【浴衣と】雫【ジェネラル】

さんま（裏口） @ura_samma

ジ「とても、静かだな」 浴「えぇ。それに、月もとても綺麗です」 ジ「あぁ…そうだな」 浴「・・・」 ジ「・・・」 ジ「すまないな。私の我儘でお前には迷惑をかけっぱなしだ」 浴「…良いのです。これは、僕の選んだ事ですから」 pic.twitter.com/puXMDQ1UEq

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さんま（裏口） @ura_samma

ジ「後悔はしていないか？今なら、引き返せるぞ。別に、私の我儘に付き合う必要などない」 浴「そんな事を仰らないで下さい。貴方の為なら、この身を捧ぐ事など恐ろしくはありません」 そう言って浴衣は私の手を握り返した。 pic.twitter.com/FSk5pnKykf

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さんま（裏口） @ura_samma

月明かりに照らされた彼は、いつもの優しい笑みを浮かべ、私はその優しさに酷く安心してしまう。 浴「泣かないで下さい。僕は、最期まで貴方と居られて、とても幸せです」 ジ「…!!」 そう言われて私は、涙で頬を濡らしている事に気が付いた。 pic.twitter.com/8hqx6PFlom

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さんま（裏口） @ura_samma

ジ「すまない…浴衣。私は…私はっ」 浴「ふふっ、本当に貴方は、泣き虫な方ですね」 止め処なく溢れる涙を抑えきれず、泣き崩れる私の手を握り続ける。 その手の温もりが、より一層私の心を強く締め付けていた。 pic.twitter.com/SynlurKLNa

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さんま（裏口） @ura_samma

浴「ご安心下さい。いつまでも、こうして貴方から決して離れないようにしますから」 ジ「有難う…浴衣、愛しているよ」 浴「僕もです、将軍さん」 手の温もり、頬に触れる風。 全てが、心地良い。 でも、その感触ももう・・・ pic.twitter.com/kpFXnchfE5

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さんま（裏口） @ura_samma

身を包み込む静寂、冷暗、寂寥。 しかしそれも、この手に感じる温もりが、全て消し去っていく。 浴衣、其処に居るのだな。 『はい、僕は、貴方のお傍に』 浴衣、今私、心から思えるんだ。 貴方に会えて、よかったと。 pic.twitter.com/0TXugsWt5C

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