「ICRP111から考えたこと」の頃とアイソトープ協会
「この本ができるまで」と「1章」のサンプルページが不調?『語りあうためのICRP 111──ふるさとの暮らしと放射線防護』jrias.or.jp/books/cat/sub1…
2015-03-11 16:55:36『ICRP111から考えたこと』は、今は、タカさん @birdtaka が配ってくれています。www59.atwiki.jp/birdtaka/pages… 2012年の2月頃の話です。
2015-03-13 12:31:30今回のアイソトープ協会の本の筆者は、存じ上げている人が多いのですが、アイソトープ協会には腹に据えかねるところがあるので、書いておきます。 まず、2011年の4月頃だと思いますが中川恵一先生が翻訳をアイソトープ協会に持ちかけて、翻訳権を盾に拒否されています。
2015-03-13 12:37:23ふざけんな、というのが正直な気持ちです。未曾有の事故で10万人規模の人がこれから苦難の道を歩むことがわかっていて、チェルノブイリでの実体験に基づいたマニュアルがあるのに、翻訳権を理由に断るのはどういうことだ。だいたい、こんな事故は何度もあるものじゃない。今使わないでいつ使うのか。
2015-03-13 12:40:05アイソトープ協会、名前を出しませんが、万死に価すると思います。泣いて逃げた放射線防護の責任者といい、この業界、ろくな体質ではない。
2015-03-13 12:42:50@buvery 「他人の利権に手を出すな。」と言うことでしょうかね。自分ところで翻訳文を作らないと、後日出版して利益を得る際に面倒だということでしょう。視野狭窄してるのだと思う。そういうところで初動失敗した「看板だけ専門家集団」。組織の利益を守ることとことの重大さが理解できない。
2015-03-13 12:45:25筆者の中でも、早野先生は実験物理、丹羽先生は放射線生物学の実験生物、宮崎先生は本当は(なんていうと叱られるかもしれませんが)放射線科の読影の先生で、事故で『えらいこっちゃ』ということで放射線防護に関わった人たちで、あの『業界』の人たちではありません。間違えないでくださいね。
2015-03-13 12:46:34中川恵一先生の方は2011年の事故直後にICRP111が重要なことがわかっていて、先見性があったわけですが、あれは、そのまま読んでも具体的によくわからないんですね。理由は簡単で、基本的に政府当局に対する勧告として書かれているから、どの政府にも当てはまるよう客観的に書いているから。
2015-03-13 12:50:252011年の冬には、私たちはICRP111を作成したロシャールさんと知り合っていたし、ICRP111がロシャールさんたちのベラルーシでの経験に基づくものであること、そしてその体験を書いたものを収集していたので、勧告では省略されている具体的経験を知っていました。
2015-03-13 12:53:00だから、その知識を踏まえて2012年の2月に豚殿こと高井さんと勉強会をすることを決定して、具体的な経験に基づいてICRP111は何をしようとしているのか、そういう議論をしたわけです。togetterに残っています。togetter.com/li/254899
2015-03-13 12:55:45その後に、朝日出版(現在は同社を退職)の赤井さんから電子書籍の形にしないかという話があって、地方自治体や政府でも現場にあたる人に配布すべきと私も思いました。そこで問題の翻訳権の話を直接ロシャールさんとすることにしました。それが2012年の7月。
2015-03-13 13:07:56言っても良いのかわからないけど、書いてしまいますが、ロシャールさんと話した結論は『やってしまえ』、『ICRPから文句がでればなんとかするから』ということだったので、実力行使をすることにしました。
2015-03-13 13:02:39その実力行使として赤井さんたちに編集していただいてできたのが、『ICRP111から考えたこと』なんです。高井さんも私も、『わたしたちの権威』で説得しようとしたつもりは毛頭ないし、被災された方に炊き出しするのが当然のように、役に立つから配りましょう、それだけのことです。
2015-03-13 13:07:09だからね、アイソトープ協会が、『放射線とは無縁の多くの市民ボランティアが』とか『111の考え方を活かして、自分たちの防護活動を始めるグループも生まれました』なんて書いていると、ふざけた話だな、と思うと同時に、豚殿は性格が良いな、とも思います。わたし、そこまで性格良くない。
2015-03-13 13:10:45事故がおこるまえは、放射線防護は、原発作業員や医療従事者が線量浴びたい放題にならないよう労働者を守る仕事だから、権威主義的にガミガミ言っていればよかったんですよ。だけどね、実際に家を追い出された人が何万人いるときにそれでよいのか、という話。@MasayukiTaguchi
2015-03-13 13:13:04未だにアイソトープ協会が、自分たちの権威を守ろうとしているのには、絶句します。あなたたちは、四国にお遍路にでもいって、考えを改める方が先なんじゃないか。
2015-03-13 13:18:02『ICRPから文句がでればなんとかする』と言われても意味わからないかもしれませんが、名前は挙げませんが、アイソトープ協会の例を見てもわかるように、絶望的に権威主義的で不快な人はいて、ロシャールさんとか丹羽先生のような人ばかりじゃないわけですよ。公言しないから、めだたないだけ。
2015-03-13 13:22:00例えばね、ICRPは福島で『ダイアローグ』をしていますが、『放射線は物理作用だが、人が話して何になる、そんなのただの音波じゃないか(大意)』という人もいて、ロシャールさんと、日本での責任者である丹羽先生は、そういうICRPの中の人たちにも認めさせて存続させたわけです。
2015-03-13 13:25:37問題は、こういうアイソトープ協会に代表される『権威主義』がICRP111の主題である自律・自立と真っ向から反対すること。ロシャールさんたちは、ベラルーシで最初のエートス計画を行ったときに、試行錯誤の結果、自律・自立による生活向上を主題とすべきだという結論になりました。
2015-03-13 13:30:46世の中には、他人の自主や自律などが本能的にきらいな人がいます。これは、左右両極どちらにもあって、自称『原発反対派』にも公然といます。その典型例が、阪大に巣食っている某STSなどの連中です。
2015-03-13 13:33:29もう一つ、私は、ICRP111が金科玉条であるとも思っていなくて、当時のベラルーシと今の福島は全然違うところがある。細かいことは今日は書きませんが、ICRP111は現実経験からの知恵だから結構正解なことが多いのだけれど、臨機応変に対処する部分はもちろんある。
2015-03-13 13:36:28だから、『ICRPの出版物に書いてあるからこれが正しいんだ』というのは、やり過ぎても意味がなくて、『これが、この現状では正しい』と実地に応じて判断していくものです。
2015-03-13 13:37:452011年の冬に、『ICRPの新しい勧告を今書きつつあるくらいの気持ち(大意)』というと、『頭おかしいこのひと』とか『なに大きなこと考えているの』という声が聞こえてきましたけれど、そうなります。
2015-03-13 13:40:52