韓国のミステリファンが選んだ2014年日本ミステリランキング(2015年2月発表)
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韓国のミステリファンが選んだ2014年日本ミステリランキング
毎年恒例、韓国で実施されている「日本ミステリランキング」、10日ほど前に2014年版の結果が発表されていました。2014年に韓国で翻訳出版された日本ミステリ(たぶん100冊ぐらい)が対象。投票者は51名。1位~20位をツイートします。 cafe.naver.com/mysteryjapan/2…
2015-02-24 22:00:11このランキングのアンケートを実施・集計・公開しているのは韓国の日本ミステリファンサイト、「日本ミステリを楽しむ」。2008年(2007年の刊行作品が対象)から実施されており、今年で8回目。ファン各自が年間ベストの3冊を選び、持ち点10点をその3冊に好きなように振り分ける。
2015-02-24 22:00:38- 2007年~2011年の結果は「こちら」で日本語でまとめてあります。2012年と2013年の結果は当時ツイートしただけだったので、改めてこのTogetterの下の方でまとめました。
韓国のミステリファンが選んだ2014年日本ミステリランキング 1位 東野圭吾『虚ろな十字架』 2位 折原一『グランドマンション』 3位 青崎有吾『体育館の殺人』 4位 三津田信三『百蛇堂』 5位 東野圭吾『夢幻花』 6位 井上夢人『ラバー・ソウル』 7位 三津田信三『のぞきめ』
2015-02-24 22:01:478位 三津田信三『蛇棺葬』 9位 山白朝子『エムブリヲ奇譚』 10位 逢坂剛『百舌の叫ぶ夜』 11位 山田宗樹『百年法』 12位 東野圭吾『真夏の方程式』 13位 有栖川有栖『マレー鉄道の謎』 14位 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 5』 15位 米澤穂信『クドリャフカの順番』
2015-02-24 22:02:5916位(2作)京極夏彦『絡新婦の理』、皆川博子『開かせていただき光栄です』 18位(2作)乾ルカ『夏光』、高木彬光『誘拐』 20位 三津田信三『赫眼』 1~10位の作品の韓国版の書影はリンク先で見られます。→ cafe.naver.com/mysteryjapan/2…
2015-02-24 22:05:27韓国の別のサイトの2014年ミステリランキング(こちらの対象は日本ミステリに限らない)
韓国で集計・発表されたミステリランキング、もう1つ。こちらは日本ミステリに限らず2014年に出版されたすべてのミステリ小説が対象。投票者は46名。韓国の老舗のミステリ情報サイト「ハウミステリ」が主催するもの。 howmystery.com/notice/250591
2015-02-24 22:45:18こちらのランキングは、各自が年間ベストを3冊選ぶというのは一緒だが、それぞれを1点で集計するので順位の差がつきにくい。10位以内の作品(11作品)のみツイートします。
2015-02-24 22:45:57- 2009年~2011年の結果は「こちら」で日本語でまとめてあります。2012年と2013年の結果は当時ツイートしただけだったので、改めてこのTogetterの下の方でまとめました。
韓国のミステリファンが選んだ2014年ミステリランキング 1位 ジョン・ディクスン・カー『皇帝の嗅ぎ煙草入れ』 2位(2作)青崎有吾『体育館の殺人』 2位(2作)トム・フランクリン『ねじれた文字、ねじれた路』
2015-02-24 22:48:234位(2作)カレル・チャペック『ひとつのポケットからでた話 & もうひとつのポケットからでた話』 4位(2作)ト・ジンギ『ユダの星』(韓国の本格ミステリ作家) 6位(6作)東野圭吾『仮面山荘殺人事件』
2015-02-24 22:49:276位(6作)法月綸太郎『ノックス・マシン』 6位(6作)高木彬光『破戒裁判』 6位(6作)エラリー・クイーン『十日間の不思議』 6位(6作)ジェフリー・ディーヴァー『October List』 6位(6作)トマス・H・クック『ジュリアン・ウェルズの葬られた秘密』 以上。
2015-02-24 22:49:55【昨年】韓国のミステリファンが選んだ2013年日本ミステリランキング
「日本ミステリを楽しむ」の昨年のランキング(2014年2月発表)もこちらに追加しておきます。2013年に韓国で翻訳出版された日本ミステリが対象。投票者は57名。元記事(韓国語)は「こちら」。
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1位 横山秀夫『64』
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2位 三津田信三『作者不詳』
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3位 貫井徳郎『微笑む人』
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4位 西澤保彦『七回死んだ男』
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5位 米澤穂信《古典部シリーズ》(『氷菓』および『愚者のエンドロール』)
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6位 馳星周『長恨歌 不夜城完結編』
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7位 三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』(1~3巻)
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8位 三津田信三『水魑の如き沈むもの』
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9位 宮部みゆき『ソロモンの偽証』
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10位 原尞『さらば長き眠り』
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11位 麻耶雄嵩『翼ある闇』
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12位 西澤保彦『彼女が死んだ夜』
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13位 法月綸太郎『一の悲劇』
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14位 吉田修一『太陽は動かない』
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15位 高野和明『K・Nの悲劇』
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16位 真梨幸子『殺人鬼フジコの衝動』
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17位 宮部みゆき『おまえさん』
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18位 島田荘司『北の夕鶴2/3の殺人』
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19位 法月綸太郎『キングを探せ』
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20位 河合莞爾『デッドマン』
【昨年】韓国のミステリファンが選んだ2013年ミステリランキング
「ハウミステリ」の昨年のランキング(2014年2月発表)。投票者は41名。元記事(韓国語)は「こちら」。
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1位(2作)横山秀夫『64』
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1位(2作)エド・マクベイン『殺意の楔』
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3位(3作)三津田信三『作者不詳』
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3位(3作)ギリアン・フリン『ゴーン・ガール』
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3位(3作)ジョー・ネスボ『コマドリの賭け』
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6位 トマス・H・クック『緋色の記憶』
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7位(2作)三上延『ビブリア古書堂の事件手帖』
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7位(2作)アラン・ブラッドリー『サンタクロースは雪のなか』
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9位(5作)河合莞爾『デッドマン』
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9位(5作)米澤穂信『氷菓』
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9位(5作)ウィリアム・ランデイ『ジェイコブを守るため』
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9位(5作)ジャン=マルセル・エール『Le Mystère Sherlock』【未訳】
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9位(5作)ナ・ヒョクチン『ブラザー』【未訳】
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ジャン=マルセル・エールはこれ↑とは別の作品が2015年4月に邦訳出版予定。『Zの喜劇』(中原毅志訳、近代文藝社、amazon書籍紹介ページ)
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9位に入った韓国人作家、ナ・ヒョクチン(またはナ・ヒョクジン)は、韓国で横溝正史を大ヒットさせた編集者のナ・ヒョクチン氏と同一人物。『ブラザー』(韓国ネット書店リンク)が初の長編小説。韓国での横溝正史人気については、ナ・ヒョクチン(ナ・ヒョクジン)氏がエキサイトニュースの記事「韓国で今、横溝正史がヒットするワケ」(2008年10月17日)で語っている。なお、『ブラザー』は「ハードボイルド・ノワールに推理小説風のトリックを組み合わせた作品」とのことで、特に横溝正史風の作品というわけではないようである。
9位に入ったJ・M・エル『Le Mystère Sherlock』はフランスの作品。ホームズ・マニアたちの変死事件の謎を解明するユーモアミステリだそうだ。こちらで日本語のレビューが読める→ bibliophilie.blog3.fc2.com/blog-entry-116…
2014-02-08 01:31:51【一昨年】韓国のミステリファンが選んだ2012年日本ミステリランキング
「日本ミステリを楽しむ」の一昨年のランキング(2013年2月発表)。投票者は約50名。対象は2012年に韓国で出版された日本ミステリ129冊(うち初訳は114冊)。
元記事(韓国語)は「こちら」ですが、この記事は韓国のnaverに会員登録しないと読めません。(この当時は日本からも簡単に会員登録できたので記事を見ることができたのですが、そのあとnaverの規約が変わってしまい、その後は再登録していないので、私も現在ではこの情報元を見ることができません)。
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1位 高野和明『ジェノサイド』
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2位 馳星周『鎮魂歌 不夜城2』
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3位 米澤穂信『折れた竜骨』
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4位 麻耶雄嵩『隻眼の少女』
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5位(2作)三津田信三『厭魅の如き憑くもの』、沼田まほかる『ユリゴコロ』
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7位 貫井徳郎『後悔と真実の色』
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8位 東野圭吾『新参者』
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9位 誉田哲也『ストロベリーナイト』
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10位 東野圭吾『マスカレード・ホテル』
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11位 道尾秀介『球体の蛇』、
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12位(2作)道尾秀介『光媒の花』、湊かなえ『往復書簡』
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14位(2作)綾辻行人『奇面館の殺人』、連城三紀彦『造花の蜜』
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16位歌野晶午『春から夏、やがて冬』
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17位(3作)東野圭吾『ナミヤ雑貨店の奇蹟』、法月綸太郎『頼子のために』、我孫子武丸『探偵映画』
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20位(3作)宮部みゆき『あんじゅう』、綾辻行人『緋色の囁き』、島田荘司『最後の一球』
【一昨年】韓国のミステリファンが選んだ2012年ミステリランキング
「ハウミステリ」の一昨年のランキング(2013年2月発表)。投票者は47名。元記事(韓国語)は「こちら」。
- 1位 米澤穂信『折れた竜骨』
- 2位 ジョー・ネスボ『スノーマン』
- 3位 ジュリアン・シモンズ『ブラッディ・マーダー』(評論本)
- 4位(2作)エラリー・クイーン『シャム双生児の秘密』
- 4位(2作)クレイトン・ロースン『帽子から飛び出した死』
- 6位(2作)ピエール・ルメートル『その女アレックス』
- 6位(2作)ハーラン・コーベン『The Woods』【未訳】
- 8位 アラン・ブラッドリー『人形遣いと絞首台』
- 9位(3作)エラリー・クイーン『スペイン岬の秘密』
- 9位(3作)ナイオ・マーシュ『死の序曲』
- 9位(3作)ドン・ウィンズロウ『犬の力』