(ダミ声)荒野を旅するセクシー美女テロ軍団、我らが女神、エフアイエス・セクシー・ストライキング・バンド、FSSB!
2015-03-24 14:38:36マリア!「世界最後のステージの幕を開けましょうッ!」セクシー!ソー・セクシー・エクスプロイッティン・ブルネット・ビューティー!体育座りが良く似合う、ただの優しい我らがリーダー!ガングニール!
2015-03-24 14:41:39切歌!「トイレはそのへんでちゃちゃっと済ませちゃうから大丈夫デース!」ソー・テンプテイティン・ブロンド・エアーヘッド!とにかく語尾がおかしいが金髪でカワイイ!歌は歌える!恥ずかしい手紙はやめときな!
2015-03-24 14:44:14調!「おもった通りの味が出た」ソー・エキゾティック・ダークヘアード・ゴシック!ゴス!ゴシカル!ソー・ゴシック・キューティー・バズソー・ビューティー・ソウジャ!変身バンクがエロいが年齢はリーガリー・プロブレム!
2015-03-24 14:47:02ナスターシャ!「…何故そこで愛ッ!?」ソー・リアリスティック・オールド・ミスティック・バイオレント・ファム!(ロケット射出が視聴者に与えた)パンチりょくはメンバー最強!マシンガン?私の車椅子ギアにまかせなさい。その腕力でボーンナム並みのドラミング!
2015-03-24 14:50:13キューティービューティーハニービー!VTOL(盗品)に聖遺物(盗品)を詰め込み、四人のビューティフル・ガールズ・ソー・セクシーがトラベリング!「マリア!実はフィーネじゃないってホント?」「セレナァ…」……FIS・バンド 〜戦姫絶唱女囚軍団〜 今夏スタート!(四人の背後で爆発)
2015-03-24 14:53:12海面を疾走する悪魔の申し子……ヤツが来る!なぞの現代忍法を武器に、忍者戦士がやって来る!吹き飛ぶチャカ!ヤクザ!鮮血量33倍!あなたのお母さんにはけっしてみせないでください……『海面ランナー忍者マネージャー』近日公開!
2015-03-24 14:59:28この感動……覚えていますか?少年の大切な友達……それは、ノイズのぶどうさん。やがて別れのときがやってくる。『ぼくとトニー』……全世界が、涙する。
2015-03-24 15:00:36エッ!?藤堯さんが二課をやめてコメディアンに?そんなの嘘だ!突然の彼の行動には、ある重大な理由があった……オペレーターの絆を見つめ直す感動巨編。ぼく、藤…なんとかさんのこと誇りに思うで!『さよなら、ぼくのコメディアン』近日公開。
2015-03-24 15:03:29常在戦場のSAKIMORIが……エーッ!?ネコちゃんになっちゃった!「お前……本当にセンパイなのか?」「ニャー(そうだ雪音)」タイムリミットは48時間!風鳴翼は可愛い後輩の命を護れるのか?走れ!猫!『ニャンとも防人キラー』近日公開。
2015-03-24 15:05:42ブーブブブンブンブーン、ブーブブブンブンブーン……ベース音がライブハウスの控え室から漏れ出す。クソッタレの太陽は今日も高く、ライブハウスの前を走るでこぼこのアスファルト道と、我らがFISのステルスVTOLの翼面は、ベーコンエッグマフィンが作れそうなほど熱々に熱されていた。 1
2015-03-24 15:11:58陽炎の中を歩いてきたのはピンク髪の美女だ。すごいバストだ。一方でウエストは引き締まり、再びヒップはすごい。彼女こそ武装組織フィーネのリーダー、マリアである。ヘソ出し、そしてホットパンツ。手にはバケツと洗剤だ。当然、これからこのVTOLを泡まみれにして洗うのだ。 2
2015-03-24 15:13:51「ハァーッ!ハァーッ!」まったく、終わりを司る怪獣の火球のような暑さだ。マリアの胸には玉のような汗が浮かび、意地の悪いテキサス州の太陽をぎらぎらと反射させた。ゴキブリが中で蒸し焼きになったビール瓶を蹴飛ばし、VTOLを洗う。「ハァーッ!ハァーッ!」タンクトップが汗と泡でにじむ。3
2015-03-24 15:15:56「たまんねぇな!」「マジでたまんねえよ!」「ハァーッ!ハァーッ!」「たまんねぇよ!」「たまんねぇ!」「ハァーッ!ハァーッ!」案の定苦戦するマリアを二人の中年男性が囃し立てる。「たまんねぇ!」「……避けてみるデェス!」「あん?」二人はまとめてブッ飛んだ。切歌のパンチを受けたのだ。4
2015-03-24 15:17:49「ツケがめちゃくちゃ溜まってんだぞ!」白衣に銀髪眼鏡の風貌のライブハウスオーナーが道を歩いてくる「好き勝手に歌いたい放題のやりたい放題ぃッ!あんまりだ!」「大丈夫です。貴方は黙って見てなさいな」横に並んで歩くナスターシャ教授は、涼しい顔で言った「今夜、ライブを行います…ッ!?」5
2015-03-24 15:23:16マムが目撃したのは、馬乗りになって男をタコ殴りにする切歌だ。その隣ではマリアが怯えて体育座りをしている。「何をしているのですか、あなた達」「何してたんデスっけ…私たち」と切歌。マリアは涙目になりながら言う「セレナァ…」 6
2015-03-24 15:26:59ブロロロー。ピンク色の大衆車が、少し離れた場所で止まる。何故か全裸の女性が助手席の窓を開けてライブハウス前の騒動を見る「あれは、FISッ!」彼女はフィーネ…終わりの名を持つ者!暗い紅色の衣服に身を包んだ女助手に命じ、車を発進させる。いやな予感だ。 7
2015-03-24 15:34:31「奴ら……既にこの街に」フィーネは白手袋をも外し、金色の蛇目を陽光に光らせた。「おのれFIS!もしものために第三作戦を準備しておきなさい」「ちょっせえ…」……さて、FISのシュルシャガナ使い、月読調は? 8
2015-03-24 15:38:43調は白いエプロン姿で、ライブハウスのキッチンから車道の乱闘を眺めていた。「おもった通りの味が出た」満足気な言葉が漏れたが、彼女が調理したのはインスタント・ヌードルである。外からはひっきりなしに、切歌の特有の鳴き声『デース』が聞こえてくる。 9
2015-03-24 15:46:29「何つくったデスか、調!」窓を挟んで切歌が立った。「298円」「ごちそうデェス!」「わたし重たい機材運ぶの嫌…」「そこでノビてるウェルにやらせればいいデス」「うん、それならいいと思う……さっきの車、見た?」 10
2015-03-24 16:11:57「車?いっぱい見たデスよ」と切歌。「違うの切ちゃん、さっき向かいに留まったピンク色の車。中に裸の女の人が乗ってた」「デース!?」切歌はすんすんと鼻を鳴らす「調もたまには冗談を言うんデスね!はやく食べないと伸びちゃいますよ!」机の上に置かれた容器からスープの良い香りがする。 11
2015-03-24 16:16:54「そうだね切ちゃん…」調はインスタント麺の蓋を剥がして食べ始めた。「でも本当にいたよ」「全裸の女性が…?」マリアがドアを開けて中に入った。「……見間違いじゃないかしら」「マリアまで…あ、マリアのはこれだよ」「『黒い豚カレー』…頂くわ』 12
2015-03-24 16:23:30