- KoTanukimo
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@GCtg_TL @ookami4456 【3】立ち上がろうとする人狼の首に槍の柄を押さえつける。地面に人狼、上に兎。もがき苦しむ人狼に、いや、中の彼に向けて大声で叫んだ。 「ハァ…ッお前が私を殺したいのはハァ良く分かった!!!恨んでいるのも…、ハァッ憎んでいるのもだ!!」
2015-04-06 23:34:39@GCtg_TL @ookami4456 「当然だ!嫌がるお前の邪紋を開かせたのは…私だ!!」まだ空が蒼かった頃を思い出す。 言葉に詰まる。だが言わねば。 「あの村の惨劇を…起こしたのも、私だ!!!」 そう叫びながらガルムさん(人狼)意識消失のため首を抑え込みます!【RPパス】
2015-04-06 23:37:03@ookami4456 @GCtg_TL (どんとこいだぜ!!ただジョン明日もあるだろうし、無理しないでくだしあ・・・(`・ω・´)o明日延長でもいいですが!ちょっとペースあげられる様に頑張ります!私のまだ知らないルールがあるのかと思っていたぜヨカッタ!!!!)
2015-04-06 23:38:35@GCtg_TL @tanukimo_ko 地面に叩きつけられ、世界が反転する。視界の端ではチカチカと火花が散っていた。転ばされた事に気付いた獣は、"起きなければ"と身を捩る。しかし黒い兎がそれを許さない。喉元を槍で締め付けられる。酸素がうまく吸えない。何だ、お前は何を言っている
2015-04-06 23:47:13@GCtg_TL @tanukimo_ko ゾ ワ リ。 まるで心臓を冷たい手で鷲掴みにされたかのような錯覚が、獣を襲った。今ばかりは理解できるはずのない、今ばかりは覚えているはずのないかつての記憶が、脳髄からジワリと染み出てくる。兎の言葉が降ってくる。 「私だ」と
2015-04-06 23:53:31@GCtg_TL @tanukimo_ko 【5】「オレ に サ わ ル な ! ! ! !」 嫌悪、憎悪、殺意、全てを込めて獣が大きく叫んだ。突然の咆哮に驚き僅かにたじろいだ隙を見逃さず、飛び起きた勢いのままその肩口に、深々と喰らいついた。【RPパス】
2015-04-06 23:59:37@GCtg_TL @ookami4456 「あ゛うッ…ああああああああああああ!!!!!!!」突然の痛みと衝撃にただただ叫ぶ事しか出来なかった。一瞬の隙をつき、咥えたその肩を狼はそう易々と離す事はしなかった。深く、そして渾身の力で噛み千切ろうとせんとばかりに喰らいつく。
2015-04-07 00:08:48@GCtg_TL @ookami4456 「あ゛あ゛あ゛あああ゛あああ…!!!」痛みで遠のく自我を手放さない様歯を食いしばる。「あ゛あああ゛あ!!いい加減に!!」ぐっと拳に力を込め、上に持ち上げる 「しろおおおおお!!!!」 そのまま相手の折れた腕に振り下ろします!【RPパス】
2015-04-07 00:20:27@GCtg_TL @tanukimo_ko 目の前の肉を喰らおうと、更に深く牙を立てようとした瞬間、堪え難い衝撃が右腕に落ちる。「ギッ」 砕けた。腕の骨が、粉々になった。莫迦になった脳でもその程度の事は理解できたらしい。
2015-04-07 00:31:18@ookami4456 @GCtg_TL (私は明日はちょっと遅いから大丈夫なのよー!お互い無理になったらそのままオフトゥンしましょう!(`・ω・´)HP0までじゃなくて4回戦でOKですかね!('∀'))
2015-04-07 00:33:44@GCtg_TL @tanukimo_ko 「 !!!!!」 意味のない、ただ腹の底から湧き出してくる音をだらしなく吐き散らかす。噛み付いた肉から飛び退き、激痛にもんどり打つ。その狂った意識の、ほんの片隅で、懐かしい痛みだと感じた。
2015-04-07 00:37:14@GCtg_TL @tanukimo_ko だがそれも男の狂気を鎮めるには至らない。無理からぬことだ。今、彼は彼などでなく、知性も理性も無くした怪物、ただの化け物なのだから。 「ゲッ…ヒヒ、グガカカ、カ」 うつ伏せに転がったまま、あろうことか獣は笑っていた。
2015-04-07 00:42:46@GCtg_TL @tanukimo_ko 【4】「ころす コロス 殺シてやる」 身体を低く屈め、渾身の力を込めて地を蹴り、黒い兎との距離を一気に詰める。 お返しだ、と言わんばかりに、獣は兎の足を折る勢いで薙ぎ払うとそのまま胸倉に拳を叩きつけわ地面へと押し込んだ。【RPパス】
2015-04-07 00:49:53@GCtg_TL @ookami4456 「カッ…ハ!」洩れる息と同時に口の中で鉄の味が広がる。どうやら肋骨が折れたらしい。呼吸するのも苦しい中、狼は力を緩めることはしない。必死に地面を蹴ろうとするが本物の獣の力には抗えなかった。「ガ…ルム…ッ」あぁ、懐かしいな。まったく同じだ。
2015-04-07 00:56:02@GCtg_TL @ookami4456 ”あの時”もそうだった。ガルムの邪紋の力に自分の技量が追いつかず、死の間際まで追いつめられた。そして― 自然と目線を横に移す。すぐ上に自分の槍。手を伸ばせば届く。…そうだな、そうやってガルムの脇腹に深々とそれを刺したんだ。
2015-04-07 01:00:14@GCtg_TL @ookami4456 今の自分なら容易に出来る。自信はある。ある―が、ふっと目を閉じた。そしてすぐ、抑え込んでいる相手を見据えた。 きっとこの間は一回の瞬きくらい短い時間だったんだろう。じゃなければ疾うに人狼に喰われている。 「ガ…ル……ム…」
2015-04-07 01:09:16@GCtg_TL @ookami4456 「コロス…コロス…コロス…」 可能性か、呪いか、願望か 宣告のはずなのに何か答えを求めるその声に 私は静かに口を動かす ―お前に言いたい事があるんだ―
2015-04-07 01:13:08@GCtg_TL @ookami4456 【4】その瞬間腕を伸ばし槍を掴んだ。器用に槍を手繰り寄せ相手の顎下にやはり刀身ではない方の柄を叩きつけた!その衝撃は顎から脳へ、ぐらりと体勢が崩れる獣を今度は優しく柄を使い横に倒す。組み伏せる体力はもう無い。
2015-04-07 01:22:23@GCtg_TL @ookami4456 「カハッ…ハァ…ハァ…」押さえつけられていた肺が呼吸を求めようと活動を始める。槍を支えにゆっくりと立ち上がる。はらいのけで折れたのか左足首がズキンと痛んだがそんな痛みはどうでも良い。 「何度でも言うぞガルム・・・ッ」
2015-04-07 01:25:58@GCtg_TL @ookami4456 まだ頭が揺れているのかうまく立ち上がれず地面でもがく獣に叫んだ。 「お前は…ハァ…悪くない…」 口の中に鉄とは違う味が広がった。その時、自分が泣いている事に初めて気づいた。 「だからな…」 だから―
2015-04-07 01:29:12@GCtg_TL @ookami4456 槍を支えに一歩、そして一歩前へ進む。血を流し過ぎたのか意識が眩む。 「もう・・・」 立ち上がろうともがく人狼を見下ろす。 「それで、お前を”呪う”のをやめろ。」 そこで視界は真っ白―、ゆっくりと人狼の上に倒れこんだ【決闘終了】
2015-04-07 01:39:25