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tebasaki_s
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今更ながら「海上護衛戦」を読み進めているが、冒頭のはしがきを読んだだけで「大井篤さんは現場に近すぎた」という事がわかった。 「海上護衛あってこその艦隊決戦」思考だが、これは間違ってる。艦隊決戦で制海権を確保して敵艦隊の行動の自由を奪うからこそ、海上護衛が海上護衛できる。
2015-02-05 00:49:17
レイテ沖で連合艦隊が瓦解した後に何が起きたか、暇を持て余した空母部隊が商船隊にコンニチハした。それ以前は起きてない。これはどういう事か。 主力部隊を通商攻撃に向かわせたら、カウンターでどこからか反撃を受けるかもしれない。艦隊戦力がある限り、敵はそれを警戒するしかない。
2015-02-05 00:52:08
だから主力部隊は敵主力部隊との戦闘を第一にして遊ぶ事が出来ない。これは敵の自由を奪っているから制海権を確保できていると言える。その状態で通商破壊をするなら、敵勢力下でも隠密に攻撃できる潜水艦しか使用できない。つまり通商破壊に向けられる戦力が限定される訳だ。
2015-02-05 00:54:02
不幸にして補助戦力を回せなかった日本は潜水艦にボロボロに去れた訳だが、それでも主力が出てこないので遙かにマシだったわけだ。 艦隊を常備し、決戦に負けない状態を維持できてこそ、海上護衛は海上護衛として専念できる。 大井篤さんは現場の悲劇に近すぎてる。はしがきを見てそう思う。
2015-02-05 00:56:07
連合艦隊主力が壊滅した後の南方航路は本当になぶり殺しだぞ。 タスクフォースに基地航空隊の航空機が好き勝手飛んできて攻撃されるんだぞ。
2015-02-05 01:02:22
@mikemaneki マハン戦略拡大解釈しすぎた帝国海軍への反動でああなったのでしょうかね。正直アレは日露戦争の戦訓も悪い方向に働いてしまったのが大きいですが。
2015-02-05 01:04:19
大井さんは海上護衛戦で「艦隊決戦と海上護衛は両輪」みたいな言葉について批判してるけど、これは実際その通り(批判が間違ってる)んだよなぁ……
2015-02-05 01:05:05
と言う訳で「海軍艦艇を海上護衛用ぐらいのに云々」の話は差っ引いて考えましょう。 大井篤さんは「1に海上護衛2に海上護衛、34で輸送5に決戦」思考の人だと思って戦力配分の話を読んで行こう。
2015-02-05 01:07:48
@mikemaneki 正直大型艦での通商破壊とかだと、やっぱり封止策は艦隊決戦しかありませんからね。 ビスマルクやシュペーなんかは通商破壊へのカウンター決戦で沈んでますし。 陸上航空隊、潜水艦というイレギュラーによる通商防護を考えなかったのはアレですが。
2015-02-05 01:09:08
もっとも帝国海軍が決戦に傾斜しすぎていたのは確かだし、それを差っ引いてもあそこまで(無理をした)「大海軍」にならなければそもそもアメリカと衝突しようとも思わなかったのでは、とか……いや、後者を突き詰めていくとペリーが悪いになるルートだけど。
2015-02-05 01:11:01
@PanthertypeF たまごが先か鶏が先なのかではなく、海上護衛と第一線が保持できて完全だけどね・・・。ドイツ海軍と帝国海軍を比べるとベクトルが真逆すぎて唖然としますねー
2015-02-05 01:11:10
@PanthertypeF 大井さんに帝国海軍を一任したら(あり得ないIFですが)「帝国海軍の海上自衛隊化」となってしまい、「海上護衛戦を遂行出来る海洋戦力は保有出来たが、日本空母機動部隊などの戦力の磨り潰し」になってしまいますね。それもどうしても。
2015-02-05 01:12:38
@useiou 大井さん、日々の悲鳴と連合艦隊の尊大さで相当ヘイト貯めたんだろうなぁというのがはしがきだけでありありとにじみ出てるのが何とも言えません…
2015-02-05 01:13:00
大井篤参謀もたぶんドイツ水上艦部隊全盛期の頃の英国海軍の護衛部門にいたら、艦隊決戦も通商防護には有効な手段だと思うのだろうなあ。
2015-02-05 01:14:58
@useiou ただ、この視点は「海上護衛の現場はどうだったのか」「商船サイドはどうなっていたか」「海上輸送はどのような結果だったか」を追って行かないと見えてこないですね。あとはSUDOさんの話とか。(艦隊決戦関連の話とか)
2015-02-05 01:16:17