Aの魔法陣ver.4.5 『探偵』 ゲーム１ "最後の真実"

戯言屋 @zaregotoya

Ｍ２結果９：「被害者……ここの主人は、そういう気味の悪いオカルト品の収集が趣味だったのさ。本当に髪が伸びるフランス人形とか、呪われた鏡とか、胡散臭いものばかりさ」　後藤虎徹はニヤリと笑う。「もしかしたら犯人は悪霊とかかもしれんから、さっさと帰ったらどうだ？」　武田、これをスルー。

シュワ @shuwa_craft

@zaregotoya フランス人形・・・ pic.twitter.com/D7Rnar01Ri

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@shuwa_craft やみのまっ！

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Ｍ２結果１０：「……どうも引っかかるな。本当にここでバラバラ殺人なんて起きたのか？」　筋肉の脈動が、何か違和感を感じている。「後藤さん。検死結果とかって、もう上がってるんですよね。それ教えて貰えませんか？」「……死亡推定時刻は深夜２時、だそうだ」　機嫌悪そうに答える後藤。

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Ｍ２結果１１：「他には？」「……鋭利な刃物、包丁とかナイフとか、そういうのでバラバラにされたっぽいな」「この部屋で本当にそれが行われたかどうかまでは、分からないんですか？」「……現在捜査中、だ」　後藤の表情は険しい。それを見て武田は、おや？　と思った。怒りの質が違う気がした。

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Ｍ２結果１２：筋肉の共振が、武田に僅かながら後藤の感情を伝える。（……なるほど。その程度のことしか分からないぐらい警察が無能化していることを憤っているのか、この人は……）　ならば。「どうでしょう。うちの探偵学校でも検死能力を持った人はいますので、そちらの持つ情報をこちらに……」

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Ｍ２結果１３：後藤が嫌そうな顔になるのを見ながら、「真相が分かれば、それは全部警察側の手柄にすればいいですし」「……何だと。おいガキ、もう一度言ってみろ」　武田へ強い敵意を向ける後藤。「何が、不満なんですか」　後藤の目は真っ直ぐだ。「お前の上前撥ねるわけにはいかんだろーがよ……」

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Ｍ２結果１４：「……。それなら、この＜探偵学校の推理教科書＞を読んでくれ」　推理教科書を取り出してページをめくる武田。「あん？」「ここに書いてある通り、俺達探偵は、謎さえ解ければそれでいいんです。それに教科書には」　武田は言った。「警察は味方である、と書かれている」

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Ｍ２結果１５：後藤は、きょとんとした表情を浮かべた後、なんじゃそりゃ、と呟いた。「教科書通りってわけかよ」「まあ、探偵学生として事件に派遣されるのは、今回が初めてなんでな」　後藤は頭を掻いた後、溜息を吐いて、「……それなら、まあ。事件の先輩が協力してやらんわけにもいかん、か」

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Ｍ２結果１６：警察の得た情報を、探偵学校に送って解析が行われる。しばらくして届けられた結果を、二人が目を通すと……そこには『血液の飛び散り具合や遺体の配置から、被害者がここで殺害されたのは確実』と書かれていた。別の場所でバラバラにされたんじゃないのか、と当てが外れた様子の友人Ｔ。

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Ｍ２結果１７：そして報告には、こうも書かれていた。『遺体はナイフや包丁などの刃物で切り裂かれてバラバラにされたようだが、人体には筋肉の他に固い骨で構成されており、それらごと切り裂いている様子から、とても人間業とは思えない』とのことである。疑問が、さらなる謎を呼ぶことに……

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Ｍ３：怪しい人物を絞り込む：難易度３５ Ｍ３結果：「餅金権蔵の息子、餅金一郎です」「メード長を務めている立花透子と申します」「刑事の後藤だ」「探偵学校高等部一年生、武田長治です」　テーブルで向かい合う４人がいるのは、館の中にある応接室である。取り調べの時間であった。

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Ｍ３結果２：警察が怪しい睨んでいるのは、第一発見者である餅金一郎と、最後の被害者と会話をしている立花透子だった。というより今回の事件は、高い塀や優秀な番犬の存在から、外部犯ではないだろうと早い段階で舵取りが行われており、武田もそれには頷くところであった。では犯人は、誰なのか……？

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Ｍ３結果３：武田の脳裏に浮かぶのは、探偵教科書に書いてある一文、“不可能なものを除外していって残ったものが、たとえどんなに信じられなくても、それが真相である”だった。犯人であるにせよ無いにせよ、何らかの確実な証拠などさえ見つかれば、捜査は前進するはずである。真実を明らかにせねば。

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Ｍ３結果４：「ええと、被害者の餅金氏は、誰かに恨まれていたりなどはしていたんでしょうか？」　武田の問いに大して、僅かに不自然な間があったことを、後藤刑事は見逃さない。質問は探偵学生にさせて、彼女は容疑者を観察する役に徹している。「え、ええ。まあ、そうですね……」　一郎が答える。

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Ｍ３結果５：「父は貿易商を営んでいましたが、かなり悪どいやり方で金を稼いでいました。殺したい人間くらいはいるんじゃないか、そう思います」　そう語る一郎自身も、殺された父親のことを話すにしては、妙に嫌悪感がにじみ出ていた。あんな父親のことなど話すのも汚らわしい、とでも言うように。

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Ｍ３結果６：「あなた方は餅金氏に対して殺意は無かったんですか？」　あっさりと尋ねる武田の言葉に、怒りの表情で口を開いたのはメード長の立花だ。「私達を疑っているんですか！？」「ええ、その可能性もあります」「っ……！」　顔を真っ赤にして怒る立花を、「ま、まあまあ」と諌める一郎。

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Ｍ３結果７：「確かに……僕は父に対して敵意を抱いていました。ですが……僕は殺してはいませんよ」「お二人は深夜２時頃、どちらに？」「自分は寝ていました」「私もです。当たり前でしょう？　朝だって早いんですから」　怒りの表情で武田を睨み付ける立花。かなり怒らせてしまったらしい。

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Ｍ３結果８：（ＳＤ談：なお、ここで友人Ｔが「筋肉の動きを読んで嘘か本当かどうか読み取る」と言いだし「ほう。ちなみにどういう風に？」「あなたは犯人ですか？　とか、協力者はいますか？　とかで……」「お前それで分かったら推理物としてアカンやろｗｗｗ」というやり取りがあったが割愛する）

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Ｍ３結果９：筋肉を利用して相手の心情を能力的に読み取ろうとする武田であったが、犯人の疑いをかけられている二人は緊張のためか、筋肉を読み取ることは難しく、結局ろくに推理も出来ないまま、ただ時間だけが過ぎてしまった。ただ……それでも武田には引っかかることがあった。それは……

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Ｍ３結果１０：（……この二人には犯行時刻のアリバイもなく、餅金氏を殺す動機もありそうだが……犯人にしてはバレバレというか……）　こう、うまくは言えないが、二人は犯人ではないような気がしつつも、しかし……断言することも出来ない武田であった……（ＳＤ談：ダイスロールで中間判定でした）

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Ｍ４：事件を終わらせる：難易度４０ Ｍ４結果：そして、事件は時間切れを迎えることになる。エントランスに集められた探偵学生の武田長治、被害者の息子である餅金一郎、メード長の立花透子に、刑事の後藤虎徹は、こう告げた。「餅金一郎。悪いが一番怪しいのはアンタだ」「なっ……なんで僕が！？」

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Ｍ４結果２：「いやなに。あんたが一番餅金氏に対する殺意がありそうでアリバイも無いからさ。じゃ、署までご同行願おうか」「そ、そんな横暴な！　……僕じゃない！」「ほう。ならそっちのメードかな」「そんな適当な……それでも警察なの！？」　叫ぶ立花。そして一郎は沈痛そうな表情で……

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Ｍ４結果３：「…………立花さん。もう、いいんじゃないかな。君が犯人だって、僕は知ってるんだ。自首しよう」「はあ！？」「僕が犯人でないことは、僕が知っている。そして君が父に雇われていたのは、病死した母に君が似ていたからで、そのことで君は……」　頬を叩く音がエントランスに響き渡る。

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Ｍ４結果４：「ふざけるんじゃないわよ！　怪しいのはあんたじゃない！　あんたのタロウよ！　あれはあんたの言うことしか聞かないわ！　あいつに権蔵を襲うよう仕向けたんじゃないの！？」　目を光らせる後藤刑事。「なるほど。確かに被害者は人間業ではない方法でバラバラにされていたな……」