グランクレスト大戦なるTwitterのゲームをやってみよう。 キャラの名前はジャック・ジンセンヴァ。所属はアルトゥーク条約。クラスはアーティスト。 べただが、ヴァルドリンドの侵攻で家族を喪い復讐の為に戦う、と言う事にしよう。(ぉ #grancrest #グランクレスト大戦
2015-02-10 19:35:47【戦闘/戦功2】キミの前で、妙にあっさり撤退していく敵軍、追撃のチャンスだがもしや罠か? あなたがメイジか、メイジの支援を得られれば陽動を見抜き、HP-3、SP+3。でなければ罠にかかりHP-6、SP… appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦
2015-02-10 19:56:01「バカが」 大工房同盟(ファクトリーアライアンス)の兵士、騎馬部隊の一員である彼は、馬の上から後方を振り返って侮蔑の言葉を口にした。後方からは一匹の邪紋使い(アーティスト)が、凄まじい勢いでこちらを追走している姿がある。愚かな事だ。こんな罠も見抜けないのか。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:01:34「よぅし!!」 そして彼は目的の窪地に辿り着き、手綱を思い切り引っ張った。馬は嘶き、前足を大きくあげて止まった。後方からずさっ、と言う音がする。どうやら一人やられたらしい。だが構わない。初戦一般の兵士、向こうは邪紋使い。命と命の交換ならこちらの収支が上だ。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:02:16そして、その男は姿を現した。漆黒の、後方へと流れる様な髪型の男。全身を黒い服に包み、犬歯を剥き出しにしてこちらを見る男。 アルトゥーク条約の邪紋使いが。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:02:25「撃て!!」 彼の号令に従い、迷彩用の特殊な衣服を纏って伏せていた兵士達が一斉に立ち上がり、矢を放つ。 それ等は吹雪の様に男へと迫りその全身を刺し貫き――男は、それと同時に再度、疾駆した。先程こちらを追走していた以上の、馬と並走していた時以上のスピードで。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:03:00「ぁぁ……」 散乱した死体の真ん中で、ジャック・ジンセンヴァは恍惚の溜息をついた。 脳内に反芻するのは、敵の死に顔だ。無様。無様。無様無様実に滑稽!! 己が死んだ事を信じられぬと言うその顔のなんと笑える事か! #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:03:16己の復讐が、少しだけ前に進んだ気がして。 己の憎しみが、少しそれで薄らいだ気がして。 だからジャックは思い切り自分の顔面を殴った。何を惚けている! もっと殺すのだ!! #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:03:23――と、ふと己の邪紋に視線を落す。それは嘗て、己を引き取ってくれた領主の聖印の成れの果てたる混沌核を呑んだ事で生じた紋様。 自分と、自分の父の、今となってはたった一つの絆の証明。それに矢傷を負わせてしまったのは、ほんの少し胸が痛んだ。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:03:30「ごめんなさい。でも大丈夫ですよ、父さん。ちゃんと仇はうちます。ちゃんと同盟のやつばらは、皆殺しにしてあげますから」 にこり、とジャックは微笑み、己の身体にのたうつ邪紋を撫でた。 紋様の上から付いた傷から、血が一滴おちた。まるで、体が涙を流している様だった。 #グランクレスト大戦
2015-02-10 21:03:35【戦闘/戦功2】ジャック@条約の前で、妙にあっさり撤退していく敵軍、追撃のチャンスだがもしや罠か? あなたがメイジか、メイジの支援を得られれば陽動を見抜き、HP-3、SP+3。でなければ罠にかかりHP… appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦
2015-02-11 00:03:09*↑の結果は前日と同一の結果だったので書きませんでした(この日は支援を頂いていたので、正確には結果は同じではありませんでした、気付かず申し訳ありません)。
【内政/戦功3】ジャック@条約は荒くれものの傭兵たちの訓練を指揮する。HP-2。あなたがアーティストか、アーティストの支援を得られれば超人的な力を見せつけてまとめ上げることに成功、SP+3。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦
2015-02-12 18:54:49身を置いている傭兵団のに新入りが入ったから指導しろとジャックに連絡が来たのは今日になっての事だった。つまり、具体的なプランを用意する時間は無かったと言う事である。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:22:04「え、えーと……」 ギンッと音が聞こえてきそうな凄まじい眼力を持った恰幅のいい半裸の男達を前にジャックは少し戸惑った。どうすればいいのだろう。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:22:41彼らは見た限り常人だ。であれば、邪紋使いである自分が指導するのは少々無理があるのではないかと思う。邪紋使いの動きを常人が真似るのは不可能だからだ。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:22:48「……み、皆さん、おれが、皆さんの指導をする事になったジャックです!み、皆さん! 同盟の連中を皆殺しに出来る様、頑張りましょーー……!!」 しょーー……しょー……しょ〜……。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:23:05虚しく木霊する叫び。声を押し殺しながら、嘲笑を浮かべる傭兵達。 威勢良く言ってみたは良いが、見事にジャックは滑っていた。 「フッ……。下らん、な……」 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:23:28と、そんなジャックを冷笑しつつ、一人の男が一歩前に出た。他の者と比べると明らかに細身な男だった。くわえて鎧に類するものを一切纏っていない。他の者達は皆、甲冑や胸当てを付けているのにだ。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:23:53「フッ……。貴様の様な邪紋使い、俺は既に戦場で何人も狩って来た……。故に分かる。貴様には執念が無い。憎悪が無い。戦士として最も必要な要素が……欠けて、いる」 その深く蒼い隻眼でジャックを見据えながら、男は続ける。 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:24:33「フッ……。邪紋使いはエゴにより、その能力を行使する者。故にこそ、常にエゴを他者に押付ける習性が、ある……。にも関わらず、貴様のその態度……。さては貴様……『弱い』、な?」 「……ぬぅ」 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:24:52その指摘に思わずジャックは押し黙った。自身が弱い、と言われると反論は出来なかった。何しろ事実だ。自分の力は、目標を果たすのには明らかに足りていない。弱い、と言われても仕方が無いからだ。 「フッ……。図星、か」 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:25:10その態度に満足げに頷くと、男は踵を返して傭兵達を見渡した。 「フッ……。そも、こんなお遊び俺には必要ない。こいつら雑魚は兎も角、戦場の死神たる俺には、な……」 #グランクレスト大戦
2015-02-12 23:25:24