戦闘記:竹林月下

イツトリさんとの戦闘をざっくりまとめ。初まとめ。偉いぞ俺。
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イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 触れた瞬間、止めるのは無理だと確信した。が、腕は除けない。 「鍛錬の、賜物か」 空白の右腕が、今の左手に倣う黒い鉤爪をもって顕現化する。 空いた相手の脇腹へ、最短距離からの貫手。

2015-03-25 23:42:22
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 片腕の指が纏めて斬り落とされると同時に、その動きすら利用して、捩じ込む動作。 視線が相手の目に再び向く。相手の次の行動を覗き込む。 【負傷:100→85】 攻撃:12 [3D6] 3,3,6

2015-03-25 23:43:30
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 指は取らせに来た上で、殺りに来やがる。 自分の痛みを度外視し、確実な手を取りに来やがる。 こいつは『覚悟』を知っている。 いや、常に『覚悟』して生きているのだな。 いずれにせよ、このままでは腹の風通しがよくなるな。 #GC戦闘

2015-03-25 23:56:46
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 振りぬいた勢いのまま一足飛びを試みる。 背を低く屈み足に力を込め、回避を試みる。 が、速い。 「ぐッ…!」 脇腹が熱い。熱を感じる。 ああ、コレは結構イったな。 畜生。痛ェじゃねぇか。 口元が、三日月に吊り上る。 【裂傷:90→78】 #GC戦闘

2015-03-25 23:57:11
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 飛びながらも相手の片腕目掛けて袈裟に落とす。 当たれば指どころでは済まぬ、一撃を振るう。 瞳の三日月が上弦に浮かび、小さく揺れる。 【袈裟切り:14 [3D6] 6,4,4】 #GC戦闘 #GC戦闘

2015-03-25 23:57:36
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 「一つ、」双眸の月を正面から見つめたまま、再度口を開く。 「致命になると思ったら、容赦は要らない、僕の首を落として止めろ」 振り上げられ、背後へと靡いた刀身が、振り子の要領で帰ってくる。斜めに落ちる斬撃は、貫手から戻る右前腕を綺麗に輪切りにする軌道だった。

2015-03-26 00:10:21
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 徐々に脳から全身に満ちる興奮剤が、思考と反応の速度を加速させる。 その斬撃の、一次元ベクトルを逆向きに辿り、狙われた腕を伸ばした。 当然の結果。まるで薪割りのように、黒い腕が中指と薬指の間から、綺麗に割裂ける。

2015-03-26 00:15:01
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 痛みと言うより、熱。しかし、混沌により変化した腕は、痛みを思考として認識できる程度にしか伝えない。活動に何ら問題はない。寧ろ、好都合だ。肘まで振り抜かんとしたその白刃を、急速に形を回復する腕が、その中腹で巻き込む。人外の所作だと、自分でも思う。

2015-03-26 00:19:59
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina その刃毎相手の身体を引き寄せようと、腕を後ろに引く。身体を捻じり、左腕が相手の正面に来るような位置取りへと、二人分の体重を導く。 緩慢に、地面と平行に持ち上げられた左前腕の外側に、鎌状の刃が展開する。高さはおおよそ、その喉元と同。

2015-03-26 00:25:20
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 90度傾いた断頭台が、 真横に、落ちる。 【負傷:85→71】 【三手目:13 [3D6] 6,2,5 】 #GC戦闘

2015-03-26 00:28:48
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 腕を落としたと思えば、刀ごと一気に引き込まれた。 莫迦な、と思うともう遅い。 処刑人の刃が迫っていた。 この世界の認識を改めねばなるまい。 目の前に居るのは人間だということを忘れろ。 こいつは、鵺である。 【恐怖:78→65】 #GC戦闘

2015-03-26 00:43:32
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 相手の体を台に足蹴り。 刀ごと引き払い飛び退く。 抜き際に、さらに腕に深く切り込みながら。 まずは距離を取る。 「殺りに…来ているのだな」 血払い。 相手は無刀なれど、全身凶器。 ふふ、ふふふ。 目がやや吊り上りかかる。堪えろ。 #GC戦闘

2015-03-26 00:45:23
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 無残に切り裂かれた腕を指し、挑発。 「折角治ったのに、残念だったな」 まだ、値踏みするのだ。 相手が全てを出したわけではない。 次の手を引き出せ。 【腕裂き:14 [3D6] 4,5,5 】 #GC戦闘

2015-03-26 00:46:11
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 腹への衝撃と同時に、腕にかかる重さが消える。踏鞴を踏み、距離を置いて地へと降り立つ相手を見、七割ほど割られ千切れかけた腕を見、もう一度相手を見る。 「その刃は、そのためのもの、だろう」 やや、無表情。

2015-03-26 00:53:15
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 四歩。相手への踏み込みに必要な歩幅を計算する。相手もそれを理解しているだろうと考慮する。 一。柔らかな土を右足が踏み込む。背中に慣れた触覚。 二。踏み込んだ足が地面を離れ、跳躍。通常なら、そのまま左足がバネとして着地するべきだが、その過程を無視した。

2015-03-26 00:57:32
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 三。空を扇ぐ翼の揚力が背を押し、推進力となる。テンポをずらす急接近。四歩目はない。必要ない。地を捕らえた左腕を自軸として、右脚を相手の頬へ目掛け、右上から左下への回転。大振りな回し蹴り。 「ならば、僕もそれに倣う、まで」

2015-03-26 01:03:07
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina 首を巻き込めば折れる程度。しかし、話す言葉とは裏腹に生身部分での打撃は、明らかな舐めだった。 挑発への挑発。 勢いで千切れかけていた腕が、明後日の方向へとすっ飛んでいった気がするが、どうせすぐに霧散する、と、意識の外へと追いやった。

2015-03-26 01:08:10
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 明の武将、戚継光が著した「紀効新書」にはこう記されている。 【殺意を受けた上での、鼓動の高鳴り:65→54】 #GC戦闘

2015-03-26 01:20:20
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【これは日本の侍が明に攻めて来た時に初めてわかった事である】 「飛べば、駆ければ、どうとでもなると思うたか」 空に浮かぶ月が二人を見下ろしている。 #GC戦闘

2015-03-26 01:20:59
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【彼らは舞うように跳び回り、前方への突進は光が閃くようで我ら明の兵は 恐れ慄くのみだった】 「俺ら武士は寝ても覚めても人殺しの事しか考えなかった生き物ぞ」 双眸の月は下弦に落ち、笑った。 #GC戦闘

2015-03-26 01:21:20
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【日本人はよく躍動し、一息で一丈(約3m)も 飛び込んできた】 「造作無く四肢を切断し、容赦無く胴を分割し、遠慮無く首を跳ね続けた化物ぞ」 飛び来るを見、鬼切りの太刀を上段に構える。 #GC戦闘

2015-03-26 01:21:40
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【刀の長さは五尺なので一丈五尺の間隔があっても攻撃される】 「覚悟せよ、覚悟するのだ」 駆けるのを知り、白刃が命を狩りたいと戦慄くのを聞く。 #GC戦闘

2015-03-26 01:21:57
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【我が兵の剣では近づき難く、槍では遅すぎて、侍と遭遇すれば皆両断されて殺される】 「貴殿の前に居るのは、化物の王と心得よ」 首折を感じ、思わず歓喜の吐息が口から漏れる。 #GC戦闘

2015-03-26 01:22:16
Grooovy @muzimuzina

@asahara830304 【これは彼らの武器が鋭利であり、両手で振れる強力で重い刀を自在に用いているためである】 「足」 必殺の間合いを覚え。 「貰うぞ」 鬼切りは風を斬り振り下ろされた。 【足切り:13 [4D6] 1,2,4,6】 #GC戦闘

2015-03-26 01:23:06
イツトリ @asahara830304

@muzimuzina ほう、と目を見開く。迎え討つように掲げられた白刃に、黒い布毎腿の肉が食い込んでいく。大腿骨で止まるどころか、そのまま、勢いを増して押し込まれる感触。 目の前が赤く染まる。 比喩ではなかった。 切断された腿に通る太い動脈が、脈動の拍に合わせ血の雨を降らせる。

2015-03-26 01:33:42