グランクレスト大戦個人まとめ―アラン・ディーゼル

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 手紙を渡された時まさか、と思い、差出人と宛名を確認した時にやっぱりな、と落胆した。そして、落胆した自分に驚いた。手紙が貰えるあてなど一つも持っていない癖に――持たないようにと生きてきた癖に、一体何に期待をしたのか。アランは自嘲に顔を歪める。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 後悔はしない。これが俺の生き方だ。気持ちを切り替え、アランは手紙の本当の持ち主を探してやることにした。自分にはなくとも、その誰かにとってこの手紙は戦場を生き抜くための力になるだろう。それをここで闇に葬るほど冷たい人間ではない。……探し出せるかは別にして。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL アラン・ディーゼル@条約　クラス：アーティスト HP64→63 SP34→37 OPなし　 #グランクレスト大戦 「……アラン違いみたいだな。捨てるのも忍びない、届けてやるか」

甲斐義経 @kai1015811

【激／戦闘／戦功４】なんということだ、アラン@条約はかつて親しかった相手と敵同士として遭遇！　これも戦場の宿命と割り切って討つならＨＰ－８、ＳＰ＋６。本気で戦えず撤退するならＨＰ－５、ＳＰ＋４。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 「……おぬし、もしやアランか」切り結んだ同盟の戦士よりかけられた言葉に驚き、アランはすかさず相手から距離を取った。豊かな白髪を後ろに束ねた老練の戦士。アランの記憶にある男はくすんだ金の髪をしていたが、その面差しは確かに記憶と一致していた。「クルーゲル、さん…」

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 最後に会ったのはもう十年以上も前。アランもまだ生意気盛りのガキだったころだ。アランの父の兄貴分のような存在であったクルーゲルは、アランにとっては本物の伯父同然だった。稽古の相手をしてもらったり、悪い遊びを教えてもらったり…アランの脳裏に彼との様々な思い出が蘇る。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 「…ワットとルナのことは風の噂で聞いた」「…そう、ですか」「本当ならもっと早くお主の傍に居てやりたかった。すまない」「謝ることなんてありませんよ。俺ももう、いい大人だ。…覚悟は出来てるつもりです」「そうか。…いい目になったな、アラン」お互いに剣を構える。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL アラン・ディーゼル@条約　クラス：アーティスト HP63→56（-8＋1) SP37→43 #グランクレスト大戦 「……手を抜く方が、侮辱になる」

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 互いが違う陣営にいる意味を、結果を、二人は知っていた。それが覆ることなどありはしないことも。戦場とはそういうものだ。そして――倒れたのはクルーゲルの方だった。「…儂も老いた。あちらへ行くのに早いということもないだろう」アランは膝を折り、彼の言葉に耳を傾ける。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 「思えば別ればかりの人生だった…それもここで終わる」クルーゲルはにやりと、最後の力を振り絞って口元を歪めて見せた。苦しげな笑みだった。「…お主は、命を粗末にするなよ」それが、最期だった。物言わぬ屍となった男を、アランは暫く黙って見つめる。立とう。そして、進もう。

甲斐義経 @kai1015811

【激／戦闘／戦功４】戦略上の重要拠点と小さな砦、両方が同時に攻められている！　アラン@条約はどちらを援軍に向かう？　重要拠点ならＨＰ－７、ＳＰ＋５。小さな砦ならＨＰ－４、ＳＰ＋３。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL アラン・ディーゼル@条約　クラス：アーティスト HP56→49 SP43→48 #グランクレスト大戦 「俺の取るべき選択は変わらない。重要拠点に向かう！」

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 少し前にも同じ状況があった。アランは報告を聞いてそう思った。あの時は向かわなかった小さな砦が落ち、少なくはない犠牲が出た。今回もそうなるかもしれない。だが――。「重要拠点が優先だ。そっちへ向かう」それでもアランは同じ選択をする。それがアラン・ディーゼルだからだ。

甲斐義経 @kai1015811

【激／危機／戦功１】アラン@条約は連日の激戦がたたり、体調を崩し病気にかかってしまう！　ＨＰ－５、次の診断結果を引くまであらゆる手段であなたのＨＰは回復しない。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 連日の激戦区での戦いで体力が削がれていたところを流行り病にやられてしまった、らしい。確かに数日前から少し体が重いと思っていたが、ずっと気のせいだと思っていた。今朝になって足がもつれたところで流石にこれはやばいと気がついた。戦場でこんな隙を見せたら命取りだからだ。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 大人しく医者に見せればどうやら高熱も出ていたらしい。熱などはかる機会がないから気付かなかった、といえば医者は呆れた顔をした。「邪紋使いの人は大体自分の体を過信しすぎるきらいがあるがね。まぁ薬も出すから、今日はゆっくりベッドで寝ることだ」アランは頷くしかなかった。

甲斐義経 @kai1015811

【後／内政／戦功１】アラン@条約は領内の農地開発に従事する。精魂込めて働くなら国力が底上げされ、ＨＰ－１、ＳＰ＋３。自分向きの仕事じゃないと辞退して休むならＨＰ＋６。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL アラン・ディーゼル@条約　クラス：アーティスト HP44→43 SP48→51 #グランクレスト大戦 普段なら俺のやることではないと断っていただろう。だが戦場に出るほどには回復していない体力で、じっとしているのも退屈だった。「…少しでも体を動かしたいしな」

甲斐義経 @kai1015811

【後／内政／戦功０】アラン@条約を別勢力の密使が訪れ、こちらの陣営につけば厚遇すると裏切りをそそのかしてきた。承諾するなら所属勢力を変更（ＦＡＱを参照）し、ＳＰ＋３。断るならＨＰ＋６。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 体調も良くなり、明日には戦線に戻ろうと考えていたアランの所に１人の男がやってきた。商人だと名乗る男は最初他愛もない世間話をしていたが、そのなかでぽつりと「条約に先はない」と零した。「同盟にツテがあるんだ。情報の一つも持っていけば好待遇で迎えてくれる。どうだ？」

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL アラン・ディーゼル@条約　クラス：アーティスト HP43→49 SP51 #グランクレスト大戦 アランは相手に刃を突きつける。雇い主を裏切るような傭兵が信頼を勝ち取れるはずもない。裏切りはアランにとって最も唾棄すべきものだった。「失せろ。次はない」

甲斐義経 @kai1015811

【危機／戦功２】混沌の作用か、アラン@条約隊の兵糧が異様に早く腐りはじめている。ＨＰ－５、ＳＰ＋１。ロードの支援を得られればさらにＳＰ＋１。 appli-maker.jp/analytic_apps/… #グランクレスト大戦　よろしければ支援を…

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 戦線に復帰したアランを迎えたのは仲間の悲鳴だった。見れば、運んできたばかりのはずの兵糧が早くも傷みはじめているのだ。中にはもう食べられそうにないものもある。「……こいつも混沌の作用ってやつか」アランは歯噛みする。正に出鼻をくじかれる羽目になった。

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 兵糧がないのは死活問題だ。どうする、とアランが頭を抱えたところで後方より朗らかな声がかけられた。「やあ、後方から辻支援に来たよ！ 受け取ってくれ！」それと同時に、どさどさっとアランの前に食料が置かれる。アランの前に現れたのは、まだ年若そうに見えるロードの姿だった

甲斐義経 @kai1015811

@GCtg_TL 元々後方より補給物資を運ぶ任についていたのだというロードーーニクラスは、惜しみなくその物資をアランたちに分け与えた。そして、聖印の力が周囲の混沌の力を消し去ってゆくーー。アランはロードの力を間近に見たのは初めてだった。それは確かに、世界を守るための力だった。