佐々木俊尚 (sasakitoshinao)さんのSONY批判ツイートとそれに対する本田雅一(rokuzouhonda)さん・西田宗千佳(mnishi41)さんの反応

なんかすごいTLやtogettrでSONYについて賑わっていたのだけど、佐々木さんに対するこんなご意見もあったのでまとめてみました。
128
前へ 1 ・・ 3 4 次へ
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

あと最近思うけど、この10年の間にジャーナリズムの「取材源」「情報源」はもの凄く多様化してきたと思う。先日ブログに書いたデータジャーナリズムでの政府などのデータベースもそうだし、ブログやツイッターなども貴重な情報源。

2010-12-17 22:40:46
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

人に会って取材するというのはもちろん今でも重要だけど、それと同じぐらいの価値でブログなどを経由した情報の重要性が高まってきていると思う。個人的には記者発表会でだらだらつまらない質疑応答聞いてるよりは、発表会を報じるブログやニュースを読んでからピンポイントで人に会いに行く方が良い。

2010-12-17 22:43:43
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

だから私は基本的には発表会にはほとんど参加してません。あと左耳の聴力がなくて雑踏では声をほとんど聞き取れないので、見本市取材も皆無。情報収集は膨大なウェブの情報源を横断し、後はピンポイントで会いたい人に会う。それだけ。

2010-12-17 22:45:12
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

発表そのものは素晴らしくても、質疑応答が下らなさすぎというのが多すぎ。RT @ayumu_kohiyama: つまらなくない記者発表会っていうのは?

2010-12-17 22:47:07
ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ / メタバース炎上対策専門家 @otsune

「発表会や見本市に行かない→だから駄目ジャーナリスト」は論理が飛躍してる。正確には「新書の内容にミスが多い→現場で見かけないし取材が足りていないのでは?(推測)→だから駄目ジャーナリスト」と批判しないと論理がつながらないよね。

2010-12-17 22:52:00
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

いま700ぐらいのフィードを購読し、毎日1000強の見出しが流れてくる。これが私にとっては最強の情報源で、発表会レベルの話はこれでだいたいカバーできる。あと「業界裏話」とか「人事」とかはいっさい興味ないので、そういう取材もしない。

2010-12-17 22:52:19
ǝunsʇo ıɯnɟɐsɐɯ / メタバース炎上対策専門家 @otsune

ジャーナリストが見本市に行くかどうかとか、発表会を精力的に取材するかどうかなんて読者からしたらどうでもよくて。努力したり汗かいたりする自慢とは関係なく、テキストの内容が分かりやすくて正確かどうかだけに興味があるよなぁ。

2010-12-17 22:55:19
本田雅一 @rokuzouhonda

正直、どっちでもいいです。喧嘩しているわけじゃないし

2010-12-17 23:08:56
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

ジャーナリズムの仕事というのは、世の中で起きている何かについて、その「何か」を情報とともに意味づけを提示し、可能性も含めて解き明かすこと。その役割を認識してないメディア業界人はけっこう多いと思うんだよね。

2010-12-18 00:00:20
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

解き明かすためには、情報をあらゆる場所から横断的に得る。人に会うこともあれば、文献に当たることもあり、ウェブを読むこともある。その情報収集の総体として、対象物の全体像と未来像を浮き上がらせること。それが私の仕事の目標。

2010-12-18 00:01:36
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

よく年配の新聞記者とかが「最近の記者はグーグル検索ばかりしていてけしからん! 現場で学べ」とか怒る。でもそういう記者に限って凄い勉強不足で、とんちんかんな質問を相手に投げて閉口されたりしてることが多い。現場も大事だが、それと同じぐらいにリサーチも大事。要はバランスの問題。

2010-12-18 00:03:36
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

ソーシャルメディアでリアルとバーチャルがシームレスになっているように、ジャーナリズムでも情報源がウェブか書籍か人か、ということは実はフラットになりつつある。それが先日のブログエントリーで書きたかったことでもある。 http://bit.ly/fs6EeA

2010-12-18 00:07:47
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

そもそもデータジャーナリズムなんて旧来のジャーナリズム定義でいえば、「こんなのジャーナリズムじゃないだろう」と一蹴されるようなものなわけだしね。

2010-12-18 00:08:24
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

ITなどの経済系ジャーナリズムで問題なのは、たとえばひとつの商品は企業/消費者/株主/・・といったいくつかのステークホルダーの重なりに存在してる。でもたいていは企業だけ取材し、結局企業の言い分しか記事にならないことが多い。消費者や株主、あるいは第三、第四の目の指摘が欠如する。

2010-12-18 00:12:01
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

だから経済系のジャーナリズムは、「企業目線」になってしまうことがとても多い。企業人を対象にした記事ならそれでもかまわないが、消費者をターゲットにした記事でそれを書いてしまうと誤りが生じやすい。

2010-12-18 00:18:32
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

この膨大な情報の中から、いかに的確に情報を選択し、それによって対象物の全容を浮かび上がらせるかということ。だから大切なのはジャーナリストの視座を磨いていくことだ。キュレーションジャーナリズムという言葉も語られるようになってきている。

2010-12-18 00:21:28
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

最近は広報を経由すると事前に記事チェックを求められることも多い。ますます記事は企業目線に近づいてしまう。だからもう広報など経由せず、自分の会いたい人に会って余計な横槍無しに話を聞くのがいちばんいいと思う。

2010-12-18 00:24:10
マネーライター鵜修羅 @ushura

普通に拒否してますけどねー。RT @sasakitoshinao: 最近は広報を経由すると事前に記事チェックを求められることも多い。ますます記事は企業目線に近づいてしまう。だからもう広報など経由せず、自分の会いたい人に会って余計な横槍無しに話を聞くのがいちばんいいと思う。

2010-12-18 00:25:08
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

最終的には自分の持っている視座が、ターゲットとしている読者と乖離しないように努力すること。そしてできうるならその視座が、未来にまで生き延びられるよう努力すること。

2010-12-18 00:25:53
マネーライター鵜修羅 @ushura

「ゲラ確認はできませんよ」というスタンスのままいかに取材を受け続けてもらえるかが、蓄積とか信頼感とか媒体力とかいうものなんだろうなー。

2010-12-18 00:28:13
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

前にある雑誌が私の記事と外資系企業の本社VPのインタビューをそれぞれ掲載しようとしたところ(記事とインタビューは直接関係ない)、「佐々木の記事を載せるのならVPのインタビュー掲載は認めない」と広報に言われて原稿をボツにされたことがあった。

2010-12-18 00:34:55
佐々木俊尚 @sasakitoshinao

その外資系広報に嫌われた理由は、広報経由でいっさい取材申し込みをしたことがなく、なのにその会社のことを何度か(中の別の取材源から聞いたりウェブで情報を収集したりして)書いたからだったようだ。

2010-12-18 00:37:03
本田雅一 @rokuzouhonda

見本市見たら発表会行っただけでも、何らかの判断を下した人がそこにいるのだから、より詳しい情報は得られるけど、まぁ大した事じゃないよ。でも誰が何をしようとしているかなどは大まかにわかるし、そこから別の人にもつながるでしょ。それらに行くのは目的じゃなくてスタート地点を探すため

2010-12-18 00:41:22
本田雅一 @rokuzouhonda

あと当然、自分の意見や推論は入れるべきでしょう。単なる伝言屋じゃないんだから。ただ事実関係やニュアンスの細かなところが解らない事(他人の書いた記事はそう)を元に推論しても、それは言い切れるようなものではないし、ましてそれを事実であるかのように推論を積み重ねても妄想でしかない

2010-12-18 00:44:20
本田雅一 @rokuzouhonda

推測なら推測と言うべきだし、曖昧な話なら曖昧な話だがと断ればいい。それに他人からの伝聞であるなら、伝聞であるとした上で、その伝聞の上に推論を積み重ねなければ(それって何よなファンタジーなわけで)いいんじゃないのかね。カギ括弧付きで書いたものがウソなら、発言者が怒って訂正するよ

2010-12-18 00:46:02
前へ 1 ・・ 3 4 次へ