国際文化交流の現状と課題
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大谷「だから社会から阻害を受けている人達に対してアーティストが関わりを持っていけるところはある。イギリスでもコミュニティダンスなどがある。ただそれも自分は疑っているところがあって、そうしたことがハウトゥ化されていくという危険も感じている」 #jacpr
2010-12-11 17:50:00小川「ポピュリズムの問題でいうと、観客というのはだいたい自分の偏見や先入観が確認できるものを喜ぶ。昔のインドなら黒澤か歌舞伎。今なら和太鼓。そうしたことが他国の文化交流機関でも悩み。だから幅を拡げるためにコンテンポラリーダンスなどをやるということもある」 #jacpr
2010-12-11 17:51:27大谷「暗黒舞踏をやっていて、やめようと思ってアフリカを漂流したが、身一つでも金になるという師匠の言葉を思い出して1979年にパリでオーディションを受けた。ちょうどその頃にモダンダンスやビナバウシュなどが80年代にパリにあつまって新しいコンテンポラリーを作っていった」 #jacpr
2010-12-11 17:53:52小川「国際交流基金に当時20代のとんがったひとがいた。さっきも行政マンを孤立させないという話があったが彼(0さん)が舞踏をすごいものだと考えて反対を押し切ってやったということはある」 #jacpr
2010-12-11 17:55:04質問「昔は外国人に、伝統芸能ばっかりでポピュラーカルチャーはないのか、という話をされた。ポップカルチャーは今逆にそればっかりになってないか。コンテンツ政策でも麻生さんみたいなのが出てきてやれというと逆にダメになっちゃうかもしれないが」 #jacpr
2010-12-11 17:56:52川村「知財推進政策でポップカルチャーは鉱脈かもしれないということで、各省庁が競争で参入した。現文化庁長官の近藤さんは昔小泉総理のところにいて、当時はダグラス・マクレーのクールジャパンが意識されていた。安倍政権の美しい国もクールブリタニア政策に影響を受けたと思う」 #jacpr
2010-12-11 17:59:04質問「昔は国際交流基金は無駄遣いと思っていたが、パリで考えが変わった。パリは文化外交の十字路になっていて、宗教や少数民族の文化機関が加盟しているだけで44もある。こういうところで文化戦争が行われている。アジアでそういう戦争の舞台になるのはどこか。オンラインか?」 #jacpr
2010-12-11 18:00:47質問「しかし、実際に観にいきたくなるという施設も重要なのではないか。」小川「文化戦争という言葉は使いたくないが、かなり競争は激化している。パリでは韓国のテレビが日本のテレビを駆逐して、「カワイイ」が韓国人の女の子に付属するようになっている」 #jacpr
2010-12-11 18:02:25小川「インドなどでは、知識人はパリやロンドンなど西を向いている。だからヨーロッパ経由で文化が入ってくる。アジアにおいても北京やソウルにおいて、ターゲットを絞った上で魅力的な文化のショーウインドーを作ってきている。また上海も各国の文化交流機関が注目している」 #jacpr
2010-12-11 18:03:42大谷「ややアジアでのそういう動きで危険だと思うのは、アートと産業を結びつけすぎているというところ。シンガポールでも同じように思っている」 #jacpr
2010-12-11 18:04:19