溢れかえる感情は止め処なく 指先は裂けて 枷を愛していると錯覚した すべてを抱きしめるには足らない無力な両腕 手に入れるのは唯一だけでいいと吐き捨てるから 笑えよ #憧憬の殺し方 #選択または選別 そうして降り注いだのは喪失の痛み 囚われたままと気付く 残照
2015-03-12 23:56:48空を目指すカナリヤの様に僕に見向きもしない君が悪いんだ。愛玩鳥は翼を切る必要があるらしい。そうか、きっとこんな気持ちのせいで。そんなモノは捨てて。僕には眩しすぎる。暗く湿っぽい室内が僕の気を狂わせる。 ごめん、最後の手段だよ。 #憧憬の殺し方 #切断 ああ、揺れる瞳が綺麗だね。
2015-03-13 00:11:57不思議だった。美に触れる度苦しくなる事が。吹き過ぎた風に不意に手箱の中味が零れ、古い記憶が甦る事が。大人になれば、愛し合う人に出逢えば治るかしら。いいえ、それは違いました。生きていく限りきっと此儘。ならば愛しんで育みましょう。私だけの小さな花を。#憧憬の殺し方 #栽培
2015-03-13 13:57:14「きみは、僕"だけ"のお姫様じゃあ、なかったんだね。」 #憧憬の殺し方 #砕戀 #売女 pic.twitter.com/ZuI7AUF4p5
2015-03-13 14:57:17なにもかもぐしゃぐしゃのばらばらになってしまった #憧憬の殺し方 #砕戀 #売女 pic.twitter.com/tv6yDjrwXB
2015-03-13 15:01:14振り向いてなんかもらえない 知っているから ただそのまま ただこのまま どんどん遠ざかる背中を どんどん遠ざかる幻覚を 眺めている 声も出せずに #憧憬の殺し方 #諦め
2015-03-13 19:35:40触れることも話すことも簡単にできる。こんなに近い。こんなに容易い。それでも、心の奥底にある仄暗い欲望は見せられないから。まだそばにいられることに感謝を示し、頭がからっぽのふりして笑おう。 #憧憬の殺し方 #ずっと友達という君の言葉
2015-03-13 21:56:54「彼女はいつもはにかむように微笑む。時折見せる寂しがりやなところも愛おしくて。ああ僕が守ってあげなきゃって、そう思っていたんだ。その小さな体を守ってあげなきゃって。」 #憧憬が殺されるまで #憧憬の殺し方 #spinoff pic.twitter.com/lwXPJM2uQ4
2015-03-14 00:08:18色褪せていくものはすべてホンモノではなかったのだと思う。キラキラと輝いていたはずのものも手の隙間から零れ落ちてしまえば砂となった。掻き集めても元には戻らなくて、ならばいっそと、泣きながら踏みにじった。無かったことにできれば、もっと生きやすかったはずなのに。 #憧憬の殺し方 #忘却
2015-03-14 00:12:19「僕はあなたのようになりたい」 そう言って真実を知らずに 追いかけていた僕 でも今となっては ぼやけて思い出せない あんなに憧れていた あんなに愛おしかった あなたと呼ばれた人なんて 「……あなたはだれ?」 冷たい目で僕は #憧憬の殺し方 #忘却
2015-03-14 01:53:53色かたち、佇まい、神様の御手から生れたものはどうしてこんなにも美しく、ひとの心を奪うのだろう。振り回されては困るから、花の香りをかぐ時は深呼吸し過ぎないの。吸い込まれては戻れないから、ほんの少ぅし控え目に。焦がれる思いは押し花にして、独りで胸に抱きしめる。#憧憬の殺し方 #圧縮
2015-03-14 02:26:09閃光に目を細める 強過ぎる光に花は朽ちてしまった これ以上は無理だよ、と潰した双眸 眼窩に芽生える色彩はもう見えない 気付いてはいけないのなら蓋をしろ 変質してしまえばもう戻れない 純粋なだけでない想いが咲き乱れれば もう #憧憬の殺し方 #恋心 死んでしまいたいのは僕だった。
2015-03-14 02:38:12簡単なのは心を殺すことだ。そうすれば誰に何を言われようが傷付くはずもない。既に死んでいるのだから。屍は歩き彷徨う果てに期待もなく朽ち果てていく。あるのは終わるまでの生、尽きるまでの生、分解され土になるまでの刹那。身体だけが生きている。欲望は叫び吼えている。 #憧憬の殺し方 #死者
2015-03-14 03:38:47それは小さな秘密だった。誰にも知られぬようにと見せかけの光を纏ったわたしを、あなたは静かに蝕んでゆく。焦がれてしまっては咎められる。それを知りながらも引き込まれてしまう、そんな自分が嫌いではなかった。嗚呼、きっともう、そろそろ。さあ、わたしを連れて行って、 #憧憬の殺し方 #同化
2015-03-14 09:11:51「あなたのことばが好きです」 告白に似た淡い気持ちの広がりを 忘れたくはなかった。 「あなたのことばが好きです」 あなたのことは好きではないけれど。 でしたか。 偽物を描いたとしてもわたしのことばであったのに。 #憧憬の殺し方 #同族
2015-03-14 09:29:23描きたい景色が 誰かの何かに似ている 何を書いてももう 誰かの何かに似ている 自分に起きた出来事も 誰かの何かに似ている それでも わたしにしかわからないこと 描き出す唯一が欲しかった #憧憬の殺し方 #似ている
2015-03-14 09:39:39手のひらで光る金平糖が羨ましくて手を伸ばせば、いとも容易く掴んだそれはひとつ砕けて砂となった。まみれた粉は甘くあまく、色さえ溶かし消えたまま残り香だけがこびり付いた。握って撫ぜてみたかったきらきらしさまで見失い、せめて忘れてしまわぬように指先を口に含んだ。 #憧憬の殺し方 #模倣
2015-03-14 13:33:05@tos 両親が居て、誕生日にはケーキとプレゼントがあって。笑顔で囲み囲まれる姿。どれだけ憧れても近づく事のできないものか。憧れる対象となっても、自分自身がそれを実現できるか、そしてその意味は。幾つもの憧憬を思い浮かべる。どれも眩しくその影でさえ私は。#憧憬の殺し方 #無し
2015-03-14 18:25:16すやりすやりと眠る横顔 優しくて穏やかで そう 憎らしいほどに愛しくて 手を伸ばしても 届かないのなら その首を 一思いに 締めてしまって #憧憬の殺し方 #絞殺 (ああ、どうして) (僕は君と同じにはなれないんだ)
2015-03-14 21:23:27ここだけが世界なら他に余計なものはいらない。無駄なものは枷にしかならないから捨てよう。僕が半分で、2人で全部だよ。本当のことさ、信じて。お互いに溺れてしまえば醜いなんてことはない。きっとそれが当たり前になる。 #憧憬の殺し方 #依存 他の何かじゃない。僕を、求めて。
2015-03-14 21:34:36私は貴方に問い掛ける。貴方の心は何処ですか、と。貴方の心に出逢うことができたなら、私のこの憧れごとその場に埋めて置けるだろうから。貴方は私に説いて聞かす。自身の心に向き合いなさい、と。自身の事については他人に理解出来ないことの方が圧倒的に多いのだから、と。 #憧憬の殺し方 #説得
2015-03-14 23:02:00雲の上の城。踏み込んだら落ちるのみ。ふわふわふわふわ包まれるなんて、幻想。揺りかごに揺られては何かに許されるのを待っている。肯定する自分の声に目が覚めれば終わりよ。暖かな部屋は自ら作り上げたものだった。 #憧憬の殺し方 #覚醒 夢ならば、現実には有り得ないの。
2015-03-14 23:24:53目を背けたくなる程鮮やかであったあの人が、今は全く霞んで見えた。眩しいまでに輝いていたどの想いも、今は全く姿を消した。望んだはずのこの関係が、今は全く寂しく響いた。その気持ちは、美しかったから、好きだったのに。 #憧憬の殺し方 #成長
2015-03-14 23:32:10