「あたらしい図書館をつくる」(立命館大学・常世田良先生)の空手家図書館員ツイートまとめ
- karatelibrarian
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常世田先生の指摘。どんなにいい図書館であっても、日本中がワンパターンに同じ図書館ばかりになることは問題。いろんな図書館があっていいし、市民がそれを決めるべき。 ←(井上)これ、私がいつも言っていること。激しく賛成!
2015-03-14 10:57:12常世田先生)100年も経てば電子書籍も増えるだろうけれど、現在の過渡期にこれらをどう考えるか、という議論があまりにも少ない。
2015-03-14 10:59:14常世田先生)電子書籍でページを送ると、ページめくりの音がしたり、ページをめくる動画が出たり。何のために、こんなことをやるのか?
2015-03-14 11:02:15常世田先生)電子書籍は、書籍ではなくデータベースのはずだ。出版社がプレーヤーである必要はない。従来の出版流通を維持するために、「書籍」と言っているのではないか。
2015-03-14 11:05:10常世田先生)「電子書籍であっても、○○明朝(大手出版社のフォント)でないといけない」という議論は根本的におかしい。どんなフォントやサイズでも見られるのが、電子書籍。
2015-03-14 11:06:17常世田先生)30年先行しているアメリカでは、政府情報ですら姿を消してしまう現状を目の当たりにして、紙媒体の収集が見直されている。
2015-03-14 11:09:16常世田先生)ネット上で無料で見られる情報は、たかがしれている。本当に必要な情報は、カネを払って利用しなければ。電子書籍やデータベースを税金で負担し、利用者が無料で使えるのは、本と同じこと。情報・知識は共有されてこそ、人類の発展がある。
2015-03-14 11:11:39そもそも、標準的な公共図書館って、どれくらいデータベースを備えているもんだろう?自分は職場でいろいろ使えるからいいけど、そういう環境にない人ってどうしてるんやろ??
2015-03-14 11:12:50常世田先生)図書館の機能を突き詰めれば、情報の共有化。本を借りられるようにするのが、そう。大学の情報も、共有化すればいい。
2015-03-14 11:16:15常世田先生)私学の本だから学外の人に貸さない、などという議論はあまりにも荒っぽい。例えば京都のようなところで、大学が連携してお互いに本を自由に貸し合えばいい。バイク便と契約して、1時間で届けるシステムをつくればいい。現状に満足しているのは、思考停止と言わざるを得ない。
2015-03-14 11:18:04常世田先生)教員が毎日使って必要な本は、きちんと買えばいい。研究室に眠っている本のどれだけが使われているか、きちんと調査したらいい。滅多に使わないものは、どんどん使えるように。 タブーに手をつけて、本当に必要なものにお金を回したらいい。
2015-03-14 11:20:33常世田先生)学部生が大勢で使う教材は、電子化して同時に使えるようにしたら良い。そこにお金を投資すべき。
2015-03-14 11:21:56常世田先生)浦安では、8館+大学1館を毎日回る便を、年間200万円で実現できた。京都で例えば50館で年間1,000万円で一緒にやれば、1館20万円でやれる。
2015-03-14 11:24:11常世田先生)図書館で予約して1年待って読む人は、自分で買わない。購買力そのものが落ちているから、本が売れない。「いい本をつくれば売れる」ということはない。 図書館が新刊書を貸すから売り上げを阻害している、という議論もこれに近い(貸出の9割以上が新刊ではない)。
2015-03-14 11:28:36常世田先生)専門書は図書館が買い支えているし、児童書出版社が図書館にクレームを出すこともない。図書館が読書会など多くの試みで、次世代読者の拡大に努めていることが議論されていない。
2015-03-14 11:30:31常世田先生)海外では、ベストセラーを5割くらいでまとめ買いし、図書館に一定期間有料で貸し出す商売まである。
2015-03-14 11:32:24@BayashiHappy そうでしょうね・・・(今日の会場の)大阪府立図書館さんなどは、例外なんでしょうね。
2015-03-14 11:33:28常世田先生)場としての図書館。日本では、公共図書館でこそラーコモ的スペースが必要。大学図書館にだけ置いておくのは、もったいない。公民館で個室にこもっていては、交流などない。
2015-03-14 11:36:02常世田先生)塩尻市立図書館は、ラーコモ的コンセプトだった。各分野のボランティアによるインキュベーション・リーダーとして活躍。広い空間で、自由に議論。
2015-03-14 11:38:55常世田先生)新しい図書館とは、何か?従来のあり方に対する正当な評価があって、はじめて新しい図書館が検討できるのでは。本質的な新しさについて、よく考えるべき。
2015-03-14 11:43:39フロアから、通りすがりに聞いた中学生の会話を紹介。「図書館に行こうぜ!」「ダメ、あそこに言ったら怒られる!」。 私語か飲食の話?なかなかに、現状を物語るエピソード。
2015-03-14 11:53:38ひと言どうぞと振られたので、「これから大学図書館が、地域の中でどう貢献していくのか、有料登録制度の次にどう踏み出すかが課題に感じている」ということを申し上げてみた。
2015-03-14 12:15:27これにて、「図書館を学ぶ相互講座」終了。 常世田先生、図書館を学ぶ相互講座実行委員会・大阪府立中之島図書館の皆さん、ありがとうございました!
2015-03-14 12:19:50