Aの魔法陣ver.4.5 『探偵』 ゲーム１ "最後の真実"

戯言屋 @zaregotoya

@hastur_1 そういう探偵ではないｗｗ

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回想： なにせ今回の事件は、珍しく時間をかけてＳＤが組み上げたシナリオである。推理ものでありながら、推理から遠いキャラで手を抜いてクリアできるほど、甘くはないのであった。そう、あの館で起きた事件には、驚愕の真実が覆い隠されていたのだ。その真実とは………

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Ｍ１：事件現場に登場する：難易度２５ Ｍ１結果：事件を引き寄せる……そんな能力を持つ人物が全国から集められた施設、探偵学校。武田長治も、その中の一人であった。ただし年齢は３０歳。卒業すれば国家探偵として免許が得られることから、転職する感じで探偵学校の高校生として転校してきたのだ。

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Ｍ１結果２：高校生の中に、熊のような３０歳の大男が紛れ込んでいる。逆コナンというか、なんともシュールな状況ではあるが、そんな彼も、年下の教師から実習があると告げられ、ついに探偵学生として事件現場へ派遣されることとなった。だいぶ年下のクラスメイト達に見送られ、事件現場に向かう武田。

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Ｍ１結果３：安全メットに自転車で、筋骨隆々の男が事件現場に向かう…… Ｔ「あ。行き先聞いてなかった」 ＳＤ「おいｗ」 Ｔ「じゃあ携帯で先生に連絡して確認しよう」 ＳＤ「おう」 ＳＤ（……こいつ、息をするように自然に携帯所持の伏線を張ったな。まあ今回は排除する必要もないが……）

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Ｍ１結果４： Ｔ「歌でも歌いながら事件現場に向かうぜ。あ～あ～♪」 ＳＤ「……うむ。事件現場に到着した。とはいえ現場の館は塀で囲まれていて見えないが」 警官「止まれええ！　怪しいやつー！！」 武田「俺は探偵学校の生徒だ！」 警官「お前のような怪しい学生がいるかあああああああ！！」

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Ｍ１結果５：館の正門前には二人の警官がなんか見張りとかしており、ザ・不審者の武田を通さない感じだ。まあ３０のおっさんが大声で歌いながら自転車こいで来て俺は学生だ、とか言ったらそんなものだろう。さて、はたして武田は事件現場に登場することが出来るのか……？

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Ｍ１結果６： Ｔ「普通に探偵学生の学生手帳とか出して通れない？」 ＳＤ「なるべく警察としては、探偵学生を事件に関わらせたくないんだよ。では詳しい取り調べをさせて頂きます、で長時間拘束されて事件終わりそう」 Ｔ「……なんで？」 ＳＤ「探偵が事件を解決したら警察の面目丸潰れだから」

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Ｍ１結果７： Ｔ「ふむ……じゃあ、館から悲鳴が聞こえる」 ＳＤ「へ？」 Ｔ「設定申請で、館の内部から悲鳴が聞こえて、こんなところで警備してる場合じゃないぜ！　と警察達をそっちに誘導させて、そのどさくさに館に入る」 ＳＤ「んー。今回はそういう設定申請は……ん？　あー。まあ、通るか」

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Ｍ１結果８：館から突如聞こえてきた悲鳴に、正門を守っていた警官がびくりと震える。「ちょっと様子を見てくる！」　片方は館の中へ。残ったもう片方の警官も、武田は筋肉を誇示して威嚇しつつ、この世界では警官が無能化していることを利用して館の中へ誘導した。チャンスだ。館へ侵入する武田……

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Ｍ１結果９： ＳＤ「はい、Ｍ１クリアです。おめでとうございます。無事に館の内部に侵入することに成功したぞ」 Ｔ「おー」 ＳＤ「ではここで、臨時Ｍ＊のお知らせです」 Ｔ「えっ？」

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臨時Ｍ：番犬をどうにかする：難易度５０ 臨時Ｍ結果：館の内部に入ると、豪華な作りの庭で、複数の警官達が命がけで逃げ回っている。追いかけるのは体長２ｍの凶暴な顔つきの番犬、タロウだ。鋭い爪と牙を持った凶暴な獣が、警官達を追いかけている……！ Ｔ「体長２ｍ……？」 ＳＤ「２ｍ」

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臨時Ｍ結果２：どうやらさっきの悲鳴は、番犬に追われる警官が発したものらしい。このままでは人死にが出るかも知れぬ。武田は颯爽とＴシャツを脱ぎ捨てると、脈動する＜筋肉＞の共振で、この番犬の飼い主の人物の筋肉（＝居場所）を探知しにかかる……！（注意：マジでこういう作戦でした）

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臨時Ｍ結果３：女性特有の柔肌もとい柔筋肉を探知。「あちらにこの館の関係者がいるはずだ。事情を話して番犬を止めるといい。時間は、俺が稼ごう！」　雄たけびを上げながら２ｍの凶暴な番犬に組み付く武田。筋肉が唸りを上げる！　番犬が吠える！（注意：今回のセッションは探偵ものです）

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臨時Ｍ結果４：激しく格闘の末、武田は番犬タロウにアームロックをかけることに成功！　「グルルルル！！」「タロウ、やめるんだ！」と、そこへ声をかけたのは、どこか気弱そうな館の関係者とおぼしき青年だ。背後にはメードらしき人物も。青年の声を聞いて、番犬はあっさりと大人しくなった。

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臨時Ｍ結果５： ＳＤ「かなり飼い主に忠実な番犬のようだ。恐らくお前の作戦案だった、発情期の雌の鳴き声を携帯で検索して音声を流す案や、食べ物を口に突っ込んで大人しくさせる作戦では通じなかったであろう」 Ｔ「うーむ……」 どうやら、警官が迂闊に番犬に触ろうとして襲われたらしい。

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臨時Ｍ結果６：青年が挨拶をする。「うちのタロウがすみません……僕はこの館の人間で、餅金一郎といいます。失礼ですが、貴方は？」「俺は事件があったということで、探偵学校から派遣された武田長治だ。事件現場へ案内してもらえますか？（しれっと）」「あ、はい。こちらです」

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Ｍ２：どのように殺されたかを推理する：難易度３０ Ｍ２結果：……武田が館の扉をくぐると、そこには豪華なエントランスが広がっていた。煌びやかなシャンデリア、美しい絵画が壁に掛けられ、高そうな鎧や、巨大な魚がいる水槽など、なかなか豪勢だ。少し成金趣味にも感じられるが。

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Ｍ２結果２：「あん？　なんだ、お前は」　剣呑な声だった。武田が見ると……そこには妙に不機嫌そうな女性がいる。口には煙草をくわえており、威圧するように武田に視線を突き刺していた。「俺はこういうものだ」　探偵手帳を見せる武田。忌々しそうに舌打ちする女性。「そのなりで探偵学生かよ……」

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Ｍ２結果３：「あんたは誰だ？　こっちが名前を明かしたなら、そっちも明かすというのが礼儀なんじゃないのか？」「はっ。探偵もどきが偉そうだな。もう立派な探偵のつもりかい」　そう言いながら警察手帳を見せる女性。「後藤虎徹。ここの捜査責任者だ」「それで、事件現場は？」　嫌そうな顔の後藤。

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Ｍ２結果４：「む……筋肉がざわついている。こちらですね？」「え、ええ、まあ」「おい、お前」　後藤を追いて一郎に案内させる武田。案内された先は、２階の奥まった一室だ。指紋や痕跡を荒らさないよう対策してから（ＳＤ：地味にえらい！）扉を開ける武田……　そこに飛び込んできたのは……

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Ｍ２結果５： ＳＤ「部屋には遺体があった場所と思われる白テープが、いくつも床を囲んでいた。壁や天井の一部には、べったりと血の跡が付着している。ここが事件のあった現場で間違いないだろう」 Ｔ「うーむ……」 ＳＤ「というわけで、Ｍ２：どのように殺されたかを推理する：難易度３０　だ」

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Ｍ２結果６：「被害者は誰で、どんな状態だったんです？」「……被害者は餅金権蔵。この館の主で、バラバラの状態で朝に発見された。第一発見者は息子の餅金一郎。すぐに警察に連絡して現在に至る、だ」　どこか嫌々そうに後藤が話すのは、やはり探偵学生を嫌っているからなのだろうと考える武田。

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Ｍ２結果７：「バラバラだと？　最後に被害者を見たのは？」「昨夜だよ。２４時にメード長が見回りをして、その時に挨拶をしたらしい」　この時、武田の脳裏に浮かんだのは、（人間ひとりをバラバラにする……そんなことが可能なのか？）という疑惑であった。さらに武田は部屋を観察していく。

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Ｍ２結果８：ここは館の主人の部屋だ。豪華なベッド、豪華な照明、窓に、空っぽの棚が妙に目立つ。「後藤さん、あの棚は？」「あん？　あー、あそこには被害者の趣味のコレクションがあったのさ。念のためにこっちで全部押収しておいた」「何があったんです？」「オカルトグッズさ」「……ん？」