真じゃほとんど伝わらないとは思いますが、山の存在感。頂の雪、広がる裾野のなだらかな曲線。いやはや、堂々とした絶景であります! pic.twitter.com/lecMHf7TGL
2014-12-20 10:17:15【福島紀行】郡山駅待合室にある『おばあちゃんの民話茶屋』にお邪魔してきました!二人の語り部のおばあちゃんが僕らのために、バージョンの違う『黒塚伝説(安達ヶ原の鬼婆)』をそれぞれ口演してくださいました!泣きそうになるほど素晴らしかった。 pic.twitter.com/leKb3bzZJ1
2014-12-20 13:49:43【福島紀行】民話茶屋。他にも数本の民話をたっぷり拝聴し、そのあと、お昼ご飯までおよばれしてしまいました!おばあちゃん手作りの焼き飯(おにぎり)がこの世のものとは思えないくらいの絶品!紺野さん、秋場さん、本当にありがとうございました! pic.twitter.com/6CSNaO0Uj1
2014-12-20 13:55:47【福島紀行】さてこれから、いよいよ、黒塚ゆかりの地・安達ヶ原のある〈二本松市〉へ向かいます。今日は資料館や図書館などを回り、資料収集に勤しみますっ!
2014-12-20 13:59:01【福島紀行】ただいま二本松市に到着!これより二本松市歴史資料館にお邪魔します。ちなみに二本松市には明日もふたたび来る予定なのですが…そちらはまた明日、詳しくお伝えします! pic.twitter.com/xWpPNkd2Xn
2014-12-20 14:34:34【福島紀行】よし!二本松に到着!駅のホームではしゃぐ稲垣助手。駅内の観光案内所で情報収集。案内所のお姉さんがほんと親切で、とてもよくしていただきました!ありがとうございます!これから、二本松市歴史資料館へ! pic.twitter.com/ugIu4Qmn19
2014-12-20 14:35:55【福島紀行】『黒塚』取材@福島、二本松市歴史資料館と二本松図書館にお邪魔しました。「宝の山…」と思わず声に出してしまうくらいの資料の数々、じっくり拝見いたしました。 pic.twitter.com/mWrfTMj6MA
2014-12-20 17:16:52【福島紀行】二本松市歴史資料館は、小さな施設ながらも、展示物、キャプションともになかなかの充実で、古代縄文から明治維新までの二本松の歴史がざざっと早分かりできたのでした。まずは、二本松に関するごく基礎的な歴史は踏まえたぞえ!受付のお姉さんに親切にしていただき、資料もいただいたり。
2014-12-20 17:18:56この渋い外観もいいよね!"@KINOSHITAkabuki: 【福島紀行】『黒塚』取材@福島、二本松市歴史資料館と二本松図書館にお邪魔しました。「宝の山…」と思わず声に出してしまうくらいの資料の数々、じっくり拝見いたしました。 pic.twitter.com/XVNAkCuxZu"
2014-12-20 17:19:55【福島紀行】二本松市歴史資料館で、興味をひいたのは、大平・三島神社の芸能の古面(鎌倉期)たち10点。翁面などはほとんど東南アジアのようなデザイン。他にも、日本的な能面とは異なり、エキゾチックな雰囲気のもの多し。思わずスケッチしてみた。 pic.twitter.com/kRGvLD85Zy
2014-12-20 17:30:35【福島紀行】そのあと、市立二本松図書館へ。郷土史資料室を開けてもらい、涎の垂れるような資料を貪るように読ませていただく。宝の山!写真は今日の〈収穫〉。とにかく、地元の図書館だけあって『黒塚』関連の資料が充実。現地取材の重要性を痛感! pic.twitter.com/JUUlraUzso
2014-12-20 18:06:28【福島紀行】去年の『黒塚』初演時は遠隔で、主な資料を郵便で取り寄せさせていただいた。その時もとても親切だった二本松図書館さん。今回、実際足を運んでみて、その資料の多さに驚くと同時に、的確に次々と資料を探し出してくださる司書さんのプロフェッショナルぶりに感動したのでした。
2014-12-20 18:10:41【福島紀行】だから、実際に足を運ぶことの重要性を痛感。『二本松史誌』や江戸期の史誌『相生集』などを黒塚に限定せずじっくり読めたのも収穫。そしてなにより、深い知性と、さりげない品格を持った司書さんの仕事ぶりから学ぶことも多かったなぁ。木ノ下歌舞伎補綴チームも頑張らないとなぁ!
2014-12-20 18:19:01【福島紀行】しかしながら、二本松の人たちはみんな底無しに親切で、そのことに感動しています。旅は情け。でも、どの施設にも放射能測定器がさりげなく設置されており、それを見ると水を浴びせられたような、持って行きどころのない(怒りのような)感情に苛まれ、なんだかなぁ、と思うのでした。
2014-12-20 18:25:39